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テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

2019年のお正月

2019-01-03 | たべもの


あけましておめでとうございます

昨年もくらしのたのしみをご愛顧くださり、
誠にありがとうございました。
いつも皆様に支えて頂いているなぁとつくづく感じております。^^
本年もどうぞよろしくお願いします。

(…と、もう2ヶ月ぶりのブログなのに、
しれーっとブログを更新してみたりして…。(^_^;)
すみません…。)


毎年、年末年始のお休みは、ゆっくり過ごすというより、
自分が課した自己満足のノルマ達成に明け暮れる日々になります(笑)。

おせちづくりと大掃除とお年賀状。

「おせちを作るなんて、偉いねぇ☆」

なんておっしゃってくださる方もいらっしゃるのですが、
全然偉くなんてなくて、おせち作りは私にとっては本当に自己満足以外の何物でもないよなぁと思います。
むしろ家族にとってはありがた迷惑だよなぁ、とずっとずっと思っています。

だって、明らかに買った方がおいしかったよなぁという失敗作を作ってしまうこともあるわけで、
そんな失敗作を数日間食卓に出されてしまう家族の身にもなってよ…というね…(笑)。


おせちらしきものを作り始めたのは、母が亡くなってから。
とすると、もう8年目ぐらいかな…。

…と言っても最初のうちは姉と作るものを分担してみたり、
品数も少なかったりという感じなので、8年フルで作っているわけではないのですが、
そろそろ少しは慣れてきてもいい頃なのに、一向に慣れる氣配はありません。

毎回、過去のおぼろげな記憶を頼りに、ざっくりと計画を立てることから始まります。

いつに何をすれば間に合うんだっけ?

母方の祖母の影響で、31日の大晦日におせちを食べるおうちに育ったので、
私にとってのタイムリミットは31日。

それに合わせて、逆算。
たしか、黒豆を戻すのと、数の子を塩水に漬けるのは早めにしたような…。
という具合。

また、
レシピもどのレシピが美味しかったか、いつも忘れてしまい、
以前に作ったことがあると思われるレシピを見直して
これだったっけ?あれだったかな?
と記憶をたどってみたり。
納得いかなかったものは新たなレシピを検索してみたり。

今年は富士酢プレミアムを買ったので、
なますは富士酢プレミアムを活用してみたい☆

ということで、「きょうのみんなのりょうり」のレシピで検索。
今回作ったこちらの「紅白なます」、家族からも評判がよく、
来年以降もこちらのレシピでゆこうと思いました。
まさか冷凍するなんて、びっくりなレシピでした。


今年作ったのは
昆布巻、松前漬、黒豆、紅白なます、菊花かぶ、エビのつや煮、
鶏の松風、数の子、たたきゴボウ、伊達巻き、栗きんとん、ごまめ、お煮しめ、
焼き豚(お重にはいれませんでした)。


私は個人的におせちづくりという行為が結構好きで、
一年に一度しか作らない決まった献立を毎年作ってみて、
その出来不出来を自分や家族で品評するって、楽しいなぁ♪と思います。


うちの家族は優しいので、はっきりと口に出して、

「これマズイね」

とは言わないですが、お箸の進み具合で、

「あ、これやっぱりイマイチだったんだな…。」

と判断しています。

今年の失敗作は「昆布巻」。

昆布が固い。(早煮昆布使用のため、時間を甘く考えてしまったためかもしれません…)
脂っこい。(にしんではなく、生しゃけのせいでしょうか…)。

まぁ、減らないこと減らないこと…。
ほぼほぼ私一人で食べていて、
のどが渇いて渇いて仕方がありません…。


…というか、
「昆布巻」は今まで

「これよ、これ!!!この味よ!!!」

と納得する出来ばえになったことはありません。
来年以降の課題にしようと思います☆



ちなみに去年の課題
一応去年よりは克服できたようです。

・黒豆の色が黒くならないということ。

⇒黒豆を戻した汁を捨てないことで色落ちを防げた模様

・栗きんとんがぶつぶつしてしまうこと。

⇒とにかくすごく練ることと、
お砂糖の量を極端に少なくしないことで、若干滑らかになった模様


・銀紙見えちゃう問題




⇒緑の葉っぱ系を買うことで仕切りを若干隠せたかも
(ちょっと見えてるけど…)


