甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

神港学園 ~一球に込める~

2010-03-03 | 2010 春 ☆ 甲子園
センバツ高校野球の選考が決まり、出場校の話題もプロ野球キャンプ、オープン戦の話題で遠のいていましたが・・・

今月21日の開幕を控え、新聞には連載で兵庫から出場する神戸国際と神港学園の記事が掲載されはじめ
楽しみにしている開幕も、もうすぐだなぁ~と感じます


兵庫では大会の開催と同時に桜も咲き始める頃で、北から来られる選手・応援団のみなさんは故郷より一足早い春になりそうですね{


先日は、神戸国際の選手の寮生活を支える寮母さんの記事を目にしました。
放課後練習から帰る時間がまちまちな選手に温かい食事をさせたいという寮母さん。
プロに進んだ選手からは、プロの寮より料理が美味しいと言われるくらいだそうで、毎日の食事の管理をこうしてしてくれている寮母さんが居るから
安心して野球に打ち込むことが出来る・・・
感謝ですね。
今春のセンバツ出場は、寮母さんにとって最高のプレゼントになりましたね


今日の神戸新聞には、センバツに向けて残る日々、精一杯練習を重ねている神港学園の記事が掲載されていました

                    
              『 一 球 に 込 め る 』

中力~ 『ここぞ』 の強さで飛躍
神港学園にとってセンバツを懸けた一球だった。
2009年10月31日。 近畿大会準々決勝の福知山成美(京都)戦。


2-2の同点で迎えた延長十三回、2死満塁と前仲正志は最大のピンチに立たされていた。
投球数は200球を越え、右親指にはいつの間にか血まめができた。


カウント2-3。
「とにかくストライクを投げるしかない。打ち損じてくれ」
前仲が投じた直球外角低めに吸い込まれた。


「低いか・・・」
球場全体の目が主審に注がれる。
一呼吸於いて、主審の右手が上がった。

危機を脱したチームは延長十四回に相手の捕逸でサヨナラ勝ちを収めた。


「最後まで集中を切らさずにいけた」と前仲。
守備もエースを信じて無失策で守りきった。



チームが発足した昨年7月末、北原光広監督の評価は厳しかった。

「監督をしてきた28年間でも戦力は下から5番目くらい」

甲子園は遠い存在に思えた。

                           3月3日 神戸新聞 山本 哲志 氏

                                 明日に続く・・・


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