隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

スポーツ No.247 『プロ野球新用語辞典 Vol.2』

2023年12月16日 | スポーツ

隊長が、体験や観戦した「スポーツ」を紹介するシリーズの第247回は、『プロ野球新用語辞典 Vol.2』をお送りします。


2023年のプロ野球は、3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での 「侍ジャパン」の世界一  から始まり、11月の日本シリーズでの 阪神タイガースの38年ぶりの日本  で、幕を閉じました。


そんなプロ野球の世界で、ここ数年、テレビのプロ野球中継を観ていると、隊長の聞き慣れない用語を、アナウンサーや解説者が使っていることが多くなりました。


以前、『プロ野球新用語辞典 Vol.1』 で、新用語を記事にしましたが、今回は Vol.2 として、一覧にしてみました。(アイウエオ順)

 

オーディナリー・エフォート(Ordinary Effort) 


「オーディナリー・エフォート」とは、各ポジションの平均的な能力を持った選手が行ったプレーのことを言う。主に、失策(エラー)か安打(ヒット)か記録を判断する際の基準になります。


以前から存在していた野球用語ですが、今年は特に阪神を38年ぶりの日本一に導いた、岡田彰布(あきのぶ)監督の「守備重視の選手起用」とか、「当たり前のことを当たり前にやる」とかの発言で、注目されました。

 

 

オプト・アウト(Opt Out)


元々は、マーケティング用語の「オプト・アウト」ですが、プロ野球では、「選手が複数年契約の途中でも、一定の年数・成績を満たせば契約内容を見直すことができる権利」のことです。


今年は、元読売ジャイアンツの中田翔選手がオプト・アウトを使用し、中日ドラゴンズに移籍した際に、多く聞かれました。

 

 

 

クオリティ・スタート(Quality Start)


先発投手が6イニング以上投げ、3点以内に抑えたときの記録のことを「クオリティ・スタート」と呼びます。本用語も以前からありましたが、今年度のタイガース投手陣の充実ぶりを表す証明ともなった用語です。


今年度セリーグのチーム別投手QS率では、阪神はもちろんトップ。個人別でも、上位10人に、阪神から2位に村上頌樹が、3位に伊藤将司が、ランク入りしています。

 

 

グリーン・ライト(Green Light)


「青信号」の意味から転じて、野球界では、「走者が、ノーサインで、盗塁を試みてOK」という意味で、使われています。


この言葉も、阪神・岡田監督のシーズン前の発言で、注目されました。前年までの、基本的に走者は、グリーン・ライトのチーム方針から、「どんなに足の速いランナーでも、盗塁はサイン。グリーン・ライトは、近本光司選手のみ」に変わりました。

 


この方針も、38年ぶりの日本一の要因の一つと言えるでしょう。

 

 

守備シフトの禁止(Ban on shifts) 


今年度のMLB(米大リーグ)ルール改定で、行われるようになりました。


前年までは、日米を問わず、左の強打者が打席に入ると、3人の内野手が2塁ベースより左に移動するシフトを、よく見かけました。今年のMLBの新ルールでは、内野手は2塁ベースを境に左右2人ずつに分かれなくてはならず、試合中にその位置を変更することは出来なくなりました。


日本では、まだ導入されていませんが、個人的にはこのルールは賛成です。

 

 

ピッチ・クロック(Pitch Clock) 


こちらも、MLBの新ルールです。試合時間短縮の為、新ルールでは、投手は走者がいる場面は20秒以内、走者がいない場面では15秒以内に投球しなくてはいけなくなりました。


隊長は、投手と打者の駆け引きも、野球の醍醐味だと思っているので、このルールの日本への導入には、反対です。

 

 

ベースの拡大(Larger Bases)


同様に、MLBに今年度導入されました。ベースのサイズが、ここ最近の15インチ(約38センチ)四方から18インチ(約46センチ)四方にまで、拡大されました。


目的のひとつは、選手の安全を図るため。もうひとつは、攻撃の機会を増やすためです。


日本でも、ベースの拡大を実施して欲しいと思います。これも、今年の阪神タイガースに関してですが、8月188日の対・横浜DeNAベイスターズ戦での事です。ランナーの阪神・熊谷敬宥(たかひろ)選手が、セカンドへの盗塁を試みた時、横浜・京田陽太遊撃手が、二塁ベースを足で塞ぎ、スライディングもブロックする形でタッチした事がありました。

 


この危険行為に対して、岡田監督があわや退場になるかの勢いで、猛攻撃。監督の抗議がきっかけになり、ルール改正に繋がりました。


ベースが拡大されれば、さらに危険な接触プレーが減るので、歓迎です。

 

 

==「スポーツ」バックナンバー 一覧 ==

No.1~235 省略

No.236 2022/5/3   『新国立競技場 初観戦 FC東京 vs ガンバ大阪』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6b08ed0a415481be75c8b7bf5f9719a5

No.237 2022/8/1   『東京2020大会1周年記念セレモニー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9e1579d25d122193d03c06c3026dd270

番外編 2022/10/6  『訃報:アントニオ猪木さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81ac97fa1d36c73c0975306f62612951

No.238 2022/12/7  『W杯日本 またも“ベスト16の壁”を越えられず』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0052657f9653c5c88886dad486dd6e52

No.239 2022/12/20 『メッシは、マラドーナを超えたか?』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bb5380d371e5b304644b7faafe68923d

No.240  2023/3/20  『「侍ジャパン」決戦の地 マイアミへ』

No.241  2023/3/23  『WBC 14年ぶり世界一の「侍ジャパン」が帰国会見』

No.242  2023/5/19  『ラグビーリーグワンプレーオフ 準決勝』

No.243  2023/8/25  『高校野球 慶応 107年ぶり優勝』 

No.244  2023/9/4   『バスケ男子 48年ぶり自力でパリ五輪へ』 

No.245  2023/9/13 『ラグビーW杯 日本代表 白星発進』 

No.246 2023/11/2  『南ア、ノートライで四度目の優勝』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする