いよいよ兵庫の春も終盤戦、準決勝二試合を観戦しました。
第1試合は東洋大姫路と報徳学園との対戦。
伝統校同士の対戦とあってスタンドは夏の大会を思わせるほど超満員、期待と歓声が一際大きな対戦となりました。
先日の、東洋大姫路50周年記念大会で対戦した両チーム、あの対戦は6-6の引き分け試合となりましたが、春の準決勝の行方は・・・
東洋大姫路 先攻、報徳学園 後攻・・・
報徳学園 先発は田中投手(10)
まずは東洋大姫路の攻撃を振り返ってみたいと思います。
1回表 東洋の攻撃
先頭西田選手が1B2S~レフトオーバー3ベースヒットでいきなり先制のチャンスを迎えます。
打ち合いの予感もしたこの対戦でしたが、対戦は予想とは違う方向へと進んで行きました。
1死3塁となり、3番杉本選手
1B2S~打球はライトスタンドへ吸い込まれる様にアーチを描き2ランHR☆彡
先制パンチに田中投手に火が着いたようです。
2回、3回は三者凡退に、4回には死球も絡んだランナーが出ましたが難なく討ち取り、5回も三者凡退。
6回には四球と4番浦岡捕手のシングルヒットで2死1、2塁と東洋は追加点のチャンス到来。
しかしここは田中投手が踏ん張り二者残塁となりました。
7回にも6回から継投した6番 甲斐野選手の2ベースヒットから2塁までランナーを進めましたが、
この回も最後は三振で締め追加点を奪えませんでした。
そして8回表
1番西田選手がレフトへヒット、2番岩田選手のライトフライには報徳学園 大畑選手のナイスファイトが見られ、
4番浦岡捕手のセンターへの打球も、センターを守る比嘉選手のファインプレイで阻止。
試合を通して両チーム無失策と、さすが!と思える素晴らしい守備を魅せてくれました。
初回の勢いある攻めから紅一点、8回までランナーが出たのは四死球も含め5人。
全て残塁に終わり、報徳 田中投手の好投光る対戦となりました。
何とか巻き返したい東洋は、9回の表 6回裏から継投した6番 甲斐野投手のセンターへのヒットをきっかけに、
7回より交替したショートを守る山口選手(14)が四球を選び1死1、2塁
8番には代打 金田選手(7)がセカンドゴロでセカンドフォースアウト・・・2死1、3塁と追加点のチャンス。
打席には代打 新田選手(10)
1Sからの2球目をレフトへ運び欲しかった追加点が入りました。
更に2死1、2塁と更に追いつきたい東洋でしたが、最後はピッチャーゴロに終わり試合修了となりました。
一方、報徳の攻撃 東洋先発は浅沼投手(12)
1回表の先制HRに動揺することもなく、2番大畑選手がレフトへ
3番石垣選手は左中間を破るタイムリー3ベースヒット、2人で1得点を返しました。
1回裏 東洋は浅沼投手から門野投手へ継投となりました。
2回、3回と投手陣の踏ん張りが見える投手戦が続きましたが、4回に報徳打線が爆発。
先頭7番土谷選手がレフトへ、8番三品選手(11)が初球を送り、9番田中投手がライトへヒットで1死1、3塁
1番比嘉選手がライトへ同点タイムリー2ベースヒットで2-2
その後、2死2、3塁とし、3番石垣選手が2Sからライトへ勝ち越しの2点タイムリーで4-2
ジワリじわりと突き放していきます。
さらに6回 東洋は門野投手から堀岡投手へ継投すると・・・
9番田中投手への四球、1番比嘉選手が送り・・・
ここで更に東洋は堀岡投手(9)から甲斐野投手(5)へ継投
甲斐野投手への初打席には、3回に素晴らしいレフトへの2ベースヒットを放った2番大畑選手
1死2塁、打球はレフトを超えるタイムリースリーベースヒット。2ー5
大畑選手はこの対戦4打席3安打1打点の活躍、チームトップの打率でした。
7回には6番代打 東本選手(18)がライトへ2ベースヒットで1死2塁
2死2塁としたところで8番三品の選手へ四球で2死1.2塁
9番田中投手がレフトへ運び2ー6
更に2死1、2塁とチャンスは続き、1番比嘉選手のライトヒットの2連打でしたが、
ホームを狙った2塁ランナーが本塁死。
ここは、リリーフよりライトへ回った堀岡投手の光るプレイが見られました。
結果、報徳が毎回安打で15安打の猛攻、田中投手は初回の先制HR以降立ち直り3安打完投。
初回からワクワクする展開となったこの一戦、報徳学園が東洋大姫路を6-3で降し決勝進出となりました。
私立強豪同士の春の戦い、両チームの応援の素晴らしさに感動し、とても見応えある良い対戦をありがとう
そして、東洋大姫路ナインの夏を楽しみに・・・
報徳学園のみなさん 決勝進出おめでとうございます
秋に続き、春の頂点を目指してがんばって下さい