上海城市新聞 Vol.15 『奥林会と四川大地震』(その2)はこちら⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b7e0ff5fe134fd42ec7579bf840304e9
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[都江堰]都江堰(とこうえん)は成都の北西約50Kmにある2000年前に築かれた水利施設で、世界文化遺産に登録されている。
旅の5日目は茂県の県城を出発し、途中「都江堰」で観光をして成都までの移動でした。この日もバスの出発は7時と早朝で、引き続き山道を下ってゆきました。途中、あちこちでダム、道路、鉄道の工事をしていました。このダム、道路、鉄道も地震の被害にあったと思われます。
昼食を済ませて「都江堰」へ到着したのは、13時でした。河の途中の中洲に行くために、吊り橋を渡って移動しました。ここでは、雄大な河の流れだけでなく、南北朝時代に建てられて「ニ王廟」がおすすめでしたが、その「ニ王廟」もどうなっているのか心配です。
【「二王廟」から見た「都江堰」】
【中洲から見た「伏龍観」】
報道から:「都江堰」にも亀裂が入り、水門管理棟が倒壊した。「ニ王廟」は山門の一部が倒壊し本堂にも被害が出ている。市内の死者約3000人のうち学校の倒壊による生徒の死者が1000人近くを占める。
[成都市]人口1100万人余りを擁す四川省最大の都市で省都。
成都の夜は「川劇」と「変臉」を楽しみました。成都には、北京の京劇に対抗するように「川劇」があります。北京の劇なので「京劇」、四川の劇なので「川劇」というわけです。ホテルに貼ってあったポスターに「変臉」の英語訳で"Change Mask"となっていましたので、米国俳優のジム・キャリーが出演するのかと思っていたら(笑)、川劇の俳優が色とりどりの「くま取り」を早変わりしてみせる伝統芸能でした。
最終日は成都市内の「文殊院」を観光後に、綿陽へ移動しました。「文殊院」は南北朝時代に創建された寺院で四川省の仏教の中心。成都から綿陽までは高速道路が整備されていて快適な移動でした。「文殊院」や利用した高速道路には被害はなかったのでしょうか。
【成都市内】
【文殊院】
報道から:成都中心部の被害は小さいが、ビルから飛び降りるなど死亡した人も。被災地から負傷者を受け入れ、物資や人員を送る後方支援拠点ともなった。成都市の四川大学華西病院では日本政府が派遣した国際緊急援助隊の医療チームが医療活動を行った。
北京オリンピック
参加総数・1万1,244人
経済効果:約6000億元(約9兆円)
四川大地震
死者:6万9,197人(2008年7月21日現在)
被害額:約1兆元(約15兆円)
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「四川大地震」から四年が経とうとしています。日本でも、昨年「東北大震災」が起こりました。日中両国の被災地の復興状況が気になります。
次回の「上海城市新聞」は2009年1月4日発行の『攀登上海』です。お楽しみに!
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