今回は伊達巻が見た目にも美しく出来たなぁと思ったのですが、
それはやはりレシピ通りを心がけたためかなと思います。

レシピでは薄力粉を使用しているのですが、
今までは勝手にアレンジして米粉をいれてみたりしたのですが、
今回は2本作ることにし、薄力粉バージョンと米粉バージョンの2パターンを作ってみました。
味も見た目の美しさも明らかには薄力粉バージョンに軍配。
確実にこっちだな…と今までの自分に反省し、
来年以降は勝手に米粉にアレンジすまい…と心に誓いました^^。


恒例(?)の年賀状ですが、
今年はアイディアの枯渇…。
あまりにも閃かないので、北斎さんの真似っこをしてしまいました。

なのでお見せするのも忍びないですが、一応…。
今年も消しゴムハンコです。(顔が怖い…。怖すぎる…。)





2019年、皆様のご多幸を心より願っております☆

TAKAGIYAさんのおかし

2018-10-29 | たべもの


「こんど、
お菓子の特集をしたいなぁ
と思ってるんだけど…」

と姉(店長高橋)から話を持ちかけられたのは
約1年ぐらい前のこと。

「もしやるならさぁ、
やっぱ秋がいいんじゃない?食欲の秋だしさぁ☆」

なんて、
なーんも考えずに、
何気なーく答えたのは、
私です。

「で、さあ、もし扱うならさぁ…」

って偉そうに色々言ってみたのも私です。
間違えなくこの私です。

今年の春のこと、
社長(姉の店長高橋)より

「秋のスイーツ特集のお店選定は、
しゅりちゃんに任せたいとおもうのだけど、おまかせしていい?よろしく☆」

えええっ!マジっすか!?

ということで、
くらしのたのしみpresents、
秋のスイーツキャンペーン、
本日より張り切って始動させていただきます。^^

売り切れ御免!
限定販売のお菓子です。この機会にぜひ♫





TAKAGIYAさんは巣鴨にあるお菓子屋さん。
娘さんであるhiroyoさんを中心に、
お父さん、お母さん、弟さんで運営していらっしゃいます。
最初はお父様中心に洋菓子店としてオープンされたのですが、
その後、hiroyoさんが中心になってリニューアル。
ヴィーガン対応のお菓子も種類豊富に取り扱う洋菓子店として生まれ変わりました。

甘いものが大好きで、特に自然派お菓子、
マクロビスイーツという類のものは試さずにはいられない私。
色々いただいてきたなかで、
タカギヤさんのお菓子は私のツボでした。

そこで、今回、
くらしのたのしみ秋のスイーツ企画に参加していただくことに♪



まず、TAKAGIYAさんにうかがって目に留まるのは、
お店にずらーーーーーーっと飾られたレコードジャケット。

JAZZやSOULなどのレコードジャケットが壁一面に飾られています。

そして、厨房とショーケースを仕切るカウンターにはおしゃれなプレーヤー。



思わず聞かずにはいられませんでした。

「レコードはどなたの趣味でいらっしゃるんですか?」

hiroyoさんがお店をリニューアルオープンされた時に、
これからずっといる空間だから、
好きなものに囲まれる空間にしたいと思われたそう。

hiroyoさんはお菓子をお作りになることが大好きでいらして、
一緒にお仕事されている弟さんは音楽が大好きでいらっしゃるそう。

「最初は壁のほんの一部に飾っているだけだったのに、
どんどん増えていったんですよ☆^^」

レコードの音というのは、細胞に働きかける力を持っているといわれているそうで、
それも心地よい空間作りのひとつになっていらっしゃるのだろうなぁと思いました。


TAKAGIYAさんではスイーツももちろんですが、軽食もいただけます。



私が頂いたのはベジバーガー。
こちらのベジバーガー、一口目の感想は、

なんてやわらかいのっ!!!

veganのパテがものすごく柔らかいのですが、
そのパテにも勝るとも劣らないほど、バンズも柔らかいのです。

バーガーのバンズでこういうタイプは珍しいよなぁ…と思い、うかがってみると、
バンズもご自身でお作りになられていらっしゃるとのこと!

