テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

小川佳子さんの鍋

2017-02-18 | うつわ


我が家に新しい土鍋が仲間入りしました。
(下に置いているのは同じく小川佳子さんのキャンドルウォーマーです。こちらは以前開催されていたシゼンさんの小川さんの個展で購入しました。)

姉のインスタでちょっとその模様が掲載されておりますが、下記がその時の個展の様子です。


以前、うちの土鍋のご紹介をさせていただいたことがありますが、
今回仲間入りしたのは小鍋。
ごはん1合が炊けるサイズの、いわば1人用鍋といった感じ。

実家には私が小さい時から使用している1人鍋が家族分あります。
昔からの定番の形で、それでごはんを炊いて食べるという感じの土鍋ではなく、
鍋焼きおうどんなんかを食べる感じのものでした。

温めるだけの状態にしておけるので、
食べる時間がまちまちの家族に、
そして、自分の取り分がちゃんと欲しい私には
1人鍋というサイズ感はものすごく重宝なので、
鍋、スープ、煮物、丼物など
いまだに頻繁に使用しておりました。

でも、どうもデザインが好きではないのだよなぁと、
ずーっとずーっと考えておりました。

そんなおり、姉から

「くらしのたのしみで土鍋を扱いたいと思うのだけど」

という話を聞き、
勇氣を出して、大好きな小川佳子さんに
くらしのたのしみのオリジナル土鍋をお願いさせていただきました。

そして出来上がったのが、こちらです

小川佳子さんの土鍋6号

デザインはもちろん、機能性、使い勝手に優れたうつわをお作りになる小川さんは、
もとは建築士さんだったという異色の経歴の持ち主。
(詳細は土鍋ご紹介ページの小川さんインタビューに記載されております)

私たちの要望を、私たちの想像以上に、理想的な1人鍋に仕上げてくださいました。

さて、いよいよ購入するにあたって、迷うのがお色のこと。
サンプル品を拝見した時には、

「絶対、鉄赤!!!」

と即決だったのですが、いざ現物の納品を確認させていただくと…

やばい…迷う…。迷い過ぎる…。

スタッフさんに「私はシルバーにします!」と言われたら、

え…。じゃあ、私もやっぱりシルバーにしようかなぁ…

と決意はぐらついてしまったり、

姉の商品説明を読んでいると、
ほぼ和食しか作らない私の食卓に合うのはやっぱりは鉄赤かもって
氣分になったり…。

結局散々迷った挙句、とりあえず、最初のインスピレーションを頼りに鉄赤に決めました。

この土鍋、手前味噌で大変恐縮ですが、ものすごくものすご~~~くいいです!!!

ご使用前のご案内にも記載をさせていただいておりますが、
土鍋はまず最初に、お手入れが必要です。

すぐに使いたいという、はやる氣持ちをぐぐぐっとおさえて、
まずはお粥を炊いて一晩おいて目止めを。

それ以来、私の食卓では毎日毎日この土鍋での食卓を楽しんでおります。

まず、最初にしたかったのはご飯を炊くこと。
姉に聞いたご飯の炊き方で。

強火5分、ごくごく弱火4分、その後最強火で5秒、蒸らし10分という、いとも簡単な炊き方は
(私の場合)100%失敗しません。

以前野崎洋光さんの本で見たレシピを参考に、
ゆかりとじゃこの炊き込みご飯を作ってみました。

ごはんを炊く際にちょこっとだけ、お酒とお醤油(私はミツル醤油さんの無肥料無農薬のお醤油です)
を入れて炊き、蒸らす際に、
ちりめんじゃこと、龍神梅のしそふりかけを入れて蒸すだけ。
ものすごく簡単でものすごくおいしいごはんになりました。



ある日は肉豆腐を。



食べる時には、先日のシゼンさんの小川佳子さんの個展で買った、
キャンドルウォーマーに乗せてあたためながらいただいたりして。
湯豆腐なんかもこれであたたかくいただけます。

ある日はビーフシチューの温めに。



鉄赤を選んだ理由の一つとして、洋食や洋食器にも、合いそうだなぁと思ったからというのがあります。
リブレフラワーを使いたかったので、こちらのレシピの小麦粉をリブレフラワーに変えて作ってみました。
おこちゃま味好みの私としてはこの感じの味が好みです。

ルパンドゥジョエルロブションのフォッカッチャと一緒に。

私は、フォッカッチャというものはあんまり好きではなかったのですが、
ロブションのフォッカッチャは全く別もの。
フォッカッチャというとなんだかパサパサとしている印象だったのですが、
ロブションのフォッカッチャはずっしり、もちっとしていて
ものすごくものすごくおいしくて、
渋谷駅で降りることがあると必ずヒカリエに寄って、フォッカッチャを買ってしまいます。

