テレビ Vol.325 『ドラマ 「ディア・ペイシェント～絆のカルテ～」』

隊長が観た「テレビ番組」を紹介するシリーズの第325回は、『ドラマ 「ディア・ペイシェント～絆のカルテ～」』をお送りします。

恒例の、7月から始まった連続TVドラマを批評するコーナーの一本目は、『私の家政夫ナギサさん』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dbdc98578794798701b3a7c0c025d8f5 、


二本目は、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f0e1db14f36e044af2a50937e1c3e4b1 でした。


今日ご紹介する『ディア・ペイシェント～絆のカルテ～』は、NHK総合およびNHK BS4Kの「ドラマ10」枠で、7月17日から 開始されました。放送時間は、毎週金曜日の22:00～22:44。


原作は、南 杏子（きょうこ）の推理小説「ディア・ペイシェント」。


脚本は、荒井 修子（しゅうこ）。


主演は、貫地谷 しほり（かんじや しほり）。


貫地谷しほりさんが出演した作品は、2009年11月公開映画『僕らのワンダフルディズ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb3761026797f05f93a3a6e196cabd3b 、


2020年1月期ドラマ 『テセウスの船』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b606cc9d10453a79475722fbb6150ad 、


の二本を、取り上げています。


共演者は、内田有紀、田中哲司、浅香航大、伊武雅刀、ほか。

 

このドラマは、昨今増え続けるモンスターペイシェント（クレーマー患者）たちに悩む女性医師が、先輩医師や同僚とともに、患者たちと真摯（しんし）に向き合い寄り添おうと努力する中で、人と人との絆を見つけ出してゆく物語です。


あらすじ：真野千晶（貫地谷しほり）は、首都圏の民間総合病院に勤める内科医です。先輩医師の浜口陽子（内田有紀）、金田直樹（浅香航大）らとともに、日々診療に追われていました。


そんなある日、妻にがんの疑いのある夫婦が患者としてやって来ます。患者の藤井宏明（佐野史郎）は、いわゆるモンスターペイシェントで、千晶に何かとクレームを言います。当事者である妻の典子（宮崎美子）はそんな夫に気をもんでいますが、夫には何も言えないでいました。


千晶は、実家の開業医師でもある父・徹（伊武雅刀）や母・祐子（朝加真由美）の助言を得ながら、母が作ったアロマオイルを典子に渡します。そんな折、怪しげな患者・座間敦司（田中哲司）が千晶の前に現れて。。。。


第3話まで観た感想：このドラマも、2月に収録が始まり、当初は、「4月期ドラマ」として放送が予定されていました。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大によって収録が一時中断、収録再開を待ち、「7月期ドラマ」としてスタートしました。


その証拠に、第1話で画面に映るロケ地の木々が、まだ芽生えていませんでした。


7月期連ドラは、「医療ドラマ」が多いのが特徴です。製薬会社のMR（医薬情報担当者）が主人公の『私の家政夫ナギサさん』、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』は病院薬剤師にスポットライトを当てています。それに対して、本ドラマは、病院を舞台にして女医が主役の王道の「医療ドラマ」です。


ベースは、「医療ドラマ」ですが、千晶が患者の思いに真摯に向き合っている「ヒューマンドラマ」でもあり、彼女がモンスターペイシェントの座間に執拗に付きまとわられる「サスペンスドラマ」でもあります。


千晶役の貫地谷しほりさん、普段は冷静沈着で患者思いの女医さんの側面を持ちながら、座間に襲われる恐怖感を抱えているという難しい役を好演しています。


このドラマでは、認知症の妻を抱えながら日々患者と接している開業医・真野徹役の伊武雅刀さん。『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の第4話では、患者役として登場するというのも、面白いですね。


宮本浩次の主題歌「P.S. I love you」は、このドラマの雰囲気を体現する曲として聴いています。


尚、『ディア・ペイシェント～絆のカルテ～』次回第4話は、中島ひろ子さんをゲストの患者役に招き「心と体」と題して、8月7日（金）夜10時からの放送予定です。

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