隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第544回は、『ドラマ 「わたしのお嫁くん」』をお送りします。
民放各局の4月から始まった “春の連続TVドラマ(連ドラ)”、多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、五作品です。以前は、8~12本程度を観ていましたが、最近は事前の情報を元に、興味を惹くドラマだけに絞っています。
その “春の連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『だが、情熱はある』 。
二作品目が、『それってパクリじゃないですか?』 でした。
今日ご紹介する、『わたしのお嫁くん』は、フジテレビ系列「水曜22時」枠で、4月12日から放送開始されました。放送時間は、毎週水曜日の 22:00 ~ 22:54。
本作品は、仕事を完璧にこなし、同僚たちからも憧れの存在でありながらも “ズボラ女子” の一面をもつ主人公が、あることをきっかけに、会社の後輩で家事が圧倒的に得意な “家事力最強男子” を、嫁に迎えるという “社会派ラブコメディー” です。
原作は、柴なつみによる同名の漫画。
脚本:橋本夏。
尚、橋本夏さん脚本のドラマは、『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』 を、取り上げています。
主演は、波瑠(はる)。
「隊長のブログ」では、波瑠さんが出演する作品を、これで八本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい 。
共演者:高杉真宙、竹財輝之助(たけざい てるのすけ)、古川雄大、宇梶剛士、富田靖子、前田拳太郎、仁村紗和、中村蒼、ヒコロヒー、ほか。
主題歌は、SEKAI NO OWARI「サラバ」。
第1話のあらすじ:速見穂香(波瑠)は、大手家電メーカー『ラクーン・エレクトロニクス』営業部の社員。五期連続で営業成績ナンバー1の敏腕社員で“営業神”と呼ばれ、取引先からも絶大な人気を得ていました。
速見の後輩・山本知博(高杉真宙)は入社3年目。三人兄弟の末っ子で、長兄の正海(竹財輝之助)、次兄の薫(古川雄大)から溺愛されて育った彼は、忙しい母に代わって兄たちと家事をこなしてきたため、家事力には絶対の自信を持っています。普段、速見と一緒に営業先を回ることも多い山本は、完璧に仕事をこなす彼女を尊敬していました。
ある日、営業部に新入社員の花妻蘭(前田拳太郎)が配属され、お花見が開催されることに。花見の日、山本の前には、人事部に所属する同期・赤嶺麗奈(仁村紗和)が、招かれていないにもかかわらずに、現れます。そこで山本は、いきなり「山本くんって、速見さんのこと好きでしょ」と赤嶺に指摘され、動揺してしまいます!?
その夜、山本は、酒に酔った勢いで速見のマンションを訪れる。速見が忘れていったハンカチを届けるためだった。突然のことに焦りまくる速見。そこで山本が目にしたのは、普段の速見からは想像もできないほど散らかり放題の汚部屋で。。。
第4話までの感想:番組公式サイトのキャッチコピーは、「“ズボラ女子”ד家事力最強男子”の社会派ラブコメディー!」となっています。波留さん演じる“ズボラ女子”速見と、高杉真宙さん演じる“家事力最強男子”の同居(ルームシェア)に始まる、恋の駆け引きがメインのラブコメディーなのは、間違いないのですが、「社会派」と大上段から語るのは、違うかなと思います。
確かに、現代社会でも残る「嫁」に対する過剰なあるべき姿を、男女逆転させ、速見が一家の “大黒柱” で、山本が “嫁” と描くことで、問題提起しようとしているのでしょうが、視点が狭隘です。
これが、漫画原作ドラマの限界かも知れませんね。脚本家も演出家も原作漫画のイメージに縛られて、自由な発想でのドラマ作りが出来なかったのでしょうか。キャストが熱演しているだけに、残念です。
出演者では、波瑠さんが、安定した演技を見せてくれています。ただ、本作でのヒロインは、従来の波留さんのキャラクター通りなので、キャスティングされた印象です。そろそろ、従来のイメージを打破して、“悪女” 役を演じて貰いたいものです。
若手男優陣は、高杉真宙さん始めイケメン揃いで、女性視聴者には、ビジュアル的には楽しいでしょうね。
その中でも、『女神の教室』 では、真面目で硬派な苦学生役だった前田拳太郎さんに注目しています。今回は、真逆な金髪で女子力の高い新入社員を演じていて、そのギャップと、若いながら演技力の高さに驚きました。
尚、『わたしのお嫁くん』次回・第5話は、5月3日(水) よる10時からの、放送予定です。
==「テレビ番組」 バックナンバー ==
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Vol.1~530 省略。
Vol.531 2023/3/7 『ファミリーヒストリー「2022年10月~23年2月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/479b7aa66fa8ad462a18f4047ba6b20a
Vol.532 2023/3/9 『大河ドラマ「花の生涯」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2f484cd8a39c9975d005405447cbaec9
Vol.533 2023/3/13 『日曜日の初耳学「2023年1月~2月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b8f9b1b7c556a802ae659af05c632fb4
Vol.534 2023/3/18 『ドラマ「青い鳥」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4add8e71f83a34b35a8896a31492c93f
Vol.535 2023/3/21 『A-Studio+「2022年11月~23年2月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5a2d2c1688850c20936426f622c5f848
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Vol.538 2023/4/5 『中国ドラマ「家族の名において」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f59411796305a018ccbaaea0d4d1eb17
Vol.539 2023/4/14 『~⽇本全国~桂宮治の街ノミネート「あんがとない!福島めぐり旅スペシャル」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f1ebf7590a7011c81c56ae03c41963b1
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Vol.542 2023/4/29 『ドラマ「だが、情熱はある」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/85946ba6cd4e338230589a6d53ce5b0e
Vol.543 2023/5/2 『ドラマ「それってパクリじゃないですか?」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d4af66d1eb0859f100fd16ee2c3020fd