隊長が好きな「相撲」を紹介するシリーズの番外編は、『訃報:北の富士さん』をお送りします。
前回の記事『訃報:火野正平さん』 に引き続き、今日も悲しいお知らせをお届けしなければなりません。
大相撲の元横綱で、幕内で十回の優勝を果たし、NHKの大相撲中継の解説者としても長年活躍した、北の富士 勝昭(本名:竹澤 勝昭)さんが、十一月十二日に逝去されました。 享年・八十二歳。
昭和17年(1942)3月28日に北海道網走郡美幌町で生まれた北の富士さんは、昭和32年(1957)の一月場所で初土俵を踏むと持ち味の速攻相撲で番付を上げ、昭和45年(1970)の初場所後に横綱に昇進して、幕内で十回の優勝を果たしました。
(現役時代の横綱土俵入り)
昭和49年(1974)七月場所で引退後は、九重(ここのえ)親方として千代の富士と北勝海の二人の横綱を育て、定年を前に日本相撲協会を退職して以降は、NHKの大相撲中継で現役力士の取組について時に厳しく、時に温かいことばで解説し人気を博しました。
去年の三月から病気の療養のため、大相撲中継の出演を見送ってきましたが、ことし七月の名古屋場所の初日ではVTRで出演し、元気な姿を見せていました。しかしながら、11月に入って体調を崩し都内の病院で治療を受けていましたが、亡くなられました。
解説者としての北の富士さん、立ち振る舞いが “粋(いき)” そのものでしたね。
北の富士さんのご冥福を、お祈りいたします。
==「相撲」バックナンバー ==
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/78f3b57346580c1da454bb49641a52d9
1番~130番 省略
131番 2023/11/28 『霧島 二度目の優勝で綱取りへ』
132番 2023/12/30 『令和五年の総括』
133番 2024/1/10 『元日の両国・相撲部屋巡り』
134番 2024/1/14 『令和六年初場所の注目力士は』
135番 2024/1/29 『照ノ富士、四場所ぶり九度目の優勝』
136番 2024/2/13 『しゃべくり007に、角界レジェンド五人が出演』
137番 2024/3/11 『令和六年春場所の注目力士は』
138番 2024/3/27 『尊富士 110年ぶりの新入幕優勝』
139番 2024/5/13 『令和六年夏場所の注目力士は』
140番 2024/7/16 『令和六年名古屋場所の注目力士は』
141番 2024/8/4 『照ノ富士 悲願の10度目優勝』
142番 2024/9/9 『令和六年秋場所の注目力士は』
143番 2024/9/25 『大の里、二度目の優勝で大関昇進決定』
144番 2024/11/9 『令和六年九州場所の注目力士は』
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