「運慶展」に行ってきました
「運慶」
と聞いて、私が自信を持って挙げられるものといえば、
東大寺の金剛力士像、
ぐらい…。
「運慶、快慶」の名前は覚えているものの、
そんなに興味の対象にはなっておりませんでした。
そんな感じですので、電車や駅で、「運慶展」のポスターを見かけてはおりましたが、
別段氣には留めておりませんでした。
そんな私がなぜ「運慶展」に興味を持ったかというと、
それは間違いなくテレビの影響から。
私はとにかく自他共に認める筋金入りのテレビっ子。
朝も、目覚ましがわりに、(テレビの視聴予約をして)テレビの音で目覚めます。
テレビを全くみない姉とは、驚くほど対照的です。
そんな私の大好きな番組の1つが『日曜美術館』。
典型的な「サブカル女子」としては、
(女子と名乗っていいものか…というのはこの際おいといて)」
美術館情報&井浦新さんが司会、
というだけでもテンションが上がるのに、
その回のゲストが、みうらじゅんさんだったわけで、
これはどうしたって観ないわけにはいかないわ‼︎
と喜んで視聴予約、録画をしていたわけです。
それが「運慶展」でした。
みうらじゅんさんの独特な視点、
目の大きさが微妙に左右で違うとか、
リアリティーを追求するがゆえのデフォルメなど、
イラストレーターさん的な観点だなぁと思うような、
興味深い「運慶展」鑑賞評はとてもおもしろく、
どんどん魅了されてゆきました。
「運慶展」を検索してみると、
公式サイトで、いろんな角度から色々な専門家が運慶を評する、
「運慶学園」という特設サイトも開設されているよう☆
こちらには
みうらじゅんさんのページもありました。
また、こんなものも販売されているよう。
「ゴルゴ13」のさいとうたかを先生が描いた「運慶」。
早速買ってしまいました。
これは絶対観に行こう!
観に行った私の感想としては、やっぱり観に行ってよかった
の一言に尽きます。
肌のつるっとした質感、ぱんっと、ハリを感じる肉付きとかは
やはり実物を見ないとわからないものだなぁと思いました。
とてもリアリティをもっていながら、デザインに満ちたスタイリッシュな像という印象。
前述の「日曜美術館」で
「運慶をひとことでいうと?」
という質問に対して、みうらじゅんさんが
「スゲー、運慶!!」
と締めくくっていらっしゃいましたが、
私も同じく、ただただ、「すげー!!!」と感動しておりました。^^
美術館は1人で行くのも好きですが、誰かと一緒にあーだこーだ言いながら鑑賞するのも大好きです。
私が氣づかなかったような点に氣づいてくれたり、全く違う感じ方をしていたり、共感しあったり…。
楽しみが何倍にも広がる感じが楽しくて嬉しくなります。
「日曜美術館」や、こういう特設サイトによって
色々な方の、いろいろな鑑賞のポイントや楽しみ方を教えていただけるので、
とても嬉しい時代だなぁと思います。
…と、散々「運慶展」を語っておりますが、
なんと明日(11月26日)まででした…。
あーーー、もう‼
そういうとこ…。
そういうとこなんですよねぇ…、私って…。