国産の材料を使い、なるべく余分なものは使わずシンプルな食材で作られたバンズ、
さらには、このveganのパテの柔らかさにマッチするバンズはないかしら…
といろいろ探してみられたそうですが、これというのが見つからず、

「それなら、自分で作ってしまおう!」

ということで、試行錯誤の末、今の形にたどり着いたそうです。
間に挟まれたキャロットラペや
他のお野菜のシャキシャキした食感とのマッチングも絶妙で、
確かにその一体感はハンパないのです。
おいしくてペロッと頂いてしまいました。



そして、veganのモンブランも。
言われなければveganとは全く分からない、モンブランです。
クリームは豆乳のクリームですが、カスタードのようなコクがあります。
粉糖にみえるのは、アーモンドパウダーだそう。

食べごたえもあって、ものすごく好みのお味です。

おうちから近かったら、帰り際に毎日買い物させていただいて、
すごく楽しめたろうになぁ…。

その日はそのあと予定があったので、生菓子は購入できませんでしたが、
焼き菓子をたくさんたくさん購入させていただきました。

そして、そのたくさんの焼き菓子たちは
3日で、いや、2日だな、
跡形もなく、私の胃袋に収まってしまったというのは言うまでもありません。^^

そんなTAKAGIYAさんの焼き菓子、
個数限定で販売させていただきます☆

売り切れ御免ですので、ご検討はどうぞお早目に!!!

発酵イベント その2

2018-09-24 | たべもの


えっと…
何ヶ月前のことになりますでしょうか…
半年くらい前ですかね…もっとかな…。
いや、雨だったので、梅雨かな…。

麻布十番の、マルシェ・デ・ジュウバンで開催された、
『自然酒の美しさ 〜寺田本家のお酒に学ぶ〜』
発酵のイベントに行ってきました。

発酵マイスターの資格をお持ちで、
さらにはくらしのたのしみのスタッフさんでもある、YURIKOさん主催のイベント。
今回で2回目になります。

1回目のテーマはお醤油でしたが、今回のテーマはお酒。
今回のゲストは自然酒を醸造される、寺田本家の24代目当主、寺田優さんがゲスト。

ゆりこさんからは下記のようにイベントのご案内をいただきました。

「寺田本家24代目当主の寺田優氏をお迎えして、
寺田本家のこだわりの酒造りや個性的な5種類のお酒について語っていただきます。
また私YURIKOが寺田本家の酒粕や麹などを使って作る軽い発酵おつまみを
いくつかご用意させていただきます(少量ですが)。
皆さんと楽しく飲みながらつまみながら、寺田本家のお酒や発酵について学んでいただき、
同時に自然酒の美しさを感じていただけるような、そんな素敵な会にしたいと思います」

私にとっては、寺田本家さんといえば、「むすひ」。
「むすひ」といえば、うちの義理の兄(姉高橋の旦那さん)。
義理の兄は「むすひ」が大好きなのです。

「むすひ」は好みがものすごく分かれるお酒。
糠に近い独特な味わいにハマる方、香りや口当たりに抵抗を感じられる方、かなりキッパリ分かれます。
そんな「むすひ」の秘密もうかがえるかなと楽しみにうかがいました。



まずは、寺田本家さんの数種類の日本酒をいただきながらの講義。



寺田本家さんのおいしいお酒をお猪口にかるく1杯くらいの量を振舞っていただき、
(なんならおかわりオッケー⁈)
それをいただきながらというかなり贅沢な講義。
製法による違い、材料による違いなどとても詳しく教えてくださいました。

まず、

自然酒とはなんぞや?

