金木犀が咲き、秋風に流れていい香りがすると10月だなぁ~と毎年思います。
播州はお祭りが盛んな地域で、10月になるとどの地域も秋祭りが行われ、
「よ~いやさ!」とヤッサ(屋台)を担いで練り歩くお祭り好きの人々で街中溢れます。
この地域の方々はお正月よりお祭りが最大のイベントですから、ちょっと驚きですが会社もお休みされる方も多いとか。
私や息子達は播州の生まれでないので、お祭り~という感じではなく、ごく平凡に今日も過ごしています。
私も平凡に・・・野球観に行ってきました^^;
秋の大会観戦は準々決勝で終わりの予定でしたが、今日の予定が急遽変更になり、
それならぁ~\^^/と準決勝2試合の応援に行ってきました。
今日はさすが準決勝とあって、球場の駐車場は満杯で、朝早くから車の列ができていました。
連休ですから明石城で何かイベントもあったようですね。
今日の準決勝 第1試合は先週準々決勝で観戦した、北条と神戸国際大付との対戦。
第2試合は、昨日の準々決勝で東洋大姫路を3安打完封勝利した報徳学園と、
延長12回を戦い、福崎に競り勝った関西学院との対戦、報徳学園、関西学院は昨日に続き2連戦となりました。
報徳は3年連続、関西学院は2年連続の準決勝進出です。
第1試合 北条と神戸国際大付との対戦は、エース横谷投手が2安打完封。
今から2年先が本当に楽しみな注目の1年生エースです。
野手陣の堅守と攻撃でもピッチャーを助け、7-0 7回コールドゲームとし決勝進出です。
また第2試合 報徳学園と関西学院の強豪校同士の対決はレベルの高い野球が見れました。
試合前のアップ、シートノックからお互い締まった雰囲気で、特に報徳はアップからチーム全体が締まっていて
日頃の練習から選手の意識の高さや、全てに於いて質の高い野球をしているのだろうと感じました。
お互い14安打の猛攻でしたが、報徳のエース乾投手は連投にも関わらず要所々で貫禄のピッチング。
そして走攻守に於いて全てが勝っていた報徳学園が勝利を掴んだなぁと感じました。
来週13日(土)、決勝は神戸国際大付と報徳学園との頂点争い、3位決定戦は北条と関西学院との対戦と決まりました。
来週は残念ながら応援には行けませんが、きっと素晴らしい戦いが観られることでしょう。
観戦予定の方々はぜひ早めの球場入りをオススメします^^;
第1試合 北条 vs 神戸国際大付 の対戦を振り返ってみたいと思います。
準々決勝でどちらのチームも観戦させて戴きましたが、ぞれぞれに良い持ち味のあるチームの印象で、
北条は4強唯一の公立校、スタンドの応援団のみなさんと一緒になってここまでがんばってきたんだなぁと感じます。
今日も応援団長のお父さんは笑顔いっぱいで応援団をまとめておられました。
また、準々決勝で足を痛め心配していたレフトを守る片岡選手は大事なかったようで今日もスタメンで登場です。
スターティングメンバーは準々決勝 姫工戦と同じメンバーでした。
一方、国際は、準々決勝 育英戦でセカンド梶原選手と途中交代した小深田選手が入れ替わりスタメン。
その他の選手は打順も同じ、北条先攻、国際後攻となりました。
先発は1年生エース横谷投手
北条先発は冨嶋投手
初回、両投手の立ち上がりは対照的で、横谷投手は三者凡退に取ると、裏の攻撃では冨嶋投手は先頭打者へ四球、
国際打線に捕まり、連打とスクイズで一挙に3得点と国際が好調なスタートを切りました。
国際1回裏の攻撃
先頭、南選手に四球から始まり、2番渡邊選手が送って、3番宮本選手のセンター前で四球でもらったチャンスを生かし先制。
1死3塁と続き、4番太田選手がセンター前タイムリーで1得点。
5番高橋選手の内野ゴロに捕球が手間取りエラーとなって出塁。
