101回目の甲子園出場を目指す球児たちに、現在16校が甲子園きっぷが届いています。
夢叶えた選手のみなさん おめでとう!
みんな目指す甲子園に向かって一戦一戦全力で頑張っているわけですが、
勝利して一歩づつ夢へ前進するチームがあれば、惜しくも夢敗れたチームもあります。
昨日、今夏一心に注目を集める岩手県大船渡高校が、2年連続の出場を懸ける花巻東との決勝戦を行い、
花巻東が2年連続で甲子園きっぷを掴みました。
花巻東の選手のみなさん おめでとう
惜しくも甲子園出場まであと一歩となった大船渡高校 エース佐々木投手はプロも注目する好投手。
昨日の決勝では連投を避け登板を回避したそうで、
「監督さんの判断なので仕方がないけど、やはり投げたかった」と、
素直な気持ちを言葉を残し夏を終えました。
その決勝戦で佐々木投手を何で登板させなかったのか!と
学校側に苦情の電話が殺到しているのだとか...
信じられない!!!
毎日毎日、指導者と選手は時間を共にして、外からは知りえないものがあると思います。
指導者と選手にしか分からないこと、親にも見えないことはたくさんあります。
注目の選手を観たくて球場へ行かれたのだと思いますが、
観戦者を喜ばすための高校野球じゃないんです。
そんなことも考えられない人が本当の応援者なのか?
疑問でしかないです。
まして、夢敗れ辛さの中に居る選手たちの心をさらに深く傷付けるような
苦情をわざわざ学校にまで入れるとは...
信じられない!!!
せっかく球場まで行ったのに!観たかったのに!...
分かります。
そら観たいでしょう。
けど、高校球児はそんな心無い人たちの見せ物じゃないんです!
そのチーム 選手を本当に応援するなら、辛い時、悲しい時
よく頑張った!次の道で頑張れ!と、そっと見守ってあげるのが本当の応援者じゃないのでしょうか。
そして、大船渡高校野球には佐々木投手だけじゃなく、多く夢敗れた選手がいるんです。
それを受け入れ心静められるようにしてあげて欲しいと切に願う。
とても残念で怒りに震える記事でした。
~デイリースポーツ記事より~
大船渡に苦情殺到「何で佐々木を投げさせない」 職員対応に追われる
全国高校野球選手権岩手大会の決勝で最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が出場せずに敗退したことを受け、
学校側に苦情が殺到していることが26日、わかった。
同校関係者によると、「きのうだけで150件。(ほとんどが)『何で(佐々木を)投げさせなかったのか』という問い合わせだった」という。
今朝の段階で約50件があったことを明かした。
同校職員も「今朝から電話が鳴りっぱなし」と対応に苦慮している。
この日は終業式に先立ち、野球部の岩手大会準優勝報告会が開催された。
混乱防止のため、大船渡警察署に要請して学校周辺の巡回を強化。
佐々木らナインは全校生徒518人の前で、応援への感謝を伝えた。
~サンスポより~
佐々木は24日の準決勝では129球を投げて完封していた。
大船渡の国保陽平監督は「投げられる状態であったかもしれないが、私が判断した。
理由としては故障を防ぐこと」と試合後に語った。
富樫信浩新潟県高野連会長の話
「(登板回避は)勇気ある決断。
本人は投げたかったのかもしれないが、甲子園が全てではないという選択をした。
僕はそこが大事だと思う。(佐々木には)次のステップが待っている。
監督さんの判断が佐々木投手にとって正解か、そうでないのか?
それは誰にも分からない。
勝負は時の運もある。
将来ある選手の身体のことを目の前の勝利以上に考えるのが真の指導者なのではないか。
尚且つ、それが勝利に結びつけば尚更良いと思う。
しかし、チームにはそれをカバーする指導者が信じる選手たちが居て、
どの選手だから勝った、敗れたと、そういう次元で指導者の考えはないだろう。
佐々木投手であれ、他の選手であれ、指導者にとってはみんな同じだけ大事な野球の息子なのだから。
大船渡の選手のみなさん 夏お疲れさまでした。
心、身体をゆっくり休めて前へ進んで行って欲しいと思います。
兵庫球児たちの夏も大詰め、準々決勝が行われ4強が揃いました。
私はウインク姫路球場で行われた2試合を録画観戦しました。
第1試合 明石商業と姫路南との対戦
明石商業は走り出したら止まらない...。
以前チームでも秋春に悔しい想いをしても、夏を制すれば良し!と
何度も何度も何年もチャレンジして悲願の夏甲子園きっぷを掴んだ明石商業ですが、
この対戦の中では序盤で劣勢に立たされましたが、
追いつき追い越し最後に勝者になれば良し!という、追われた雰囲気を感じさせない戦いぶりでした。
秋県大会で明石商業に選抜の道を絶たれた姫路南は、この対戦へ想い持って挑んだことだと想像します。
惜しくも夏を終えましたが、先発谷投手の好投で試合を優位に創り、チーム力を感じる善戦を魅せてくれました。
選手のみなさん 夏お疲れさまでした。
第2試合 加古川西と高砂
両チームとも夏を観るのは初めてでしたが、纏まりある丁寧な野球を魅せてくれ、
ここまで勝ち上がってきたことに不思議の無いチーム同士の好対戦でした。
加古川西の最後まで諦めない姿勢を感じる姿は素晴らしく感動をいただきました。
胸張って前へ!