ロブションのパン屋さんは恵比寿や、六本木などにもありますが、
フォッカッチャはヒカリエ限定なのかもしれません。
売切れてしまっている場合もあるのですが、あると必ず冷凍用も買ってしまったりして。
冷凍用のはずで買ったものも冷凍する前に次の日に全部食べきってしまったりして…(笑)
とにかく大好きです(笑)

このロブションのフォッカッチャや他のおいしいパンと一緒に、
朝ごはんにも土鍋をご活用いただくのもいいかもしれません。

私がちょっと一献足りないなという時に最近はまっているのは、
キャベツと卵の蒸し煮。



誰かに聞いたレシピだと思い、出どころは定かではないのですが、
千切りにしたキャベツをどさっと土鍋に入れ塩を振り、蓋をして2分くらい蒸し、
その後に卵を落として蓋をして卵が好みの固さになるまで(私の場合は2分くらい)
また蒸して最後にコショウをぱらりという簡単レシピ。
時間がない朝でも、火にかけておけばすぐできます。

さあて、今日はこの土鍋でなにを作ろうかなぁ☆
また寒くなってきたから、おでんとかにしようかな(^^)

女子力

2017-02-10 | つれづれ



お茶を習っていらっしゃるスタッフさんとお話をしていた時のこと。

「しゅりさん、数寄屋袋はお持ちですか?」

ん?
数寄屋袋ですか?

はい、
お茶のお稽古で、最初の日に支給されたものがあります。
支給されたものなので、氣に入ってるとかそういうのではないんですけどね、
持ってます。

「そうですか」

そんな会話があった数日後のこと。

「これ、しゅりさんにと思って」

そう言って持ってきてくださったのがこちら。



裏もこんなに素敵な布で。



「おうちにあった布で作ってみたので…」

とのこと。

えええっ⁉︎
こんな素敵なの、手作りでできるものなんですか⁈

ほんとに素敵‼︎

そのスタッフさんは刺繍がお得意で、
くらしのたのしみで取り扱いのリネンのハンカチにも刺繍をほどこされ、
さらに素敵なオリジナルアイテムにされていらしたり。
モダンで素敵な布で作ってくださって、とってもとっても嬉しいです‼︎(*^^*)

ちなみに御朱印を集めていらっしゃる他のスタッフさんには、御朱印帳袋を作られたそうです。





後日、今度は他のスタッフさんより

「これ、みなさんのおやつに。クッキーです」

ともってきてくださったのが、こちら。

米粉の抹茶塩サブレサンド



えええっ⁈
これ手作りなんですか?
てか、私がクッキーを作るといったら、クッキーを作れば完成で、
こんなおいしそうなあんこのクリームをサンドするなんて発想全くないです‼︎
しかも、本来なら小麦粉でのレシピをご自身で米粉にアレンジされて作られたそう☆
さすがパンの先生でもある、スタッフさん!
お菓子のレシピをご自身流にアレンジできるって素敵過ぎます☆


そして、他の日、今度は違うスタッフさんが、

「久々にお菓子作りをしてみたんです」

と、持ってきてくださった
米粉でつくった酒粕の「ぎゅっクッキー」



手のひらでぎゅっとして成形するので、ぎゅっクッキーなのだそうです。
こちらのスタッフさんは発酵マイスターの資格をお持ちで、
色々なお料理に発酵の知識を活かして、アレンジしていらっしゃいます。
酒粕を入れてみるというのは彼女ならではの発想。
酒粕が、まるでチーズのような香ばしい香りとなって、米粉との相性抜群。
酒粕でクッキーなんて、想像できませんでした。




「しゅりさんがおいしいって言ってくださるのでまた作ってきました」

と、絶品のシフォンケーキを作ってくださるスタッフさんがいらしたり、
お正月には毎年花びら餅を持ってきてくださる、和菓子がお上手なスタッフさん、
アイシングがお上手で、娘さんのお誕生日に素敵なアイシングのお菓子を作っていらっしゃるスタッフさん、
収納アドバイザーになれるのではないかという、創意工夫にあふれる収納術をおしえてくださるスタッフさんなど、みなさん女子力、主婦力、半端なく、素晴らしいのです。

それにひきかえ、私はどこをとっても、がさつで、いい加減、女子力のかけらもなくてお恥ずかしい限りでございます…(笑)。

ちなみにみなさんが作ってくださったお菓子は、
くらしのたのしみでお取り扱いのある、米粉抹茶てんさい糖で作ってくださいました。

私が米粉で作ったのはカレーという…。その発想もガサツな感じで…。



しかも焼き締めの器が渋すぎて…。
盛り付けの彩りのなさも女子力のかけらも感じられないですね…。
(レシピは栗原はるみさんのレシピ。本当は小麦粉ですが、米粉にしてみました。)

節分を機に、私もちょっとは女子力身につけたいものです…。