8月9日、広島の原爆の日に続き、65回目の長崎原爆の日を迎えました。
多くの犠牲になられた方々のご冥福を祈ると共に、改めて平和を考える一日となりました。
平凡・・・ってことがどれだけ幸せか。
戦争を経験していない私には奥深い出来事で、広島、長崎の原爆の日、8月15日の終戦記念日を迎えるこの時期、
平和に暮らせる事を感謝し、犠牲になられた方を偲ぶ日であります。
みなさんは『Nagasaki Archive』ナガサキ・アーカイブというサイトをご存知ですか?
先日の長崎原爆の日に、記事を色々見ていましたら、戦争経験がない被爆三世の方々が、
『歴史の証言を残す必要がある』
と立ち上がり衛星写真で構成するデジタル地図を使って長崎の被爆実態を世界に伝えるインターネットサイト
「ナガサキ・アーカイブ」というサイトがある事を知りました。
サイトを制作したのは首都大学東京の渡辺英徳准教授(ウェブアート専攻)と、長崎市の平和グループ
「高校生1万人署名活動」の元メンバーらでつくる制作委員会。
被爆から65年が経過し、被爆者の平均年齢が75歳を超えた今、制作委代表の鳥巣智行さん(東京都在住)が、
渡辺准教授に協力を要請し実現しました。
長崎市のデジタル地図上には、被爆者の方々の顔写真や、被害を受けた県庁など主な施設の写真を被爆場所や
所在地ごとに表示され、クリックすると体験談が活字で表示されたり、建物の被害直後の写真がクローズアップされる仕組みです。
上空だけでなく、水平方向からも立体的に見ることができ、爆心地から見ると当時の市街地が
山陰になっていることなどを実感うることができます。
「Nagasaki Archive」では、Google Earthで長崎の地形を立体的に俯瞰しながら、被爆者の写真と体験談を、
実際に被爆した場所と関連付けて閲覧できます。
体験談は長崎新聞社が収集した100人分が収められています。
また、被爆直後に撮影された写真と2010年現在の写真を重層表示し、被害の様子、
復興を遂げた長崎のようすを時空を越えて体感することもできます。
閲覧には【Google Earthプラグイン】のインストールが必要ですが、簡単にできますので、ぜひご覧戴きたいと思います。
Nagasaki Archive
http://nagasaki.mapping.jp/
※Google Earthプラグインのインストールはサイトからできます。
そして9日、「被爆した子どもが、親兄弟のきずなを断たれ生きた65年。若い人たちには、私たち被爆者の心を次の世代に伝えてほしい」と
長崎の被爆語り部として国内外で1万回以上の被爆体験講話を続けてきた長崎原爆遺族会顧問の下平作江さん(75)(長崎市)が
ご主人の介護や自身の病気で体力は限界に近い。しかし「残された時間はもうない」。核兵器のない世界実現のため、若者たちに語りかけた。
下平さんは入院時を除き、これまで平和祈念式典に出席してきたが、今年は9日午前、長崎市立福田中学校で被爆体験講話をされました。
その講話の記事がありましたので紹介したいと思います。
爆心地から約800メートルの防空壕(ごう)で被爆。自宅にいた母や姉、医学生だった兄を原爆で失った。
一緒に被爆して生き残った2歳下の妹は、被爆から10年後に病気を苦にして列車に飛び込み自殺した。17歳だった。
下平さんは生きる気力がなくなり、後追い自殺も考えたが、後に夫となる隆敏さん(81)に励まされ、生きることを選んだ。
語り部の活動は40歳ごろから開始。
当初は1度限りのつもりで、大阪市内の中学生たちに語り部をした。
原爆で家族を亡くして育った自分の体験を語られた。
1度限りで終わらせなかったのは、話を聞いた子どもたちから感想文が届いたからだった。
「食べ物を残すのはもうやめます」
「(下平さんは親が亡くなり、苦労したけれど)自分たちには親がいる。
クソババアとお母さんに言ってましたが、もうやめます」。
下平さんは「うれしかった」と話し、語り部を続けていこうと心に決めた。
以降、下平さんは被爆の影響とみられる病気と闘いながら、修学旅行生たちに被爆者が抱える痛みを伝え続けてきた。
今春、支え合って生きてきた隆敏さんに肺がんが見つかり、下平さんも肝硬変と診断された。
「本当は、残された人生を妻として夫のそばで看病したい。でも私たち被爆者が語らなければ、
戦争がどんなに悲惨なものか、薄れつつある。夫も同じ思いでいるはず。
だから私は一人でも多くの若者たちに話をしたいんです」
この日、下平さんは生徒たちに語りかけた。
「核兵器は、子どもの夢や希望だけでなく、命までも奪う。人類とは共存できないんです」
真剣な表情で聴き入る子どもたちを見ながら、下平さんは核のない未来が訪れることを改めて願った。
戦争・・・
現代人には、想像も出来ない未知の世界だと思います。
残酷な戦争を見たくないという方も多いと思うのです。
知ってこそ平和は生まれる・・・私はそう思います。
8月15日終戦記念日を迎えます。
多くの犠牲になられた方々のご冥福を祈ると共に、改めて平和を考える一日となりました。
平凡・・・ってことがどれだけ幸せか。
戦争を経験していない私には奥深い出来事で、広島、長崎の原爆の日、8月15日の終戦記念日を迎えるこの時期、
平和に暮らせる事を感謝し、犠牲になられた方を偲ぶ日であります。
みなさんは『Nagasaki Archive』ナガサキ・アーカイブというサイトをご存知ですか?
