テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

今年のバレンタインは

2016-02-18 | たべもの


今年のバレンタインはどうしようかなぁ…?

と悩んでいたある日のこと。
おうちのポストに素敵なちらしが入っていました。

よし!
今年はこれで行くぞ!!!

ということで、こちらのギフトに決定☆



かみよん工房さんのバレンタインギフト。

かみよん工房さんは、目黒区の社会福祉施設です。
パン屋さんを営業されていらっしゃるのは存じ上げていて以前何度か利用させていただいたことはあるのですが、
平日の10時半から17時までの営業でいらっしゃるので、なかなかうかがうことができず、
ギフトセットがあるなんて存じ上げませんでした。

でもバレンタインのギフト詰め合わせだなんて楽しそう~♪
ということで、スタッフさんや家族へのプレゼントにさせていただくことにしました☆


と、そんな感じで余裕をかましておりまして、バレンタイン前日、姉と姪っ子ちゃんとお買い物に。^^

姉が姪っ子ちゃんを抱っこしている間、私は姉の荷物とベビーカー係を自ら買ってでたのですが、
慣れないベビーカー操作に手こずってしまい、よろよろよろと…。

そして、姉のお買い物の荷物をドサッと落としてしまいました。


「あっ!しゅりち!おちた!」

と、姪っ子ちゃん。


落とした紙袋を指さしながら、

「しゅりち!おちた!」


「ケーキ、おちた!」


ええっ!ケーキっ!?


…そうなのです…。

姉が旦那様と父用に買ったバレンタインの素敵な素敵なケーキを私が誤って落としてしまったのです…。

本当はこんなに素敵なケーキだったはずなのに…。



あああ、見る影もなく…。






悲しいことに「ケーキを落とす」ということに関して、私、実は常習犯です…。

以前、はるばるアメリカからのお客様がいらしたときにも、
お客様のお誕生日のサプライズケーキの購入担当を自ら志願した私ですが、
ケーキを披露しようとした瞬間、皆の目の前でケーキを真っ逆さまに落としてしまったということがありました…。

自分が情けなくて悲くて悔しくて、たまらずわんわん泣き出してしまったのですが、
折しもそれは母の一周忌の法要の後の親戚の集まりだったということもあり、

「『そういうとこ、ほんとにしゅりちゃんらしいわねぇ』って、ママが笑ってる姿が目に浮かぶわね」

なんて言いながら、みんなで泣き笑いをしちゃったということがありました。



あああ、
これでケーキを落とすの何回目かしら…。

子育てとお仕事とで買い物に行く時間もなかなか見つけられない姉がわざわざ買いに行ったプレゼントだったのに…。


…ということで、バレンタイン当日、
ケーキのリベンジのために、かみよん工房さんのギフトの追加として、他のチョコを探しにゆくことにしました。

以前から氣になっていたチョコレート専門店。



CRAFT CHOCOLATE WORKS

「カカオ豆の仕入れから、カカオ豆を焙煎し、様々な工程を経て板チョコレートにするまでを一貫して行う製法」にて
チョコレートを製造販売していらっしゃるお店とのこと。

半年ぐらい前でしょうか?ジョギング中に発見したお店。
突如出現した素敵な佇まいのお店にワクワクしつつも、機会がなく、なかなか足を踏み入れられずにおりました。



10種類ぐらいのチョコがずらりと並び、それぞれ試食をさせていただくことができるようになっています。
店員さんがカカオの産地や味の違いに関して丁寧に説明をしてくださいます。



パッケージもとってもおしゃれ。
バレンタインじゃなくても、大人のちょっとしたギフトにも素敵ですね☆




ソフトクリームも販売されているようです。
700円のソフトクリームってなかなか高級なソフトクリームですが、
いつか食べてみようかな。^^




もうすぐ母の七回忌。

もうケーキをひっくり返さないように…。

「しゅりちゃん、大人になったわね」

と母に言ってもらえるような人にはいつになったらなれるのかしら…(笑)。

おわりの季節

2016-02-08 | 美術館・個展


お別れの季節といえば3月かしら?と思っていたのですが、
なぜか最近

「1月いっぱいで閉店です」
「2月末で閉館します」

というようなお知らせを目にすることが多く、
思いがけない「おわり」を悲しく思っております。

「1月末で閉館します」

のひとつは鎌倉近代美術館。
通称「カマキン」と言われる鎌倉の鶴岡八幡宮境内にある美術館です。

私は何度も何度も鶴岡八幡宮に参拝をしておりますが、
実は私、お恥ずかしながら鎌倉近代美術館に伺ったことはおろか、
その存在すら存じ上げませんでした…。

私の日曜の朝のたのしみの「日曜美術館」で初めてその存在を知り、
そして同時に1月末に閉館することになったというニュースを知ることになったのでした。
(老朽化により美術館としての改修が困難ということで、閉館する運びとなったそうです)