選手のみなさん お疲れさまでした。
準々決勝の対戦組み合わせが決まりました。
今日は休養日を挟み明日準決勝、28日決勝が行われ、
いよいよ101回目の兵庫の夏、甲子園きっぷが1チームへ届きます。
4チームの選手のみなさんには、最後まで怪我など無いよう頑張って欲しいなと思います。
7月25日 準々決勝対戦結果
【明石トーカロ】
社 0 0 0 1 0 0 0 0 0=1
神戸国際大附属 0 0 0 1 0 2 0 0 x=3
社 藤本、鐘搗、古西 - 坂部
神戸国際大附 松本、鍵 - 福元
兵庫県高校野球連盟試合速報より
1回表社1番長井が死球で出塁するも無得点。
1回裏国際1死後2番浅成が右前安打で出塁するも無得点。
2回裏国際2死後7番笠松が左前安打で出塁。
続く8番福元が中前安打で続き2死1・3塁とするが無得点。
3回裏国際1死後2番浅成が左前安打で出塁するも無得点。
4回表社2番辻田が中前安打で出塁。
3番藤本の2球目に1塁走者2盗に成功。
無死2塁とする。
ここで3番藤本が四球を選び無死1・2塁。
続く4番門脇の内野ゴロで2死3塁となる。
続く5番田中の内野安打で社1点先制。
4回裏国際2死後6番小松が右翼線2塁打で出塁。
続く7番笠松が中前適時打ですかさず同点に追いつく。
5回表社1死後8番上田が左翼線2塁打で出塁。
ここで国際投手鍵に交代、後続を断つ。
5回裏国際9番に入った鍵が四球を選び出塁。
犠打で1死2塁としたのち2死1・3塁まで攻めたが無得点。
試合は後半戦へ突入。
6回裏国際、1死後6番小松の2塁打で出塁、3盗を決めて1死3塁から7番笠松の犠飛で逆転に成功。
2死後福元の右前安打で出塁。
続く9番鍵が左越3塁打でこの回2点目。
8回表社1死後鐘搗の代打河南が内野安打で出塁するも無得点。
8回裏国際1死後7番笠松が中前2塁打で出塁。
続く8番福元が四球で1死1・2塁とするも無得点。
9回表社4番門脇が右前安打で出塁し粘りを見せる。
2死後社ここで6番に代打村上が右中間2塁打で2死2・3塁となる。
なおも7番に代打勝股を送るが反撃もここまで。
神戸国際大附が社を振り切りベスト4へ進出を決めた。
小野 1 0 1 0 0 0 0 0 0=2
育英 3 2 1 0 0 0 0 0 ×=6
小野 多鹿、田中(翔)、多鹿 - 藤原
育英 赤沼、石澤、塩谷 - 北山
兵庫県高校野球連盟試合速報より
初回小野 1死から2番一橋(STO)、
3番粂田、4番藤原、5番北垣まで連続4本の内野安打で2死満塁とした後、
6番濱田が左前タイムリーを放ち1点を先制。
その裏の育英。
1死から2番中塚が四球を選ぶと、3番川崎との間でヒットエンランを成功させ1・3塁に。
このチャンスに4番西川が放った痛烈な打球は左中間を破るツーベースとなり、2者を還し、すかさず逆転に成功。
さらに続く5番美澤も中前に適時打を放ち3点目を奪う。
2回育英 先頭の8番多田が左前打と犠打で二進すると、1番網谷も右前打を放ち1・3塁。
さらに2番中塚が四球を選び満塁に。
ここで3番川崎が中前に落としまず1点。
さらに4番西川の中犠飛も出てこの回2点を追加する。
3回小野 先頭の2番一橋が内野安打すると次打者内野ゴロの間に二進。
さらに4番藤原も四球で続き1・2塁。
ここで5番北垣が右前タイムリーを放ち1点を返す。
育英はここで投手を石澤にスイッチ。
後続を断つ。
その裏の育英は、先頭の6番藤田が右越えにツーベースを放ち犠打で三進。
この場面で8番多田はスクイズを手堅く決め6点目が入る。
6回小野 2死から7番瀧川が四球を選び出塁するも無得点。
その裏の育英は、2死から5番美澤の左中間ツーベースと6番藤田の四球でチャンスを築くが無得点。
