上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その14)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b263615cc56575056e19f945f17188b
鄭州旅遊5日目、「鄭州黄河風景名勝区」から宿泊先の「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)」に戻りくつろいでいる時に、まだ鄭州で達成していないことを思い出しました。
それは、前回2012年11月に鄭州に来た時に出来なかった⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d779aa38a1ac521946ecb5748c25ce3f 、「二七記念塔」の最上階に登り街並みを見下ろすことです。
「二七記念塔」は、1923年2月1日の京漢鉄道の労働者のストライキを記念して、1971年に建てられた高さ63mの五角形のタワーです。
普段は、中に入れてタワーの頂上まで登れるのですが、その日は中国共産党第18回党大会の関連行事が開かれていて入場出来ませんでした。
時計を見ると16:55です。ガイドブックには、「二七記念塔」の開放時間は午後5時までと書いてあります。急いでホテルを飛び出し「徳化歩行商業街」を「二七広場」に向かいます。
17時を少し過ぎた頃に広場に到着したのですが、記念塔の正面入口を既に閉まっていました。
一途の望みを持って、横手の入場券売り場に回ってみましたが、やはり閉まっていました。ガーン!
今回も塔の最上階に登ることは出来ませんでしたが、ふたつの五角形の塔の面と面がつながりあい、12層の塔を形成している独特な構造の「二七記念塔」を眼にしっかりと焼き付けました。
ホテルに戻ろうと「徳化歩行商業街」を歩いていると、雨が降っていた14日の土曜日以外、毎晩この通りに現れる孫悟空や猪八戒の恰好をしたグループとまた遭遇しました。
これが彼らの見納めかと思い、写真を撮ろうと近づくと「写真撮影は2枚で10元(約170円)」とお面の中から声を掛けられました。
商業街を盛り上げようとボランティアで孫悟空などの恰好をしているのかと思いきや、商売にしているのですね。
旅行に出た時は、最終日の夜を“最後の晩餐”と自分で呼び、豪華な食事をすることにしています。
この日も「粤海酒店」4Fにある「粤海軒中餐厅(中華レストラン)」で食事することを事前に決めていました。
そもそも、このホテルに泊まろうと思ったのは、前回ここでの“最後の晩餐”に満足したからです。
17:10に店内に入ってみると、前回はテーブルから商業街を行きかう人たちを眺めながら食事出来たのですが、厚いブラインドが降りていて外が見えません。
午後7時を過ぎているのに、月曜日のためかお客の数はまばらでした。
まずは“金星新一代啤酒(ビール)”15元(約260円)で喉を潤します。中国ではビールを常温のまま飲むのがまだまだ一般的の様で、レストランでは“冰的(冷えたやつ)”とオーダーしないと冷えたビールは出てきません。
しかし、その“冰的”も、殆どは気持ち冷えている程度の冷たさで、日本のようにギンギンに冷えたビールが出てくることはありませ。
この店は、さすが五つ星ホテル、お値段は街中のビールの3倍でしたが、ギンギンに冷えたビールを飲むことが出来ました。
頂いた料理は;
“金湯特色豆腐” 58元(約1,000円)。豆腐の硬さは柔らか過ぎず、硬過ぎず、タレもご飯にかけて何杯も食べられる美味さです。
“澳門烧肉(マカオ風チャーシュー)” 58元(同上)。ザラメ砂糖をまぶしたチャーシューは、とろけるような甘さと柔らかさです。
“独特醤蒸南瓜牛肉” 68元(約1,150円)。牛肉のほのかな辛味とカボチャの甘さが絶妙です。
こんなに美味しい“最後の晩餐”を味わって、お会計は208元(約3,500円)でした。鄭州最高!!
こうして、鄭州最後の晩は更けていきました。
☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その16:最終回)で☆
* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *