「野球は勝ち負けより修行の場」
2010年、甲子園を春夏連覇した興南高校野球部 監督我喜屋 優 監督さんが、
昨年12月25日 『根っこが育てば花は咲く』と題され、講演をされた記事を目にし紹介したいと思います。
「野球は勝ち負けよりも修行の場」 野球が終わっても人生のスコアボードは続く。
我喜屋監督が2007年に母校興南の監督に就任された当時は、あいさつのできない野球部員が多かったという。
コミュニケーション能力を磨くためのトレーニングとして、朝の散歩を選手の日課に取り入れ、
外で見たことや感じたことは1分間のスピーチにまとめて発表する場を作られたそうです。
ごみ拾いを野球に例え、相手を思いやることの大切さを知って欲しい想いで
「おまえが拾わないと後の人が嫌な思いをするのは、暴投をカバーするのと一緒だ」と選手たちに教えられた。
散歩中にごみ拾いをする選手が増えると、試合での選手たちの送りバントの成功率があがったそうです。
選手たちは、走者を進めるために犠牲になることの必要性を理解したという。
我喜屋監督さんは、一度決めた約束事は、どんなにささいなことでも守らせる。
後輩に弁当を買いにいかせるのはダメ。
眉毛を細くするなど手を加えるのも禁止。
約束を破った選手は主力であっても3週間練習を禁止させたこともあったそうです。
「勝ちだけにこだわる我喜屋じゃない」ということを選手たちに知ってもらいたかった・・・。
野球を通じて高校生を育てる・・・
「野球は9回で終わるが、子どもたちには人生の勝利者になってもらいたい」
~高校野球地方ニュース 逸見 那由子氏の記事より抜粋~
もし・・・我が子が球児だったら・・・
野球を通じて人間教育をして下さる我喜屋監督さんのような監督さんの元で、
野球をさせてみたい・・・そう思った。
いつも思う。
野球の技術より前に人として大事な物がある・・・
野球は人間形成の場・・・
この記事を読み、改めてそう思った。