7回育英 2死から1番網谷が右前打を放つも無得点。
8回小野 1死から4番藤原が中前打。
続く5番北垣も中前に落とすが1塁走者が二塁フォースアウトとなり、得点に至らず。
そして、序盤に目まぐるしく動いたこの試合も、いよいよ最終回小野の攻撃を迎える。
先頭PH長濱の放った打球は惜しくも育英のセカンド中塚の美技に阻まれ1死。
さらに後続も倒れゲームセット。
6-2で育英が勝利しベスト4進出を決めた。
【ウインク姫路】
明石商業 0 0 0 0 0 2 3 2 0=7
姫路南 3 0 0 0 1 0 0 0 0=4
明石商業 中森、杉戸 - 水上
姫路南 谷、照峰、庄、田中 - 中村
兵庫県高校野球連盟試合速報より
1回表明商、四球、3番重宮のレフト前ヒット、死球で1死満塁とするも無得点。
1回裏姫南、1番渡邉のセンター前ヒット、盗塁から2死2塁とし、4番中村が右中間2塁打を放ち1点先制。
続く死球の2死1・2塁から6番駒居が右中間を深々と破る3塁打を放ち2点取りこの回3点。
3回表明商、2死から3番重宮がレフト前ヒットで出塁するも無得点。
4回裏姫南、1死から7番鎌田が左中間2塁打を放ち出塁するも無得点。
5回表姫南投手照峰に交代。
明商、2四球で2死1・2塁とするも無得点。
5回裏姫南、2番森本のレフト前ヒット、死球で1死1・2塁。2死となるが、5番柳原がライト前ヒットを放ち1点追加。
6回表明商、4番安藤の右中間2塁打、四球、犠打で1死2・3塁。2死となるが代打岡田がライト前ヒットを放ち2点返す。
6回裏姫南、2四球で1死1・2塁とするも無得点。
7回表明商、3四死球の無死満塁から3番重宮が走者一掃のセンターオーバー2塁打を放ち3点取り逆転。
ここで姫南投手庄に交代し後続を抑える。
7回裏2死から明商投手杉戸に交代。
8回表明商、7番井上のセンター前ヒット、8番岡田のライト前ヒットで1死1、3塁としWPで1点。
なおも死球で1、2塁とし1番来田のレフトオーバーの2塁打で1点を取り、この回2点。
8回裏姫南、1死から死球、8番浮邉のライト前ヒットで1、2塁とするも無得点。
9回表明商、姫南は田中に投手交代。
9回裏姫路南、1死から3番梅崎が内野安打で出塁するも後続を断たれる。
最後まで粘りを見せたが惜しくも敗れた。
明石商業高校は準決勝進出。
加古川西 0 0 0 0 0 0 0 1 2=3
高砂 0 0 1 0 0 2 0 1 ×=4
加古川西 藤原 - 髙見
高砂 中島 - 濱野
兵庫県高校野球連盟試合速報より
1回表加西、1番鎌田がライト前ヒットで出塁するも無得点。
3回裏高砂、四死球で2死1、2塁とし4番山﨑のセンター前ヒットで1点を先制。
6回表加西、2死から四球、4番髙見のライト前ヒットで1、3塁とするも無得点。
6回裏高砂、1死から6番森田がセンターオーバーの2塁打で出塁。
内野ゴロの間に三進し、8番濱野のライト前ヒットで1点を追加。
続く9番中島のレフト前ヒットで1、2塁とし1番鎌田のレフト前ヒットで1点を取り、この回2点。
8回表加西、先頭の1番厚見が左中間への2塁打で出塁。
内野ゴロの間に三進し、4番髙見のセンター前ヒットで1点を返す。
8回裏高砂、先頭の8番濱野がセンター前ヒットで出塁。
1死後、1番鎌田のセンター前ヒットで1、3塁とし犠飛で1点。
9回表加西、四球と7番高橋の右中間への2塁打で無死2、3塁とし犠飛で1点。
9番村山の内野安打で1、2塁とし1番厚見の右中間への2塁打で1点。
1点差に迫るも後続が断たれゲームセット。
加古川西は最後まで粘りを見せたが惜しくも敗れた。
高砂高校は準決勝進出。