その「日曜美術館」を拝見していて、所蔵物よりも何よりも、
とにかく、その建物自体にとても興味を持ったので、
ぜひぜひ閉館前に絶対に行こうと思っておりました。

鎌倉近代美術館の設計に携わったのは、坂倉準三さんという建築家さんだそうです。
現代建築の巨匠ル・コルビュジエの事務所で修業したという経歴の持ち主。
1937年のパリ万国博覧会日本館などが代表的な建物だそうです。

私は全く建築に関する知識がないのですが、小さい時から建物をみるのは大好きでした。

昔家族で神戸旅行に行ったとき訪れた異人館。
初めて観る洋館に、とにかくワクワクしたのを覚えています。

さて、話は戻って、鎌倉近代美術館。
閉館の前日にギリギリセーフでうかがってきました。



所蔵品の展示はもちろんですが、
鎌倉近代美術館の建物の歴史も、模型やビデオで紹介をされていました。
まるで池の上に浮かんでいるような建物。
最初は天井からの自然採光のみで展示室を照らしていたそうです。
現在は人工照明に変更されておりますが、
自然採光と言うのは素敵だったじゃないかしらと想像してワクワクします。

そんな素敵な美術館も、写真の下手な私の手にかかると、こんな風になってしまいます…。



このお写真じゃ、よさが全く伝わらないったらないですね…。
晴れた日には天井に水面の揺らめきが映り込んでそれは素敵な光景となるそうです。
(言い訳ですが、この日はもしかしたら雪になるかもしれないというお天氣予報の一日でした…。
って関係ないですかね…)

今後は建物は、一部は取り壊し、一部は鶴岡八幡宮の管轄となるそうです。

私のお写真はイマイチですが、心にはしっかり焼き付けておくことにしました(笑)。


さて、せっかく鎌倉まで行くのだからと、今まで行ったことがないところで、
行ってみたいなと思っていた場所を事前にいくつかピックアップしていたのですが…

竹が有名な報国寺
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で、
「わざわざ旅行する価値がある」と三ツ星を獲得されているお寺。



…が、閉館時間に間に合わず…。

竹…見えない…。


では、氣を取り直して、報国寺に行くなら、
近くの浄妙寺で枯山水をみて、石窯ガーデンテラスで(洋館を拝見しつつ、)パンを買って帰ろうかなという計画も…。


あ…閉店時間ですか…。


鎌倉近代美術館に伺うことがメインイベントだったので、その目的は達成できましたが、
せっかくの鎌倉なのにどこか不完全燃焼のまま帰宅することとなってしまいました。

次回、もう少しあたたかくなってきたころにまたリベンジすることを楽しみに、
春の訪れを待ちたいと思います♪^^



季節のおわりといえば、節分。

旧暦の1月1日と近いため、昔は立春が一年の始まりと考えられていたようです。
つまり、新しい春を迎える立春の前日である節分は、
いわば1年の締めくくり(大晦日)ということになります。

今年も去年同様、銀座の久兵衛さんのレシピを参考に、恵方巻きを作ってみました。



もちろん本物の足元にも及ばないですが、去年よりはおいしく出来た氣がします。
おせち同様、何年後かにはもっともっと上達してゆくのでしょうか…ね。


さて、去年のブログを振り返ってみていたら、
姪っ子ちゃんにおひなさまを作ろうという目標設定をしていたことを思い出してしまいました…。

いや、
ほんとは頭の片隅に常にあったのです…。

「木彫り ひな人形」

で検索した画像をブックマークに貼り付けたりもして、たまに覗いていたのですが、
みれば見るほど、どうもできる氣がしなくて、結局何も手つかずのまま…。

あと半月ぐらいか…。

姪っ子ちゃんにプレゼントをすることは絶対無理ですが、
(姉は、腰の重い私のことをよく知っているので全く期待をしていないと思います。笑)
自分のおうちの飾り用のお雛様とお内裏様は試しに作ってみようかな…。^^