隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.442 『ドラマ 「日本沈没」』

2021年12月04日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第442回は、『ドラマ 「日本沈没 -希望のひと-」』をお送りします。

 

 


10月から始まった、民放各局の連続TVドラマ(連ドラ)を批評するコーナーの一本目は、『アンラッキーガール!』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f84d9c153c10e5bb112717b197efe537


二本目が、『スナック キズツキ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5211c0a6d92b4a4cd7a73d420effcf1b


三本目は、『最愛』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/706144f56cb414cef824267009823c9d


四本目が、『SUPER RICH』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c225f70f6cc8d7a9507e4696f7029336


五本目は、『婚姻届に判を捺しただけですが』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c0bc1f92e2ba61d4c59e9158d248130


六本目が、『二月の勝者 -絶対合格の教室-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9005847c5d1ef52b08517679221ed7bf


七本目は、『真犯人フラグ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/74c1d5f14352fa5252d5bbc8766aac0b  でした。


今日ご紹介する『日本沈没 -希望のひと-』は、TBS系列「日曜ドラマ」枠で、10月10日から放送開始された連ドラです。放送時間は、毎週日曜日の 21:00~21:54。


尚、「日曜ドラマ」の前作は、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』  です。


原作は、小松左京のSF小説「日本沈没」。


脚本:橋本裕志(ひろし)。

 

尚、「隊長のブログ」で紹介した、橋本裕志さんの脚本作品一覧は、こちらをご参照下さい

 

橋本裕志さんは、本作品と『エアガール』で、「第30回橋田賞」を受賞しています。

 

演出:平野俊一、土井裕泰(どい のぶひろ) 、宮崎陽平。

 


主演は、小栗旬。


共演者:松山ケンイチ、杏、國村隼、香川照之、杉本哲太、ウエンツ瑛士、中村アン、石橋蓮司、風間杜夫、ほか。

 

 


ナレーションが、ホラン千秋。

 

 

第1話のあらすじ:舞台は、近未来・2023年の東京。東山総理(仲村トオル)は、世界環境会議で地球物理学の権威である世良教授(國村隼)のもと「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明しました。


さらに官房長官の長沼周也(杉本哲太)が、東山が“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足すると発表。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)も選ばれていました。


目的達成のために強引な手段もいとわない天海は、自身の提案を通したいがために東山総理にすり寄り、同時に総理の抵抗勢力である政界のドン・里城副総理(石橋蓮司)をも懐柔しようとします。さらには、両者に顔が利く「生島自動車」会長兼経団連会長の生島誠(風間杜夫)を同期の常盤に紹介してもらい、近づいていきます。


そんな折、ネットに関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載ります。この記事が原因で、一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面します。しかし、田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻弄されるのでした。。。

 

 

第7話までの感想:小松左京さんの「日本沈没」が刊行されたのは、昭和48年(1973)。当時は、高度成長期真っ只中。その日本が沈没すると言う衝撃的な内容に、ヒット作となり、1973年と2006年には映画化、1974年にもドラマ化されています。


今回のドラマも、物語としては、斬新さはないのですが、新型コロナウィルスのパンデミック禍の現代に相通じるものがあります。例えば、日本沈没が迫る中、副総理(石橋蓮司)などが国民の命より経済を優先する発言をするなど、コロナ下の政治家と一緒ですね。


まさに、番組のキャッチコピー「信じられるリーダーはいるか。」ですよね。


「日本沈没」など荒唐無稽(こうとうむけい)と思いながらも、舞台を近未来に置き換えた脚本と、スピーディーな展開、役者陣のリアルな演技により、実際に日本が沈没したらどうしょうと思わせられてしまいます。


ただ、残念なのは、VFXの出来がお粗末なことです。第5話で、危惧されていた関東沈没が起こったおと、海水に沈んだ東京湾沿岸のシーンが登場するのですが、明らかに作り物と分かるレベルです。また、沈没が起こり、首都圏から避難しようとして、高速道路が渋滞している映像が、何故か車が右側通行でした。


キャストでは、田所教授役の香川照之さんの “怪演” が際立っていますね。主役の小栗旬さんが霞むほどです。2020年7月期の  『半沢直樹』  など、TBS系「日曜ドラマ」での、香川照之さんの “怪演” は、お約束事になっています。


久しぶりのドラマ出演となる杏さんの演技にも注目しています。


エンディングに流れる、菅田将暉の「ラストシーン」が、ドラマの緊迫感を高める効果にピッタリな曲になっているのも、評価出来ます。


尚、『日本沈没 -希望のひと-』次回・第8話は、12月5日(日) 午後9時からの放送予定です。

 

 

 

 

 

==「テレビ番組」 バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~430 省略。

Vol.431 2021/10/26『こころ旅「2021年秋の旅」再スタート』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/27c352170fe3111f18d00819610bbbd2

Vol.432 2021/11/2 『ドラマ「黒革の手帖」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fd61f65ba71cfc8c0030a553ab48b169

Vol.433 2021/11/4 『ドラマ「アンラッキーガール!」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f84d9c153c10e5bb112717b197efe537

Vol.434 2021/11/9 『ドラマ「スナック キズツキ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5211c0a6d92b4a4cd7a73d420effcf1b

Vol.435 2021/11/12『ドラマ「最愛」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/706144f56cb414cef824267009823c9d

Vol.436 2021/11/14『朝ドラ「カムカムエヴリバディ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a501c7582c6221a76c162cd87dfe4ab0

Vol.437 2021/11/18『ドラマ「SUPER RICH」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c225f70f6cc8d7a9507e4696f7029336

Vol.438 2021/11/21『世界ふれあい街歩き「銀座スペシャル」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7fb0c5b42f68ebe1c2a7eb33db69fa3a

Vol.439 2021/11/23『ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c0bc1f92e2ba61d4c59e9158d248130

Vol.440 2021/11/27『ドラマ「二月の勝者」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9005847c5d1ef52b08517679221ed7bf

Vol.441 2021/12/1 『ドラマ「真犯人フラグ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/74c1d5f14352fa5252d5bbc8766aac0b

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