テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

濱田家のパンと須田二郎さんのうつわ

2012-10-25 | たべもの


パン好きの私にと、お友達が濱田家さんのパンをお土産に買ってきてくれました。

彼女から、

「ここのお豆のパンはとってもおいしいの!」

と教えてもらい、ずーっと気になっていたのです。

和のお総菜パン(ひじきのパン、きんぴらごぼうのパンなどなど・・・)も充実しているのだそう。

渋谷のヒカリエにも出店されているのですが、
いつも遅い時間に行くからか、お目当てのパンが品切れてしまっていたりと、
なかなかご縁がありませんでした。

左がおまめのパン、右がイチジクのパンです。

おまめのパン、やっぱり人気なだけありますね♪

甘くて、でもちょっと塩気を感じるようなお豆(小豆?)がたっぷりと
あちらこちらにちらばめられています。
とってもやわらかくて、もちもちした生地との相性も抜群です!

そして、ハード系のパンも好きそうだからということで買ってきてくれた
イチジクのパンは、くるみとイチジクがぎっしり。
そこまでハードすぎず、とても食べやすい食感で、こちらもとってもおいしく頂きました☆


やきたてのパン、軽くトーストしたパンは、木のうつわにのせるのが好きです。

木のうつわは水分を吸収してくれるので、
(汗をかいてしまったパンも)木のうつわだとパリッとおいしく頂くことができます。

そこでほぼ毎日愛用しているのが須田二郎さんの木のうつわです。



須田二郎さんは、間伐材や、倒れこんで林や道の障害になってしまったような障害木、家具作りででた端材などを利用して器づくりをされていらっしゃる作家さんです。

91年に西多摩で森林ボランティアの活動を始められ、農業や林業の経験を経て、98年から独学で木工制作を始められたのだそう。

現在千駄ヶ谷のSHIZENさんで須田二郎さんの個展が開催されていらっしゃるということで、
日曜日急いでうかがいました。

個展では、ずっと森を見つめていらっしゃる須田さんならではの
「森の今」を伝えるメッセージなども掲載されていました。

人気の作家さんということもあり、すでに商品数は若干少なくなってしまっておりましたが、
個展最終日の明日25日(木)は商品の追加入荷もあるそうです。
(最終日は17時までだそうです)


来月の11/17~25は世田谷の夏椿さんで個展を控えていらっしゃるそう。

須田さんの木のうつわ、パンやサラダはもちろん、炒め物やカレーもOKとのこと。

「最初にサラダを何度か食べるとドレッシングがしみて防水になりますし、カレーやミートソースもはじき返すようになります。」

いろいろ活躍の場が幅広い木のうつわ、
また欲しくなってしまいそうです。^^

古九谷名品展

2012-10-20 | 美術館・個展


先日、渋谷松濤にある戸栗美術館で開催中の「古九谷名品展」に行ってきました。

「古九谷名品展~躍動する色絵磁器~」
2012年10月7日~12月24日

私が尊敬する、テーブルコーディネーターのクニエダヤスエさんは、古伊万里がとてもお好きで、
テーブルコーディネートにも、古伊万里の器がよく登場しておりました。

ブルー&ホワイトの世界がとても美しくて、
私もいつしか古伊万里の虜になっておりました。
(もちろん、自分では古伊万里の器は持っていないのですけれども・・・)

染付の雰囲気が好きな私は、
鮮やかな色彩の古九谷にはあまり興味を持っていなかったのですが、
先日ちょうど、NHKの「美の壺」で「九谷焼」の回を観たばかりで、色絵にもすこし興味がわき、

「そもそも九谷焼と古九谷ってどう違うの???」

などと疑問を抱き始めたので、
学芸員さんの説明が開催される時間帯を狙って、戸栗美術館に行ってまいりました。
(戸栗美術館では、第2・第4水曜と土曜に学芸員さんが展示説明をしてくださいます)

