隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.623『ドラマ 「海に眠るダイヤモンド」』

2024年12月06日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第623回は、『ドラマ 「海に眠るダイヤモンド』を、お送りします。

 

 


民放各局の10月から始まった “秋の連続TVドラマ(連ドラ)”、今期も多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、五作品です。以前は、8本前後を観ていましたが、最近は事前の情報を元に、興味を惹くドラマだけに絞っています。

 

その “秋の連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』 、


二作品目が、『あのクズを殴ってやりたいんだ』 、 


三作品目は、『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-

 

四作品目が、『ザ・トラベルナース』 でした。


今日ご紹介する『海に眠るダイヤモンド』は、TBS系列「日曜劇場」枠で、10月20日から放送開始されました。放送時間は、毎週日曜日の 21:00 ~ 21:54。


尚、「日曜劇場」の前々作は、『アンチヒーロー』 。


本作品は、長崎県・端島(はしま)を舞台に、昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語です。


タイトルの「海に眠るダイヤモンド」とは、はたして、端島の海の地底深くに眠る石炭鉱脈のことを指すのか、それとも何かを暗示しているのでしょうか。最終回までには、分かることでしょう。


脚本は、野木亜紀子のオリジナル作品。


「隊長のブログ」では、野木亜紀子さんの脚本ドラマを、石原さとみ主演・2018年1月期『アンナチュラル』 ほかを、取り上げています。


主演は、神木隆之介。


共演者:斎藤工、杉咲花、池田エライザ、土屋太鳳、清水尋也(ひろや)、中嶋朋子、山本未來、さだまさし、國村隼、沢村一樹、宮本信子、ほか。

 

 

主題歌は、King Gnu の新曲「ねっこ」。

 

第1話のあらすじ:ドラマのスタートは、2018年夏の東京・新宿から。その日暮らしのホスト・玲央(神木隆之介)は、出会ったばかりの怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)から、突然プロポーズされます。ホストクラブに案内すると、玲央のために大金を使ってくれるいづみ。都合のいい客に巡り会った玲央は、後日再び現れたいづみの誘いに乗って、軽い気持ちで長崎を訪れます。フェリーに乗る二人でしたが、近づいてくる端島を前に、いづみは過去に想いを馳せて。。。


舞台は変わり、1955年春も長崎県・端島。炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた青年・鉄平(神木隆之介・二役)は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってきました。同じ大学を卒業した幼馴染の賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島したのです。鉄平の兄で鉱員の進平(斎藤工)や、島の食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、鉄平の母・ハル(中嶋朋子)ら、皆が鉄平の帰島を喜ぶなか、一平だけは激怒します。さらに鷹羽鉱業の職員で賢将の父・辰雄(沢村一樹)もまた、息子の就職先については思うところがあるようです。


同じ頃、端島に謎多き美女・リナ(池田エライザ)が降り立つ。歌手だというリナに、興味津々の鉄平たちでしだが。。。

 


12月1日放送・第6話までの感想:本作は、史実に基づいた “歴史ドラマ” でもあるし、昭和の時代の炭鉱産業がもたらした光と影の “社会問題ドラマ” でもあるし、男女三組の “ラブロマンス” でもあるし、“青春群像劇” でもあるし、“ミステリードラマ” の要素も持ち合わせています。


隊長のドラマに対する持論は、「原作のないオリジナル脚本の方が、面白くなる可能性が高い」ですが、本作品はまさにその通りだと自画自賛しています。脚本家として、ヒット作を連発している野木亜紀子さんの面目躍如というところでしょう。


さすがの「日曜劇場」制作費が豊富なのでしょう。豪華で多彩な俳優陣だけでなく、セット、ロケ、時代考証などに、お金を掛けているのが、画面から分かります。


主演で、一人二役の神木隆之介さん。1950年代の端島に生きる、明るく真っ直ぐな性格の鉄平。現代の東京では、夢も希望もやる気もなく、無気力で刹那的なもう一人の主人公・ホストの玲央と、正反対の役柄を見事に演じ分けています。


他に隊長が注目しているキャストは、池田エライザさんと、さだまさしさん。


どこからか逃げるように端島へやってきた、謎の歌手・リナを好演しているエライザさん。第7話以降も、ストーリーの鍵を握る人物として、ますます注目を集めそうです。


日本の女優さんは、左利きの方が日本人女性の平均より多いように感じていますが、エライザさんもその一人です。このドラマでも、左手で箸を持つシーンなどがありました。


尚、他の左利き女優さんの一覧は、こちらを参照下さい  。


端島に唯一ある寺の和尚役のさだまさしさん。歌手のさだまさしさんが、キャスティングされたのは、ただ長崎出身というだけではないでしょう。舞台となる、端島だけでなく、ドラマに登場する長崎市での被爆の恐ろしさを体現できる、彼の人生経験からキャスティングされたと思います。

 

尚、『海に眠るダイヤモンド』次回・第7話は、12月8日(日)よる9時からの放送予定です。

 

 

 

 

==「テレビ番組」 バックナンバー 一覧 ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1 ~ 610 省略

Vol.611   2024/9/26   『鶴瓶の家族に乾杯 「2024年2月~7月放送ピックアップ」』 

Vol.612   2024/9/30   『2024年夏の連ドラ総括』 

Vol.613   2024/10/5   『ドラマ「終りに見た街」』 

Vol.614   2024/10/7   『A-Studio+「2023年9月~24年6月放送ピックアップ」

Vol.615   2024/10/11  『ドラマ「団地のふたり」』 

Vol.616   2024/10/13  『こころ旅「2024年秋の旅」ピンチランナー登場

番外編    2024/10/18  『訃報:西田敏行さん』 

Vol.617   2024/10/21  『ドラマ「母の待つ里」』 

Vol.618   2024/10/25  『世界ふれあい街歩き 「チューリヒ」、「ブルージュ」』 

Vol.619   2024/11/4   『ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」

Vol.620  2024/11/10  『ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」』 

番外編   2024/11/20  『訃報:火野正平さん

Vol.621  2024/11/23   『ドラマ「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」

Vol.622  2024/12/1    『ドラマ 「ザ・トラベルナース」』 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 左利き女優名鑑 | トップ | 音楽 番外編 『訃報:中山美... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