というところから。

寺田本家さんは、

「自然に栽培された原料を自然な菌で発酵し
添加物は一切使わずに手のひら造り(すべて手作業)の生命力あふれるお酒を無ろ過でお届けしています」。

寺田本家さんでは、なんと、お酒の原料となるお米作りもされていらっしゃるのだそう。
そうすると、その年のお米作りがわかるので、それにより冬のお酒作りにいかしてゆけるのだそうです。

お米作りからされるってすごいこだわりでいらっしゃる!!!

とおもったのですが、
こだわりというよりも、ただただお酒造りが楽しくて、
全てを知りたい、すべての工程を楽しみたいという思いから、そのようにされていらっしゃるのだそう。

愛情深くお酒をお作りになられていらっしゃるのだなぁと強く感じ、
さらに寺田本家さんのお酒に興味津々となりました。

これからのテイスティングに胸が躍ります。

まずは「五人娘」。
こちらは寺田本家さんでの自然酒の先駆けとなったお酒だそう。
五人娘は無農薬米を原料にした昔ながらの生もと仕込みの純米酒。
ほんのちょっと酸味を感じるような、スッキリとした味わいの中にも香りの高さを感じるお酒です。
こちらのお酒はお燗にするものおすすということで、ぬる燗のものも頂きました。
ぬる燗にするとまろやかになって、香りも立つ感じがし、
お燗にした「五人娘」が私のなかでは(今回の5つのテイスティングの中で)一番好みでした。



はい…。あの…。
えっとですね…。

こういった具合にですね、

試飲させていただいた5種類の違いを、寺田本家さんのご説明に私なりの感想なども含めつつ、
ばっちり皆様にお話しさせていただこうと思っていたのです…。

私は、超~~~~~~メモ魔なので、
頂いた寺田本家さんのパンフレットに、余白がなくなるぐらいびっちりみっちりメモをとり、
なんなら歓談タイムに、寺田本家さんをつかまえて、

「さっきの○○ってところ、よくわからなかったのですが、それってどういうことですか?」

と質問しまくり、寺田本家さんに

「なにかお酒にかかわるようなお仕事とかされていらっしゃるのですか?」

っておっしゃっていただくぐらい、めちゃくちゃメモしまくっていたのです…。
YURIKOさんにもびっくりしていただくぐらい、メモしまくっていたのです…。

寺田本家さんに

「ブログにアップされたら教えてくださいね☆」

なんて言っていただくぐらいにです。

にもかかわらず…

です…。


…私、そのメモ…、
なくしてしまったようなのです…。

いや、「よう」ではなく、「なくしてしまった」のです…。

一昨日ブログを書いているときまでは確実にあったのです。
メモ見ながら書いていたので…。

さあて、続きを書いて、今日ブログアップしよっ☆とおもったら、

あれ???
ない、ない…。

ない!!!

荷物を全部ひっくり返して、10回ぐらいみなおしましたが見つかりませんでした。

カフェで落としたか、ジムで落としたか、スーパーか、電車か、道端か…。

こまった…

数か月、いや半年近くも前のことなので、もう記憶はあやふやで、メモだけが頼り。
メモをみながら記憶を呼び起こそうと思っていたのに…


習い事で、メモを推奨していない
(禁止とまではいかないけど、暗黙の了解でメモはしちゃいけないだろうなという)お稽古があります。

メモを書こうとすると、メモを書くということに集中してしまい、
結局のところ大事なことを聞き逃したり、見逃してしまったりして、
結局自分の中には何も入ってこないから、それなら今見ていること、感じたことを、
落とし込めるだけ自分の中に入れる方がよっぽど身につくものよ、 

と昔教えて頂いたことがあったのですが、まさにそう…。
私の今の状況、まさにそれです。
なんも身についていなかったということか…。


…ということで、

これ以降テイスティングについてご案内差し上げることができなくなってしまいました…。

肝心な「むすひ」のことも全く書けないではないですか…。

なんとなくの記憶を頼りに書いてしまうのは嫌なので、
後のテイスティングの詳細に関しましては、YURIKOさんのブログをご覧いただければ幸いです…。

本当に申し訳ございません…。なにより寺田本家さんに申し訳ないです…。
(あまりに申し訳ないので、寺田本家さんにはブログアップしたことは内緒にします…。)


