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~球児たちの あしあと~

兵庫球児100年のあしあと 47

2018-07-01 | 高校野球

白球回想 夏の兵庫大会史

兵庫球児100年のあしあと 47


第85回大会決勝の再戦、東洋大姫路が3年越しの積る想いを果たす

神港学園との決勝での顔合わせに、強い気持ちを感じる9回の同点打、サヨナラ打。

5年ぶりに東洋大姫路が甲子園へ帰ってきた。


第89回大会には、そろそろ私も選手の顔や名前が分かる年代に。

今では、もう数年早く高校野球の魅力に気が付いていたらなぁ~なんて思う

現在プロ、メジャーで最前線で活躍しておられる選手たちの黄金期だ。


第88回大会(2006年)

~東洋大姫路、起死回生V~


第88回大会決勝、劇的な逆転サヨナラ勝ちを決める東洋大姫路


「夏の東洋」が劇的に雪辱を果たした。

2006(平成18)年の第88回大会決勝は東洋大姫路が神港学園に九回逆転サヨナラ勝ち。

03年の決勝で延長の末、神港学園に屈した名門が11度目の歓喜に浸った。


47年ぶりの4強入りで話題を集めた加古川東を準決勝で退け、決勝に進んだ神港学園は選抜大会8強の実力校。

東洋大姫路は四回に3点差を追いつかれ、六回に勝ち越しを許す展開だったが、

九回、3番林崎遼が起死回生の同点打。

さらに5番柏原大輝がサヨナラ打を打ち、5-4で逆転劇を完結させた。


夏の甲子園でも躍進を遂げ、20年ぶりに準々決勝進出。

田中将大(現ヤンキース)を擁した駒大苫小牧(南北海道)と激闘を演じ、聖地を沸かせた。

エース乾真大は東洋大を経て日本ハム入り。

主砲林崎も同大学から西武に入団した。


第89回大会(2007年)

~王者・報徳、近田がけん引~


第89回大会決勝、マウンドで笑顔を見せる報徳の近田玲王投手(中央)


2002年の選抜大会優勝以降、兵庫高校球界の中心に君臨し続けた王者・報徳。

07(平成19)年の第89回大会も初優勝を狙った神戸国際大付の挑戦を退け、

県内単独トップとなる12度目の栄冠に輝いた。


02年の大谷智久(現ロッテ)、04年の片山博視(元楽天)ら、絶対的なエースの存在が報徳の特徴。

07年は2年生左腕、近田玲王(元ソフトバンク)がチームの象徴だった。

1年生の春に公式戦デビューし、秋の近畿大会では大阪桐蔭のスラッガー田中翔(現日ハム)に

真っ向勝負を挑み、一躍注目を集めた。


第89回兵庫大会決勝は一回に3点を奪われたが、粘りを発揮。

141球で完投し、春夏連続の甲子園出場に貢献した。

翌年の夏も優勝に導き、全国選手県でベスト8に進撃した。


神戸新聞 松本大輔氏

兵庫球児100年のあしあと 1~20
第1回~第40回大会(1915~1958年)


兵庫球児100年のあしあと 21~30
第41回~第61回大会(1959~1979年)


兵庫球児100年のあしあと 31~40
第62回~第77回大会(1980~1995年)


兵庫球児100年のあしあと 41
第78回大会(1996年)



兵庫球児100年のあしあと 42
第79回大会(1997年)
第80回大会(1998年)


兵庫球児100年のあしあと 43
第81回大会(1999年)


兵庫球児100年のあしあと 44
第82回大会(2000年)
第83回大会(2001年)


兵庫球児100年のあしあと 45
第84回大会(2002年)
第85回大会(2003年)


兵庫球児100年のあしあと 46
第86回大会(2004年)
第87回大会(2005年)