古九谷の発祥の地は不明とされていて、佐賀県と石川県で論争があるそうですが、
こちらの美術館では(発掘物などから)佐賀県説が有望ではないか?
という見解をとっていらっしゃるそうです。

1610年に朝鮮からもたらされた技術をもとに、佐賀県有田町を中心とする一帯で日本初の国産磁器が誕生しました。(古伊万里)
当初は青色で模様を描く染付が主流でしたが、1640年代後半には技術が向上し、色絵を作ることができるようになります。
その初期の色絵を古伊万里の古九谷様式としてとらえ、今回展示されていらっしゃるということでした。

ふむふむ、
では古伊万里の中でも色絵のものが古九谷(正式には古伊万里の古九谷様式)なのね!!^^

(補足ですが、古九谷はおよそ50年ほどでなくなります。そして、150年後に古九谷の青手や中国の交趾焼などの影響を受けて石川県で作られるようになった焼き物が九谷焼のようです)


最初は中国の磁器や絵画をモチーフにした、中国のマネのようなデザインのものが多いのですが、
次第に日本の着物の柄を取り入れたような日本独特の模様が出てきたり、
ヨーロッパへの輸出が本格化したことにより、
(中国が政変の為に磁器の輸出をストップさせたため、海外から日本への注文が本格化します)
技術が向上してゆく様子がうかがえたりと、
変遷がわかる、とても楽しい展示内容でした。

いつもだったら、

自分の好みか好みじゃないか?

ということばかりに心がいってしまい(笑)、
そこまで注意深く見ることはなかったと思うのですが、
学芸員さんのわかりやすいご説明のおかげで、今まで以上に展示を楽しむことが出来ました。

是非次回からは学芸員さんの展示解説のお時間に観覧しよう!と思ったのでした。


さて、その日は姉のネットショップくらしのたのしみの人気商品、ローズローションのガイアさんでの店頭販売日

マフィン好きの私のためにと、姉がcafe Eightさんのヴィーガンマフィンを買ってきてくれました。

黒ゴマとオレンジのマフィン


モカとバナナのマフィン

ヴィーガンカフェとして有名なcafe Eightさんのものなので、
動物性の材料は一切使っていないマフィンです。

どちらのマフィンも、

黒ゴマ×オレンジ、
モカ×バナナ、

のそれぞれの風味が同じくらいのバランスで感じられるのが、とても意外でした。
(私は黒ゴマとモカの味が絶対的に強いだろうと思っていました)

同じマフィンでもヴィーガンのものはしつこさがなく、
罪悪感(←私だけかもしれませんが)を感じることなくすみますし、(笑)
そしてなによりお味もとてもおいしいので、見つけると買ってしまうもののひとつです。

cafe Eightさんのマフィンは、青山のPURE CAFEさんで購入することができます☆
ランチのメニューもおいしそうなので、今度はお昼時に行ってみたいと思います♪

TOLOパン

2012-10-12 | たべもの


最近はまっているのが、このパン。

池尻大橋の駅近くにあるパン屋さん、「TOLOパン」の「ヒガシヤマ」という名のパンです。

この「ヒガシヤマ」は、お豆腐と豆乳を使って作られたパン。
ご近所のお豆腐やさんのお豆腐と豆乳を使って作っていらっしゃるのだそうです。

最近、「豆乳」とみると思わず手が伸びてしまいます。

豆乳パン、ソイラテ、豆乳チャイ、豆乳クッキー、豆乳ドーナツ・・・

豆乳がどんなふうに変身するのかしらと興味津々で、思わず試してみたくなるのです。



ふわふわとやわらかく、それでいてもちもちとした弾力が楽しめる絶妙なパン。
噛むほどに、ほんのりとお豆腐や豆乳の甘みが感じられるのも魅力です。

いろいろなパン屋さんで、「豆乳」と名のつくパンは試しているのですが、
私はこのパンがピカイチだと思います。


直径20センチぐらいのシフォンケーキのような大きなパンなので、
いつも8つぐらいに切り分けていただきます。

あまりのおいしさに止まらなくなり、危うく1ホールをぺろりと食べてしまいそうになるので、
食べ過ぎ対策として、家に着いたらすぐに今日食べる分以外をソッコー冷凍してしまうという策に出始めました。

