上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その12)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/426251c129f635958ac4da403f6badfe
黄河遊覧をしようと、“気垫船(ホバークラフト)”待合室に行くと、時刻表がありません。係員に聞くと、定員の12人が集まったら出航するとのこと。
トイレに行っている間に、「吉東号」に乗船するようアナウンスがありました。船着き場には、数艘の“気垫船”が係留されています。
12人全員が席に着き、船頭と若い女性のガイドが乗り込んで来たのが13:10でした。エンジンをかけると、“気垫船”は静かに浮き上がり、水面を滑るように進みます。
黄河との間の土手もそのまま乗り越えて行きます。黄河の流れは穏やかで、“気垫船”は殆ど揺れません。
10分ほど走り、自動車専用の「桃花峡黄河大橋」を潜った先の中洲の砂地に乗り上げて、ここで休憩です。
すぐに、馬を引いた馬子(まご)とサンドバギーカーが、乗客たちに群がります。料金は、どちらも10元(約170円)ですが、隊長は乗りませんでした。
この中洲で30分ほど休憩して、“気垫船”が船着き場に戻ったのが、14:00でした。
近くには、遺跡に指定されている「清代黄河橋」があり、橋に上がることが出来ます。
鄭州駅に戻る列車の発車は、15:31なので、まだ1時間半ありますが、早めに駅に行こうと思いました。
来たときとは逆に、電動観光車で「景区入口」まで行き、そこから無料送迎バスで駅まで戻ろうと考えました。
「清代黄河橋」脇の売店で聞くと、電動観光車は「炎黄広場停車場」が終点だし、無料送迎バスは行きのみとのこと。
駅まで行くのには、5分ほど「景区入口」方向に「迎賓路」を歩いたところにある公共バス停から、16番のバスに乗れと言われました。
公共バス停に行くと、16番のバスが停車していましたが、「黄河景区」駅までは、街の中を循環してから行くので約1時間かかるとのこと。
現在時間は14:30、列車の出発時間まで丁度1時間です。バス停近くに1台だけ客待ちをしていたタクシーの運転手に駅までの料金を訪ねたところ150元(約2,600円)と吹っかけてきました。
メーターを倒せば10~15元の距離です。こうなったら自家用車で来ている観光客に頼んで、駅まで乗せてもらおうかと思った時、三輪タクシーのおばちゃんが声をかけてきました。
料金は、僅か5元(約85円)、乗らない手はありません。荷台に乗り込むと、バタバトというエンジン音を響かせ、自転車並みの速さで走ります。
約10分で「黄河景区站(駅)」に到着。駅周辺には、コンビニどころか、建物が一軒もありません。発車まで約1時間、駅の候車室(待合室)で過ごすしかありませんね。
X線手荷物検査機の女性保安係員も、穏やかで、鄭州站の様な殺伐とした雰囲気はありません。待合室内には、売店はなく、トイレのみ。
「黄河景区站(駅)」に停車する列車は一日上下各7本と少ないので、候車室にいる殆どが隊長と同じ“C2909”の乗客でしょうね。
同駅を通る「京広線」は、日本の東海道新幹線のような大動脈ですが、この駅は“こだま”停車駅のようなものです。
候車室は天井も高く明るくて快適ですが、冷房の効きすぎが難点でした。
☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その14)で☆
* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *