テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

おひなまつり2017

2017-03-17 | つれづれ


おひな祭りはあまりテンションがあがりません。

以前もブログに書いたことがあるのですが、
母の命日が近いため、
なんだかちょっとナーバスになってしまうというのがあるのだと思います。

実家のおひなさまはガラスケースに入った、
こじんまりとしたモダンな印象のおひなさまで、
いかにも母が選んだのだろうなぁという、母らしいおひなさま。
髪型やお顔立ちが、お友達の持っているそれとは異なり、
幼い頃は、お友達のおうちの大きな7段飾りとかのおひなさまが
ちょっとうらやましく思えてしまうこともありましたが、
今となっては大好きな大好きなおひなさまです。^ ^

母が亡くなってから、そんなおひなさまも、
どうしても氣分的に出せずにいたのですが、
去年姉が姪っ子ちゃんのおひな祭りにと姉のおうちで飾ってくれたのをみて、

やっぱり、ママの選んでくれたおひなさま、ちゃんと毎年出してあげなくちゃ‼︎

と思いたち、今年は私のところで飾ることにしました。


おひなまつりは、もともとは3月の初めの巳の日である、
3月3日は陽が極まって陰となるという考え方より、
人の穢れを人形(ひとかた)にうつして川に流すという祓いの儀式が始まりのようです。
それが座り雛の形になったのは、結構最近のことのよう。
座り雛の起源は、はっきりしてはいないようですが、
一説として、東福門院和子様が娘である興子様(のちの明正天皇)のために
作ったものだという説があるそうです。

7歳にして急に女帝に担がれてしまった興子様に、
娘の花嫁姿を楽しみに夢みていた、お母様である東福門院和子様が、
(天皇となったからにはそれは叶わぬ夢になってしまったため、)
擬似的な幸福な家庭を描いたというのがお雛様だという説のようです。

私的に、
お雛様には、ただただ「happy‼︎」という幸せ全開という感覚より、
どことなく、寂しげなものをまとっているような感じがずっとしていたのですが、
そういうことだったからなのかなぁなどとちょっと納得しました。
そんな風に思っていたのは、ひねくれ者の私ぐらいかもしれません(笑)。

おひな祭りは我が家では、いつも通りのちらし寿司。



会社ではスタッフさんが道明寺を、作ってきてくださったり、
ひなあられのかわりにとかわいい色のボーロを持ってきてくださいました。



姉のところでは、姪っ子ちゃんに似た、ぷくっとしたかわいいおひなさまをお迎えしたよう☆
三人官女や五人囃子の持ち物があべこべになっていて、

「あれ?これ、お道具が違うね」

と勝手になおしていたら、

「そうじゃないでしょ、こうでしょ」

と姪っ子ちゃんに注意されました。

おひなさまをお迎えして早々におひなさまに「うららちゃん」「りくくん」と名前をつけるほど仲良しになった姪っ子ちゃん。
おそらく従事の方々ともすぐに仲良くなって、

「これが持ちたい」

と、お願いをされたのかもしれません。
三人官女が太鼓や笛を持っていたり、右大臣がお銚子を持っていたり…。

三人官女もお囃子で踊りたいのかもしれないし、
右大臣はお酒飲みたくて仕方ないかもしれないなぁ

とこっそり思ってしまいました。

私もそろそろ、おひな祭り、テンションあげる方向で行きたいとおもいます^ - ^。