(お豆腐や豆乳でできているため、日持ちはあまりしないので、食べきれない場合は冷凍をした方が無難だと思います。)

この「TOLOパン」のシェフは、
青山の名店「デュヌラルテ」でスーシェフをされていらした方だそうです。

他にもいろいろなパンがあって、どれにしようかといつもとっても迷ってしまいます。


スコーン好きとしては、もちろん見逃すわけにはいかず・・・(笑)

右がプレーン、左がふすま入りスコーン、
上にあるのは黒豆のパンです。

どれをたべてもにんまり☆^^

こちらのお店は袋もとってもかわいいのです。

思わずパチリ。


世田谷代田に2号店のカフェベーカリーがあるのだそう。

運動のモチベーションを上げるために、

「パン屋さんを目指してお散歩する」

という方法を編み出したのですが、
結局、目的地でパンを大量買いしてしまうという・・・。

ま、食べた分は、次の日にまたどこかのパン屋さんを目指して、運動すればいいか!・・・な(笑)

今度は世田谷代田目指して出発!!
・・・ですね


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トロパン トウキョウ
住所:目黒区東山3-14-3
TEL: 03-3794-7106
営業時間:7:00~20:00 日曜定休
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トロ コーヒー&ベーカリー
住所:世田谷区代田5-3-1
TEL:03-5787-6732
営業時間:12:00~23:00 火曜定休
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テーブルコーディネート

2012-10-03 | うつわ


うつわに興味を持ち始めたのは、ひょんなことから。

姉に誘われて、クニエダヤスエさんのテーブルコーディネートのセミナーにうかがったことがきっかけでした。

クニエダヤスエさんは日本にテーブルコーディネートというジャンルを広められた第一人者の方。

1人暮らしの経験がない私は、当時自分でうつわを買うことすらなかったのですが、
「テーブルコーディネート」という初めて聞く言葉の響きに好奇心がむくむく・・・☆(笑)


クニエダさんのテーブルコーディネートはとにかくセンスが抜群に素晴らしくて、
ひと目で虜になりました。
お教室は毎回わくわくドキドキの連続。
チャーミングなお人柄もすごく素敵で、クニエダさんは私の憧れの女性になりました。


「テーブルコーディネート」というと、「テーブルセッティング」とごちゃごちゃになってしまい、
いろいろな決まりごとがありそうで、なんだかとても難しそうなイメージですが、実はそうではなく、
「おいしいものをよりおいしくみせるための食空間演出」
のこと。

クニエダさんのお母様が入院されていらしたときのこと。
お母様が病院のプラスティックの容器に盛り付けられたおかゆを召し上がっていらっしゃるのをご覧になって、漆のうつわに盛り付けなおして、漆のお膳に乗せてお出ししたら、とてもよろこんでいらしたというエピソードをうかがいました。

そのお話をうかがって、
まさにそれこそがテーブルコーディネートの神髄ではないかしらと
とても感銘を受けたのを覚えています。

テーブルコーディネートだからと気合を入れて凝ったことをする必要などなくて
ちょっとした遊び心さえあれば、お食事を、そしてくらしを、
よりたのしむことができるのだなぁとしみじみと感じました。



お箸置きとナプキンをちょっと秋っぽい色のものに変えただけですが、
これだけでも私にとっては立派なテーブルコーディネート。

ついでに秋っぽいお花、桔梗?コスモス?何があるかな?
とか
栗ご飯でも作ってみようかな?
なーんて考えて、ちょっとうきうきしてしまうのですから単純です。(笑)