隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第545回は、『ドラマ 「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子(かみづる りょうこ)の解明~」』をお送りします。
民放各局の4月から始まった “春の連続TVドラマ(連ドラ)”、多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、五作品です。以前は、8~12本程度を観ていましたが、最近は事前の情報を元に、興味を惹くドラマだけに絞っています。
その “春の連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『だが、情熱はある』 。
二作品目が、『それってパクリじゃないですか?』 、
三作品目は、『わたしのお嫁くん』 でした。
今日ご紹介する、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』 は、フジテレビ系列 「月曜夜10時枠の連続ドラマ」 枠で、4月17日から放送開始されました。放送時間は、毎週土曜日の 22:00 ~ 22:54。
尚、「月曜夜10時枠の連続ドラマ」の前々作は、長澤まさみ主演 『エルピス —希望、あるいは災い—』 。
本作品は、元弁護士の異色の探偵・上水流涼子が、変わり者の天才バディとともに、 あり得ない方法で、あり得ない敵に挑む、痛快エンターテインメントです。
原作は、柚月裕子(ゆづき ゆうこ)による小説 『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』。
脚本:根本ノンジ。
根本ノンジさん脚本のドラマは、『正直不動産』 などを、取り上げています。
主演は、天海祐希(あまみ ゆうき)。
隊長のブログ」では、天海祐希さんが出演する作品を、これで九本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい 。
共演者:松下洸平、仲村トオル、丸山智己、中川大輔、白石聖、ほか。
主題歌は、ざきのすけ。「彼は誰どき」。
第1話のあらすじ:明晰(めいせき)な頭脳と大胆な行動力をあわせ持つ上水流涼子(天海祐希)は、かつて多くの事件を担当する敏腕弁護士でしたが、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪されてしまいました。。
顧問弁護士を務めていた総合商社・諫間グループの社長、諫間慶介(仲村トオル)にも解雇され、現在はIQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とともに、自身が立ち上げた『探偵事務所 上水流エージェンシー』で探偵業を営んでいます。
そんなある日、事務所に、不動産ブローカーの神崎恭一郎(髙嶋政伸)から2000万円を取り返してほしいという女性がやって来ます。依頼主の松下祥子(街田しおん)によると、神崎は2年前、松下夫妻が所有する土地と工場を汚いやり口で奪い、祥子の夫・昭二(水野智則)を自殺に追い込んだと訴えます。
契約上何も問題がないことから、警察に相談しても取り合ってもらえなかった祥子は、涼子が提示する「依頼料だけで200万円」という破格のギャラを払ってでも夫の無念を晴らしたいと言い、その覚悟を知った涼子は、祥子に事務所を紹介した顔なじみの元刑事・丹波勝利(丸山智己)からも情報を得ながら、貴山とともに神崎の身辺調査を開始します。
妻・朱美(戸田菜穂)と一人息子の克哉と暮らす神崎は、秘書の橘亜里沙(工藤美桜)をはじめ、複数の愛人を囲う生粋の遊び人。それを利用しようと考えた涼子は、つかんだ不倫の証拠を2000万円で神崎に買い取らせようとするも失敗します。
そこで、ターゲットをある人物に変更し、貴山の友人で歌舞伎町の若きリーダー・有田浩次(中川大輔)にも協力を依頼するのでした。涼子と貴山が選んだ “あり得ない手段” とは。。。
第4話までの感想:三大連続ドラマ定番ジャンルと言われるのが「医療系」、「法廷・弁護士系」、「警察・探偵系」、モノです。本作品は、主人公が元弁護士で、現在は探偵事務所所長。その意味では、「警察・探偵系」でしょうが、主人公の上水流涼子が、元弁護士としての法律知識を駆使して、問題を解決する場面はありません。知的作業は、IQ140の相棒・貴山に頼っている状況ですね。
涼子は、もっぱら肉体労働で、ターゲットと対峙します。元宝塚男役トップスターで、運動神経抜群の天海祐希さんには、お手の物ですね。
悪事を働いている人間を、成敗する姿は、番組公式サイトのキャッチコピー “痛快エンターテインメント” 通りですが、ストーリー展開が雑な気がします。
第4話まででは、涼子が弁護士資格を剥奪された真相が明かされていませんし、その伏線もありません。
原作を読んでないので、大きなことは言えませんが、作者の柚月裕子さんは、推理作家。もう少し、ミステリーな物語とならないものでしょうか。
主役の天海祐希さんが、ターゲットに近づくために、キャディや、高級クラブのホステス、中国の富豪などに変装するシーンが話題となっていますが、これは天海さんファンには堪らないでしょうね。
バディを務める、松下洸平さん。ドラマ 『最愛』 で、吉高由里子さんの恋人役を務めて以来、準主役級としての地位を確立しています。しかし、本作品の貴山役は、ミスキャスティングだと思います。
天海さんとは、実年齢でも20歳近く離れていて、個性の超強い涼子相手には、失礼ながら見劣りしてしまいます。貴山の設定を涼子と同年代か、逆に年上にして、ドラマ 『緊急取調室』 の同僚たちの様な、老獪なベテラン男優さんが良かったのではないでしょうか。
その意味では、第1話の髙嶋政伸、戸田菜穂、温水洋一。第3話では、高橋克実。第4話が、水野美紀、などの毎話異なるゲストベテラン俳優陣が存在感を示していますね。
尚、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』次回・第5話は、5月15日(月) よる10時からの、放送予定です。
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Vol.531 2023/3/7 『ファミリーヒストリー「2022年10月~23年2月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/479b7aa66fa8ad462a18f4047ba6b20a
Vol.532 2023/3/9 『大河ドラマ「花の生涯」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2f484cd8a39c9975d005405447cbaec9
Vol.533 2023/3/13 『日曜日の初耳学「2023年1月~2月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b8f9b1b7c556a802ae659af05c632fb4
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