甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

2019 輝 *:.。.キラリ.。.:* 夏  ~神港橘 関西学院の夏 ~/3

2020-02-11 | 2019 夏☆甲子園



2019年 全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 関西学院vs神港橘

後半戦を振り返ります。

序盤3回1-1で中盤戦へ入り、両チームの継投で試合が動きます。

流れを掴んだ神港橘は、2番手野呂投手の立ち上がりを捉え

5回には、8番上領選手の先頭ヒットをチャンスメイクにし4連打で一挙4得点。

6-1と大きくリードを取ったところで、関西学院は水口投手へ継投。

一方、神港橘は5回、1死2塁の場面でエース勝投手から金丸投手へ継投し好リリーフを魅せます。

2年生ながら関学打線に堂々のピッチング!

未来が楽しみになる投手の発見でもありました。

後半戦は空気一変の投手戦となり、選手たちの頑張りに胸熱くなる対戦となりました。


前半5回までの記憶
2019 輝 *:.。.キラリ.。.:* 夏  ~神港橘 関西学院の夏 ~/1

2019 輝 *:.。.キラリ.。.:* 夏  ~神港橘 関西学院の夏 ~/2

6回表 関西学院の攻撃は、2番林選手をファーストゴロ

3番藪選手、4番水口投手を二者連続三振に















6回裏 神港橘の攻撃

金丸投手の初打席 サードゴロに





8番上領選手をセンターフライ

9番梶原選手を三振に

水口投手も三者で抑えます。



7回表 関西学院の攻撃







5番齋藤選手をサードゴロ

前田選手のグラブから一瞬捕球がこぼれますが懸命に送球!

サード前田選手、ファースト梶原選手の全力の守備

そして齋藤選手の何としても塁に出よう!という気持ち感じる全力疾走に拍手。









6番には代打中田選手(12)を三振、7番吉良選手をショートゴロに

中田選手はその裏、谷池(隆)捕手に代わりキャッチャーへ入ります。









ここからの神港橘の攻撃はビデオに残しました。



1番 市村選手 三振
2番 斎藤選手 セカンドフライ
斎藤選手の初球のファウルフライをレフト今村選手が
フェンスへ激突しながらも懸命にアウトを追います。

3番 中井選手ですが、7回の守備を終えた後、

足を気にする姿があり心配していましたが、やはり足を痛めてしまったようです。

2Sとなったところで森山選手(19)へ代わります。

中井選手フルスイングで頑張りました。

間が空きましたが水口投手は集中力切らさず一球で三振に取るところはさすがでした。


8回表 関西学院の攻撃

森山選手がセンターへ入ります。

8番奥山選手をショートゴロに







9番には代打柏木選手(13) レフトフライ













1番今村選手をライトフライに















8回裏 神港橘の攻撃



4番 弓場選手を三振に
5番 前田選手をセカンドフライ
6番 三木捕手をサードゴロに

水口投手の力投を9回の攻撃に繋げたい...。

9回表 関西学院の攻撃



2番 林選手をライトフライ

3番 代打隅田選手(18)サードへセーフティーバント

4番 水口投手へ投じた4球

水口選手はフルスイングで向かいます。

しかし関西学院の夏の終わりが告げられました。

最後まで、どの選手も自分が何とか切り開こうとする気持ちを感じ胸熱くなりました。

神港橘は勝投手が踏ん張り、そして金丸投手の好投が光りました。

金丸投手は13人の打者を相手に無四死球ノーヒット

一人も塁に出すことない素晴らしいピッチングを魅せてくれました。

守備も大きなミスも無く、堅守にも流れを掴んだ神港橘が3回戦へ進出した対戦でした。

また、関西学院 水口投手も継投直後の前田選手のヒット1本

勢いつく神港打線を抑える好リリーフを魅せてくれました。

神港橘の勝利の校歌を聞きながら、ふと春を思い出しました。

神港橘が優位に試合を進めリードをしていた対戦でしたが、

終盤大量得点を奪われ悔負を喫した春の一戦。

その時、お父さん方が肩を落としながら残した言葉を思い出しました。

あれから夏へ向かって積んできたものが、こうして花開く姿を見られて

誇らしくこの校歌を聞かれているだろうなと本当に胸熱くなりました。

第101回大会から兵庫では、親御さん方が子供たちの夢叶うようにと

想い込めて作られる願い鶴の受け渡しが禁止されました。

個人的にはとても残念なことではあります。

夏が進んで行く度に、前へ進むチームのスタンドには

夏を終えたチームの願い鶴がそれを見守ってきました。

そのチームの選手は居ないけれど、託した夢...

そこには選手たちや、たくさんの親御さん方の想いが詰まっています。

夏の風物詩などと言う言葉も聞かれますが、私はそんな風には思えません。

いきなりの禁止ではなく、もう少し大人が考えて環境を作ることもできたのではないかと、

関西学院の選手たちの姿を見てそう改めて感じました。

形としては繋がることは無くなりましたが、でも選手たちの想いというものは繋がっていきます。

関西学院の選手たちは対戦後、悔しさ抑え立派な高校球児の姿を残してくれました。

心粋ある水口主将の背中を追って、後輩たちもまた関西学院の野球を繋いでいくことだと思います。












第101回 全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 関西学院vs神港橘 夢を託して☆彡

神港橘3年生のスローガン『笑』

この対戦では多く『笑』を魅せてくれました。

最後に小西選手が素敵な『笑』を向けてくれました。



神港橘はこの後、神戸との3回戦も勢いそのままに勝利。

5回戦進出を懸けて高砂との対戦で夏を終えました。

私はこの2回戦だけの観戦になりましたが、

今まで神港橘の試合を観てきた中で1番のナイスゲームだったと思います。


神港橘の選手のみなさん

関西学院の選手のみなさん

思い出深い一戦になりました。

ありがとう。

そして3年生は卒業おめでとう。

素敵な春を迎え、それぞれが輝く未来でありますように



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