もしどこかで、びっちりメモしてある、ボロボロのパンフレット見かけたらご一報ください(笑)


さて、お話はもどって。
その後、発酵マイスターであるYURIKOさんによる、おもてなし料理を頂きました。





寺田本家さんのお酒にあう、寺田本家さんのお酒を使ったお料理の数々。

毎度のことながら、YURIKOさんは簡単にできるレシピであることに氣を配っていらっしゃるので、
真似できそうなところが魅力。

「めかじきの熟成梅酒照り焼き」は、
パパ(父)の梅酒で作ったらパパ喜ぶだろうな!なんて思いながら。

箸休めとして出してくださった「キャベツと茗荷の醤油麹サラダ」がこれまたおいしくて、
(先ほどのYURIKOさんのブログにもレシピが載っておりました)
なにより簡単レシピ。

いつもながら、我が家のレパートリーに早速加えさせていただきました。

また来年もイベントを計画されていらっしゃるようです。
今度はメモ、絶対なくさないようにしようと心に誓いました。
(最近特に記憶力に自信がないので、メモをやめることは出来なそうです…。)

発酵のイベント

2018-02-10 | たべもの


今更な感じですみません。

去年のことになりますが、
「お醤油は美しい ~ 職人醤油に魅せられる美発酵食パーティー ~ 」
というイベントに参加してきました。



こちらのイベントの主催のYURIKOさんは、
発酵マイスター、味噌ソムリエの資格をお持ちの発酵のスペシャリスト。
「『日本の発酵食は美しい』をテーマに日本の伝統発酵調味料、発酵食品を美味しく、そして美しく取り入れた食卓を日々研究」(プロフィールより拝借)
していらっしゃいます。

インスタでは日々のお食事のお写真を投稿されていらっしゃるのですが、
毎日のお食事をとても丁寧に、大切にしていらっしゃるのだなぁということがひしひしと伝わってくるような、素晴らしいお料理の数々。
そして、そんなに丁寧で美しいお料理でありながら、レシピは至ってシンプル。
面倒くさがりやの私でも作れるかも!と思わせてくれるような取り入れやすいレシピが多く、
それも魅力的だなぁと思っておりました。


そんな彼女ですが、実は、くらしのたのしみのスタッフさんのおひとりでもいらっしゃいます。^^

身近でYURIKOさんの透き通るようなきめの細かい白いお肌や美魔女っぷりを拝見しており、
発酵食がどんなに素晴らしいものかということを実感として感じておりましたので、
YURIKOさんのイベントにはまだ企画段階で日程が決まらないうちから、
いち早く予約をさせていただいておりました。^^


まず、イベントの最初は、
「職人醤油」代表の高橋万太郎さんによるお醤油のテイスティング講座からスタート。

「職人醤油」さんは100mlのお醤油の専門店。
一升瓶での販売が一般的だった蔵元仕込みの醤油を、
味見感覚で気軽に取り入れられる100ml入りの小瓶で販売することで、
消費者と製造者の距離を縮めることを目的とされていらっしゃるようで、

「100mlサイズのみに特化して、気に入った銘柄があれば蔵元へ直接問い合わせください!というスタンスを保ち続けたい」(HPより拝借)

という思いをお持ちのようです。
これまでに全国の400以上の醤油蔵を訪問され、現在では30都府県43蔵78銘柄の醤油をラインナップされていらっしゃるそう。



今回のイベントでは、6種のお醤油(白醤油、淡口醤油、甘口醤油、濃口醤油、再仕込み醤油、たまり醤油)の味比べ、
その製造工程、原材料の違いに関して、また使い分けについての講義とともに、
(テイスティングをした6種の)お醤油のそれぞれの蔵元の特徴、
製造者さんのお人柄がお醤油の味にどんな影響を与えていると思うかということを
高橋万太郎さんご自身の目線で分析されて解説してくださったりという、
ただの知識では終わらない、とても興味深い楽しいお話をたくさん聞かせて頂きました。

