先日、ひょんなことからお招きにあずかった、赤坂迎賓館。
都会のど真ん中に突如として緑の空間が広がり、ここだけ空氣が違う感じがします。
私は偶然にも中学、高校、大学と、
この近辺の学校に通っていたのですが、
迎賓館は近くて遠い場所。
入りたくても入れない空間として、とても憧れが強いものでした。
通学路にやたらと警察の方がいらっしゃるなぁと思ったら、
どうやら国賓がいらっしゃってるようだという噂を耳にしたり。
こっそり門扉の合間から奥にそびえる迎賓館を盗み見てみたりして。
数年前、「ブラタモリ」で、タモリさんが迎賓館を訪れていらして、
うらやましいなぁと指をくわえて観ておりました。
そんな憧れの赤坂迎賓館にお招きにあずかるなんて、
私も齢40目前にして、国賓、公賓として認められたということでしょうか?
…というのは嘘でして、
夏休み特別企画として、
8月4日から10月5日まで、本館と主庭が、事前の予約なしで、入場できるようになっておりました。(*^^*)
通常だったらネットで申し込みをしたり、整理券を求めて並ばなくてはいけないのですが、
それが不要とのこと。
もう数十年前のことですが、その頃はネットで申し込みなどということもできず、
おハガキで申し込みをしたことがありました。
確か、その当時は年に数日のみ公開日が決まっていて、
ハガキで抽選に当たれば見学できるというような形式ではなかったかな?と記憶しております。
(記憶違いでしたらすみません)
母が行きたがっていたので、2人でハガキ申し込みをしたものの、
抽選ではずれてしまい、
「噂どおり倍率高いんだねぇ」
と、残念がったことを思いだしました。
そんな迎賓館を見学できるという、このチャンスを逃すまいと、
喜び勇んで伺いました。^^
説明によりますと赤坂迎賓館は
「外国の元首や首相など国の賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた迎賓施設」。
紀州徳川家の江戸中屋敷があった敷地の一部に明治42年に東宮御所として建設されたものだそうです。
片山東熊という建築家の指揮のもとに当時の一流建築家や美術工芸家が集結し作られた、
「日本における唯一のネオ・バロック様式の洋風宮殿建築」です。
(館内は撮影禁止のため、外観、お庭のみのお写真になってしまい、申しわけありません。)
内部は政府インターネットテレビでご覧いただけるようです。
こちらの方が詳しく、とてもわかりやすいので、ご興味があればぜひ☆
うらにはこんな噴水もあったりして。
こっそり門扉から盗み見をするぐらいではわかりませんでした。
正面の屋根には何故か、カブト?甲冑??
ん?
こちらは果物?
そして、「桐のご紋」も。
建物の内部、お外にも「菊の御紋」と「桐の御紋」があちこちに見られました。
建物の内部にいらっしゃる気さくな警備員のおじさまに
「お部屋には菊の御紋があったりするから、探してごらん」
と教えていただいたので、
各お部屋に入るたびに、菊の御紋をさがしてみました。(^_-)
お部屋の中にはボランティアスタッフの方もいらして、
質問をすると色々教えてくださいます。
探してもどうしてもみつからないときは
「菊の御紋があるとうかがったのですが…」
とズルしてうかがってしまいましたが、
「えっ?
菊の御紋?
そんなの考えたことも探したこともないなぁ」
あれれ?そうなんだぁ(笑)
結局答えがみつからないお部屋もありました。
事前申込不要、整理券不要の夏休み特別企画ではなくとも、
昔と違って、2016年4月19日より通年公開されるようになった赤坂迎賓館。
(事前申し込み、もしくは先着順の当日申込が必要です。また来賓があるときは見学できません。)
本当はこのほかに和風様式の別館(遊心亭)もあるようですが、
そちらは夏休み特別企画のときでもそうでないときも、
いつでも事前の申し込みが必要のよう。
私は頑張るも、はずれてしまいました。
(こちらも政府インターネットテレビでご覧いただけます☆)
ママを連れてきてあげたかったなぁ。
いや、私と一緒にこっそり来ていたかな☆
なんなら、彼女は1人でこっそり、遊心亭にも行ってるかもしれません(^_-)。