先日の長崎原爆の日に、記事を色々見ていましたら、戦争経験がない被爆三世の方々が、
『歴史の証言を残す必要がある』
と立ち上がり衛星写真で構成するデジタル地図を使って長崎の被爆実態を世界に伝えるインターネットサイト
「ナガサキ・アーカイブ」というサイトがある事を知りました。
サイトを制作したのは首都大学東京の渡辺英徳准教授(ウェブアート専攻)と、長崎市の平和グループ
「高校生1万人署名活動」の元メンバーらでつくる制作委員会。
被爆から65年が経過し、被爆者の平均年齢が75歳を超えた今、制作委代表の鳥巣智行さん(東京都在住)が、
渡辺准教授に協力を要請し実現しました。
長崎市のデジタル地図上には、被爆者の方々の顔写真や、被害を受けた県庁など主な施設の写真を被爆場所や
所在地ごとに表示され、クリックすると体験談が活字で表示されたり、建物の被害直後の写真がクローズアップされる仕組みです。
上空だけでなく、水平方向からも立体的に見ることができ、爆心地から見ると当時の市街地が
山陰になっていることなどを実感うることができます。
「Nagasaki Archive」では、Google Earthで長崎の地形を立体的に俯瞰しながら、被爆者の写真と体験談を、
実際に被爆した場所と関連付けて閲覧できます。
体験談は長崎新聞社が収集した100人分が収められています。
また、被爆直後に撮影された写真と2010年現在の写真を重層表示し、被害の様子、
復興を遂げた長崎のようすを時空を越えて体感することもできます。
閲覧には【Google Earthプラグイン】のインストールが必要ですが、簡単にできますので、ぜひご覧戴きたいと思います。
Nagasaki Archive
http://nagasaki.mapping.jp/
※Google Earthプラグインのインストールはサイトからできます。
そして9日、「被爆した子どもが、親兄弟のきずなを断たれ生きた65年。若い人たちには、私たち被爆者の心を次の世代に伝えてほしい」と
長崎の被爆語り部として国内外で1万回以上の被爆体験講話を続けてきた長崎原爆遺族会顧問の下平作江さん(75)(長崎市)が
ご主人の介護や自身の病気で体力は限界に近い。しかし「残された時間はもうない」。核兵器のない世界実現のため、若者たちに語りかけた。
下平さんは入院時を除き、これまで平和祈念式典に出席してきたが、今年は9日午前、長崎市立福田中学校で被爆体験講話をされました。
その講話の記事がありましたので紹介したいと思います。
爆心地から約800メートルの防空壕(ごう)で被爆。自宅にいた母や姉、医学生だった兄を原爆で失った。
一緒に被爆して生き残った2歳下の妹は、被爆から10年後に病気を苦にして列車に飛び込み自殺した。17歳だった。
下平さんは生きる気力がなくなり、後追い自殺も考えたが、後に夫となる隆敏さん(81)に励まされ、生きることを選んだ。
語り部の活動は40歳ごろから開始。
当初は1度限りのつもりで、大阪市内の中学生たちに語り部をした。
原爆で家族を亡くして育った自分の体験を語られた。
1度限りで終わらせなかったのは、話を聞いた子どもたちから感想文が届いたからだった。
「食べ物を残すのはもうやめます」
「(下平さんは親が亡くなり、苦労したけれど)自分たちには親がいる。
クソババアとお母さんに言ってましたが、もうやめます」。
下平さんは「うれしかった」と話し、語り部を続けていこうと心に決めた。
以降、下平さんは被爆の影響とみられる病気と闘いながら、修学旅行生たちに被爆者が抱える痛みを伝え続けてきた。
今春、支え合って生きてきた隆敏さんに肺がんが見つかり、下平さんも肝硬変と診断された。
「本当は、残された人生を妻として夫のそばで看病したい。でも私たち被爆者が語らなければ、
戦争がどんなに悲惨なものか、薄れつつある。夫も同じ思いでいるはず。
だから私は一人でも多くの若者たちに話をしたいんです」
この日、下平さんは生徒たちに語りかけた。
「核兵器は、子どもの夢や希望だけでなく、命までも奪う。人類とは共存できないんです」
真剣な表情で聴き入る子どもたちを見ながら、下平さんは核のない未来が訪れることを改めて願った。
戦争・・・
現代人には、想像も出来ない未知の世界だと思います。
残酷な戦争を見たくないという方も多いと思うのです。
知ってこそ平和は生まれる・・・私はそう思います。
8月15日終戦記念日を迎えます。
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