…と、
偉そうにお話しておりますが、
実は私、事情により10分ほど遅刻しての参加となってしまいましたので、
(誰よりも先に予約をさせていただいておきながら、申し訳ないことなのですが…)
肝心な味比べができず、そもそもお醤油にそんなに種類があったということも知らなかったので、
お話をうかがいながら
「この再仕込みってどんなお味だったのかしら…」
「たまり醤油とどんな風に味が違うのかしら???」
と、頭のなかで「?」マークがぐるんぐるん回っておりました。

お話をうかがっていて一番氣になったのは「白醤油」。

お恥ずかしながら、私は白醤油というものの存在をその時初めて知りました。

白醤油の原材料は主に小麦。
高橋万太郎さん曰く、白醤油の原材料は
「小麦9割に大豆1割程度の比率が多いようですが、大豆を一切使わないものも」あるそう。

お醤油の定義としては、大豆を使って作られているものという大前提があるので、大豆を使っていない白醤油は厳密にはお醤油とは呼べないのだそう。

パン大好きな私は(おそらく小麦中毒なのではないかと思う節があり)、
白醤油はおそらく好みだろうなぁと思いました。


イベントではテイスティング講座の後に、
YURIKOさんの発酵を使ったパーティーメニューを振舞っていただきました。




どのお料理もとても美味しいのに、レシピはシンプル☆
レシピはお土産としていただくことができました。
やった!私のお料理のレパートリーが増える!

…ということで、今回の講座で氣になって仕方がない
「白醤油」「再仕込み醤油」など3種類購入してみました。


今回のパーティーメニューで一番氣にいった、
「カリフラワーとレンコンの白醤油のサラダ」
を早速作りたい☆
と思ったのですが、私がスーパーに行く時間が悪いのか、
時期的な問題か、ずっとカリフラワーを購入できず、
結局まだ作れずにおります…。

レシピと一緒に頂いたお土産の「みりん粕」は
ビーフシチューに活用。
私がよく作る
牧野哲大さんのビーフシチュー
は白味噌で味つけをするのですが、
そこにみりん粕もプラスしてみました。
隠し味程度ですが、コクが出る感じがしました。

発酵の世界に魅了されたYURIKOさん。
これからも、またイベント開催を予定していらっしゃるご様子☆
それまでにせっかく教えていただいたレシピ、
色々作ってみよっと!^ - ^


2018年のお正月

2018-01-06 | たべもの


あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします


さてさて.
いつもの年末のこと。

毎年、クリスマスからお正月にかけて怒涛の日々がやってきます。

お仕事納め、そのあと2日間ほぼ徹夜で、大掃除、お年賀、おせち作りと、
バタバタ状態で年を迎えるのが常だったのですが、
そろそろ徹夜が辛くなってきたお年頃。

バタバタ苦しくなるのはそれまで何にもやらない自分が悪いんじゃない!

と反省し、
去年の年末は早めに色んなことをちょこっとだけ始めることにしました。
11月末ぐらいから、ちょっと時間ができたら、換気扇のお掃除だの窓拭きだの、冷蔵庫のお掃除だの、
私的にめんどくさいこと、大掃除っぽいことをちょこっとずつすませ、
それだけで大掃除はやった氣になる作戦を遂行し、
年賀状も早めにハンコだけは作り、
(でも結局投函したのは30日夜という…)
おせちもちょっとだけ前倒しで始めるという、
私らしからぬ、計画性を発揮してみました。

おかげで31日はそんなに時間に追われることなく過ごすことが出来ました。
ここ数年でこんなことは初めて!