1死1.2塁としたところで6番馬場選手が初球を弾き内野安打で1死満塁
7番沖選手のスクイズが決まり追加点を上げました。
ここでは2塁走者が本塁を狙いましたが送球が良く本塁死となり北条はもう1得点を阻みました。
2回の攻撃には先頭8番小深田選手がライトへ運び、9番横谷投手が送り2巡目へと打順が回ります。
1番南選手には死球で1死1.2塁と得点圏にランナーを置きますが北条の守備も良く、
後続がショートゴロ、見送りの三振で2者残塁、4得点目を阻みました。
この回の時はショートゴロのフォースアウトだったのですが、北条の内野手で「準備」がきちんとできている選手を発見しました。
セカンドを守る吉田(タカハル)選手ですが、常に捕球のイメージトレーニングをして身体を動かす姿があり、
4回の守備では2本がセカンドゴロで、その準備が生きて三者凡退に取りました。
吉田選手は「飛んでくるだろ」じゃなく「自分に飛んでくるんだ」 「こう取るんだ」と心と体の準備ができているんだと思います。
この「だろう」と「くるんだ」とでは大きな意識の違いがある・・・そう思います。
見習うべき「準備の姿勢」だと思います。ナイスセカンド!でした^^。
続く3回の攻撃でも国際打線は冨嶋投手を捉えます。
1死から5番渡邊選手が2球目を捉えてセンターへ運ぶと、6番馬場選手がライトオーバーのタイムリー2ベースで追加点が入ります。
馬場選手も1年生、体つきも1年生とは思えないくらいしっかりとし、投手としても横谷投手に並ぶ先が楽しみな選手です。
そして、さらに2死3塁から8番小深田選手がライト前へタイムリー2ベースで5-0 と大きくリードします。
小深田選手、スタメン起用に応え大活躍ですね!
6回の攻撃では7番沖選手のレフトへ2ベースヒットをきっかけに、スリーバント失敗とミスもありましたが、
1番南選手のセンターへのタイムリーで6-0
続く2番渡邊選手のセンターへタイムリー3ベースと素晴らしい2連打
この回、更なる2得点を追加し一気に試合を決めました。
北条の攻撃では、2回の2者残塁となったショートゴロWプレーが流れを上手く掴めなかったきっかけになってしまったかな・・・
そして、やはりエース横谷投手の好投と、松谷捕手のナイス牽制死や、
4回の守備では抜ければ2ベースヒットにもなりうる打球を、国際ファーストの南選手がファインプレーで捕球した場面も、
横谷投手のカバーがとても良くて、守備の連係が素晴らしく、練習通り成果が出た対戦だったのでは・・・の感想です。
北条は、なかなかランナーを出すことができず国際の堅守に流れを引き寄せられなかったように感じました。
最終回となった7回北条の攻撃では4番の意地、肘井選手の強い当たりをセカンドが弾きライト前ヒットと粘りましたが
最後は内野ゴロフォースアウトとなり神戸国際が打っては10安打7得点、横谷投手が2安打完封と快勝し、いざ決勝の舞台へ。
国際はチーム全体が明るくて元気な野球、そして堅守です。
今日の国際スタンドには生徒さんが大勢応援に駆けつけて、吹奏楽のトランペットは迫力があってひと際素晴らしい応援でした。
スタンドも一体感があり、チーム全体で気持ちも盛り上げて流れを掴んでいるように感じました。
決勝は強豪報徳学園との対戦となりましたが、決勝でも流れを掴んで勝利し、近畿大会へ進んでもらいたいなぁと思います。
北条の選手たちには関西学院との3位決定戦も、素晴らしい応援団と共に戦い勝利して欲しいなぁと思います。
ガンバレ!!
第2試合 報徳学園と関西学院との対戦記は次に書きたいと思います。
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