レンタルを返しに行くと、ついまた借りたくなる衝動に駆られる。
これ観ていなかったな・・・と、
もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだらを借りてみた。
岩崎氏の著書で小説 もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだらの映画版
岩崎夏海氏の著書は以前ブログでご紹介したことがある
「甲子園だけが高校野球ではない」も有名な一冊です。
岩崎夏海氏と言えば、2012年の夏の甲子園へ応援に行った際、
甲子園駅に隣接されるダイエー(現在はイオン)の
広場で毎年夏の甲子園では恒例だった西浦達雄氏のミニコンサートに
「甲子園だけが高校野球ではない2」の発売を記念して岩崎夏海氏がゲストとして
来られていて、夏海というお名前に自分の中では女性だとずっと勘違いしていたので
えっ!?男性だったの~なんて驚いたという懐かしい思い出があります。
その時のブログです。
2012 夏!甲子園 第4目対戦結果 ~最高のホームラン!~
もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら・・・
病で入院中の程久保高校野球部のマネージャー宮田夕紀ちゃんの幼馴染
前田敦子さんが演じる川島みなみちゃんが夕紀ちゃんの替りにマネージャーになり、
目標もなく、ただダラダラと野球をしている状況の程久保高校野球部を
ドラッカー氏の「マネジメント」という経営学の一冊に出合い、
イノベーション・・・「変革」を起こし甲子園へ導くというストーリー。
「この野球部を甲子園に連れて行きたい」
そんな想いでマネージャーとしてやってきた みなみちゃんの気持ちとは裏腹に
監督さんでさえ、うちの部員はそういうことを考えて野球はやっていないから・・・
身体作りとか、思い出作りとか・・・ねと。
甲子園???と鼻で笑っていた部員たち、監督さん。
マネージャーとは?とマネジメントについて調べようと立ち寄った本屋さんで
出合ったドラッカー氏の著書「マネジメント」に書かれていた
「マネージャーの資質」の言葉から、今までやってきた野球自体の変革、
監督さん、選手たちの気持ちの「変革」を起こす様は観ていてとてもおもしろい野球が見れた。
「マネージャーの資質」
マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくても学ぶことができる。
しかし、学ぶことのできない資質
初めから身につけていなければいけない資質が一つだけある。
才能ではない
真摯さである
真摯さとは・・・真面目でひたむきなようす。
才能ではなく、ひたむきさである。
身近に高校野球を観る私には、野球へのイノベーションもおもしろい!と思いましたが、
ひたむきさ、一所懸命さ、仲間へ向ける気持ち・・・
そんなキーワードで選手がイノベーションしていき、チームがひとつになっていく姿に
歳なのかなぁ~^^; ・・・観終わった時には涙。
物事には、見方やり方を変えるだけで、右にも左にも、上下にもなれることのおもしろさや、
高校野球、仲間ってやっぱりいいなぁ~と、ふたつの感動をもらった作品でした。
そして、マネージャーとは・・・
雑用係りなんかでは決してない。
自分自身の取り組む姿勢行動や気持ち次第で、
人の心を纏めたり、動かすことができる。
チームを創るため、チームの勝利のために無くてはならない、
チームの核となる重要なポジションであることを感じてもらえるような気がします。
女子マネージャーさんだけじゃなく、色々な事情でマネージャーとなった選手たちに
ぜひ観て、何かを感じてもらえたらなぁと思います。