さてさて、今年のおせちはこんな感じ



上から見ると…



銀紙が見えて興ざめですね…
銀紙、バランとか否応なく使ってしまう辺り、
姉と違ってセンスのなさが滲み出るんだよなぁと我ながら反省…
そういうとこなんですよねぇ、センスのあるなしの差って…(笑)

姉は今年は「詰めないおせち」がテーマだったそうです。
毎年モデルを決めて盛り付けをしているとのこと。
なるほどねぇ。そういうの、私も氣にするようにすれば変わってくるのかな…

おせちの内容的にはいつもほぼほぼ同じ。

自分の好きなもの、食べたいもの、作りたいものだけを作って盛り付けるという
いつものスタイル。

黒豆、栗きんとんは絶対作りたいアイテム。
あとは紅白なます、ごまめ、たたきごぼう、昆布巻き、伊達巻き、海老のつや煮、
銀ダラの西京焼、お煮しめ、そして鶴芋を作ってみました。
(鶴芋はお芋さんを飾り切りをするという…。あれで鶴のくちばしの形なのだそう。
ま、そう言われれば見えない訳ではないかな。笑)。

毎回同じメニューですが、
去年までは、あまり家族の感想を聞けずにおりました。

一生懸命作ってるのに悪いな…

と家族に気を遣わせてしまっていたようで、率直な感想を聞けずにおりました。

そのため、
言い訳がましく、

これとこれ、イマイチだったね

と自己申告していたのですが
今年はちゃんと率直な感想を聞くことができました。

「しゅりちゃんの黒豆、味はおいしいんだけど、いつも柔らかすぎるよね」

「しゅりちゃんの栗きんとんもさ、味はおいしいんだけど、いつもどうしてぶつぶつしてるの?」

(やっぱり気を遣ってくれてますね、感想の言い方が…。笑)


そうなんです
ほんとそうなんです。

黒豆、面倒くさがりやの私はいつも圧力鍋をつかうためか、
お豆が柔らかいんだよなぁといつも思っていました。
あと鉄玉子をいれても、色が茶色っぽくなってしまうというのも、氣になっておりました。

やっぱこれは圧力鍋で作ることが原因かなぁ…

と思っていたのですが、
調べてみると、色落ちに関しては別の理由があったよう。
私は黒豆を戻したお水を捨ててしまっていたので、それが色落ちの原因かもしれません。

そして、栗きんとんは、裏ごしをしても若干ぶつぶつする感じが残ってしまい、
かなり練ったものの、やはり市販のもののようなつやつやで滑らかな感じではなく、
お芋っぽさを感じる仕上がります。
家族には

「イモきんとん」

と呼ばれる私の栗きんとん。


これは水飴の量を私がかなり加減してるからかなぁとも思うのですが、
味はとても氣にいっているので、これ以上甘くしたくはないしなぁと…。

でももう少し滑らかさもほしいかもと…。


どちらも
今度の年末までに何度かチャレンジしておいて、
来年のおせちでは改善版を出せるようにしたいなぁと思います。



毎年、おせちは大晦日に姉のおうちで、
姉のおせちと私のおせちを一緒に食べるというのがここ最近の恒例行事。

そんな時に活用するのが、こちらのバック。




以前、インドに住んでいた友人がインドのお土産として買ってきてくれたもの。

インドではよく「ポットラックパーティ」という持ち寄りのパーティーが開催されるようで、
その時にお鍋ごと持っていけるポットラックバックがものすごく重宝するのだそう。

「しゅりちゃんもよくお姉ちゃんとこ行くんだし、これあったら便利かなと思って」

といって親友がお土産に買ってきてくれたのが、このポットラックバック。

これ、ものすごく、すご~~~く重宝です。

お鍋をいれるのはもちろんですが、
ホウロウの保存容器に入れたおかずなどをいれたり、
今回のように、おせちのお重(正確には蓋付き切溜ですが)も入れられます。

自転車移動の私には、
このキルティング素材の保護性も安心のひとつ。

持ち手が端についているので、水平が保てるというのもものすごく便利なところ。
デザインもかわいくてお気に入りです☆


そして、もはや誰も期待していない私の年賀状のハンコ…。



一応毎年の恒例ということで…。
今回は「運慶展」をヒントにデザイン(?)してみました。



2018年が皆様にとって幸多き1年となりますことを心より願っております。