隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第554回は、『新美の巨人たち 「2023年3月~6月放送ピックアップ」』をお送りします。
『新美の巨人たち』は、テレビ東京系列及びBSテレビ東京で放送されている、美術系教養番組。放送開始が2000年4月と、この番組も23年続く「長寿番組」です。
2019年4月に、番組名が『美の巨人たち』から、『新美の巨人たち』に変更になりました。2022年10月からは、番組スポンサーが、ヘーベルハウスの一社提供となり、正式番組名も『HEBEL HAUS MUSEUM 新美の巨人たち』となりました。
放送時間は、テレビ東京が、毎週土曜日 夜10時~10時30分。BSテレビ東京は、一週遅れの土曜日 夜11時30分~12時です。
この番組では、「Art Traveler(アートトラベラー)」と称する著名な旅人が、毎回作品が展示されている美術館や建築物、ゆかりがある場所などへ足を運び、作品の秘密や、アーティストの人生に迫り、より豊かな美術鑑賞の旅へと視聴者を誘います。
初代のナレータは、俳優の小林薫でしたが、番組名変更と同時に、ナレーションは複数の俳優が担当しています。
毎週観ている番組ではありませんが、興味のある場所が登場した時には、チャンネルを合わせています。
2023年3月25日の放送では、東京・文京区関口にある『椿山荘』(ホテル椿山荘東京)とその庭園が、紹介されました。
この日の、「Art Traveler」は、歌手・ドラマ―・女優のシシド・カフカ。ナレーションは、俳優・渡辺いっけい。
シシド・カフカさん、この番組では、Art Travelerとナレーターとして、月一度は登場している印象です。一方の渡辺いっけいさん、隊長の記憶では、Art Travelerとしての出演は稀で、もっぱら声の出演が多い印象です。
画面では、めったにお目にかかれない渡辺いっけいさんですが、現在再訪中のNHK朝ドラ 『ひらり』 では、ヒロインの石田ひかりさんと、“友達以上恋人未満” の診療所医師を演じていて、ほぼ毎日お顔を拝見しています。
大部脱線してしまいましたが、1878年、明治の元勲・山縣有朋が造り上げた椿山荘の名庭園は、幾時代かを経て、ホテルの庭園として現在に至っています。
ホテルの正面玄関と目白通りを挟んで建つのが、 この番組でも2021年7月17日の放送で取り上げた 『東京カテドラル聖マリア大聖堂』 です。
隊長も、椿山荘には、何度か訪れて いて、番組でも紹介された庭園の見事な「三重塔」は、見るたびにその美しいフォルムに感動しています。
5月13日には、90年前から銀座で営業を続ける、現存する日本最古のビヤホール『ライオン』が、登場しました。
落語家の林家たい平が、「Art Traveler」。ナレーションは、俳優の要潤(かなめ じゅん)。
尚、「隊長のブログ」では、落語・落語家・寄席に関する記事を、これで二十一席(回)アップしたことになります。詳細は、こちらをご覧下さい 。
『ライオン』店内の荘厳な雰囲気と色彩豊かなモザイク壁画はまるで大聖堂のようでした。設計したのは建築家の菅原栄蔵。当時、庶民にまだ普及していなかったビールを広めるのが目的でした。
ライオンの大ファンで、普段から通っているという林家たい平さん。次から次と明らかにされる当店舗の秘密に、興味津々。収録中に提供される生ビールを本気飲み。最後の方は、赤い顔をしていました。
6月24日は、『東京都庁』が、取り上げられました。
「Art Traveler」は、モデル・女優の田中道子。ナレーションは、フリーアナウンサー・八木亜希子。
新宿副都心にそびえる超高層の東京都庁。巨匠・丹下健三の設計です。
丹下健三さん設計の建物は、『東京カテドラル聖マリア大聖堂』 も、そうですね。
大聖堂を思わせるツインタワーに、ファサード(建築物正面部のデザイン)の繊細な表現。細部まで考え抜かれた建築は、世界中から人々が押し寄せる東京のシンボルとなっています。その都庁は、史上最大規模と言われたコンペで、選ばれました。
番組を観ていて、興味を持ったのは、コンペで、丹下案の最大のライバルと目されていた、磯崎新の「横長」の都庁案です。番組では、丹下と全く異なるコンセプトで挑んだ幻の都庁を再現。もしもの東京の姿に、一級建築士でもある田中道子さんが迫りました。
最近、東京都庁には訪れていませんが、昔、勤務していた会社が「十二社通り」沿いにありました。毎日、「都庁」の前と、「新宿公園」を通り抜けて、通勤・退勤していました。都庁の姿に、当時のことを、思い出しました。
「隊長のブログ」では、『美の巨人たち』と『新美の巨人たち』を、これで23放送回分を、取り上げたことになります。詳細は、こちらの記事一覧を、ご参照下さい 。
尚、次回のテレビ東京での『新美の巨人たち』は、7月8日(土)よる10時から、『妹島和世「西武鉄道・特急Laview」』 と、題して放送予定です。
==「テレビ番組」 バックナンバー ==
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Vol.1~540 省略。
Vol.541 2023/4/24 『今春もやってます「にっぽん縦断 こころ旅」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f0edc29ec3f23fc2f43c94d86e1f73ec
Vol.542 2023/4/29 『ドラマ「だが、情熱はある」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/85946ba6cd4e338230589a6d53ce5b0e
Vol.543 2023/5/2 『ドラマ「それってパクリじゃないですか?」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d4af66d1eb0859f100fd16ee2c3020fd
Vol.544 2023/5/6 『ドラマ「わたしのお嫁くん」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9643fa22ab13b4bee08fba5d9a456017
Vol.545 2023/5/9 『ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ef73a68b05a519bcb68b8cc5767b4d5c
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Vol.547 2023/5/15 『ガイアの夜明け「2023年1~4月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d015f714930c74c857bbc5d97fdd417b
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Vol.549 2023/5/30 『出没!アド街ック天国「2022年3・4月放送ピックアップ」』https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f7559a5515e02f91d80371333a97ec9
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Vol.553 2023/7/3 『ボクらの時代「2023年3月~4月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/334960f4e12a387fb0f3cba59cc64794