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隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その4)

2019年07月20日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その3)⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8d240002679149ea4411b9f9c239c105


【2日目:7月4日(木)】 上海迪士尼楽園(上海ディズニーランド)へ。


2日目の朝、宿泊先の「上海康桥诺富特酒店(英文名:Novotel Shanghai Clover、日文:ノボテル 上海 クローバー)」で、起床したのが6時15分。この日の天気は、曇り、気温は21~28℃の予報です。


7時に朝食のため一階のレストランへ。中は、広々としています。奥には背の低いテーブルと椅子が置かれ、ディズニーのアニメを流しているキッズ専用スペースもありました。


ビュッフェスタイルで、メニューは豊富ですが、洋風の料理は少なかったです。日本人客を意識しているのか、味噌汁と漬物がありましたが、白米ご飯はありませんでした。


8時出発のシャトルバスに乗車。約10分で、「上海迪士尼度假区(ディズニーリゾート)」の駐車場に到着。今回、上海ディズニーに行こうと決めたのは、現在世界にあるディズニーパーク6箇所の内、東京は勿論ですが、カリフォルニアとフロリダは訪れていて、行ったことのない、上海、香港、パリを、いつか制覇したいと思っていたからです。


「上海ディズニー」の開業は、2016年6月。総面積は、約390haで、「東京ディズニーリゾート」の約2倍の広さです。前日の夕方とは、異なり駐車場のあちこちから、無数の人々からパークに向かっています。途中からは、公共バスとタクシーの専用降車場からの客も加わります。8時20分頃に入口の前に着いたのですが、反対側の地下鉄11号線「迪士尼站(ディズニー駅)」からも、人が押し寄せて来て、「安全検査場」の前は、長蛇の列です。


まさかこんなに混雑しているとは、旅行の計画を立てた時には思いませんでした。写真にも写っていますが、お揃いの帽子、シャツを着た小学生くらいの集団がいます。ここで、中国では既に7月1日から夏休みに入っていて、地方から団体で「上海ディズニー」に来ているのだと理解しました。


列は遅々として進みませんでしたが、約40分で、「安全検査場」の前に辿り着きました。「安全検査場」に入って、何故こんなに列が長くなるのか、分かりました。一人に1~2分かけて、係員が、客のバッグの中に手を突っ込み検査しています。それも、“安全検査” なので、刃物などの危険物をチェックしているかと思いきや、バッグの食べ物が入っていると、有無を言わさずに取り出し、捨てています。隊長も、園内で食べようと、朝食の時に食べ残したゆで卵とバナナを取り出され、捨てられてしまいました。ちなみに、飲料用の水やお茶は持ち込めます。


その後、金属探知機を通過して、やっと入場ゲートの前に辿り着きましたが、ここでも長い列が。


チケットは、既に日本にいる時に、公式サイトで購入しています。価格は、ピーク時の2DAYチケットで、1,034元(約16,200円)。購入時には、中国人は身分証明書番号、外国人はパスポート番号を登録します。ゲートで身分証明書、またはパスポートを提示すると、キャストがパスポート番号から購入したチケットを特定して、紙製のチケットを発券してくれます。ここでも、顔写真を撮られ、チケット番号で個人情報が紐付けされています。


やっとパーク内に入れたのが、9時50分頃。駐車場に着いてから、1時間半が過ぎています。暑さもあり、この時点で疲労困憊です。


園内の地図は、これも日本でスマホにダウンロードした公式アプリ(但し、中国語と英語のみ)で見ることが出来るのですが、紙の園内パンフレット日本語版が欲しかったので、事前にネットで調べたら、入場ゲートを入った右側にある「游客服務中心(ゲストサービスセンター)」にあると書かれていました。ところが、「游客服務中心」に行ったら、「ここにはない。園内に数か所ある『游客服務』にある」と言われました。一番近くの「游客服務」を訪れ、キャストに「日本語版を欲しい」と言ったら、渡されたのは英語版でした。午後になり他の場所の「游客服務」を見てみると、中国語版も英語版もパンフレットは全て無くなっていて、残っているのは年間パスポートのパンフレットだけでした。


★続きは 『6年ぶりの上海』 (その5)で★

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上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その3)

2019年07月18日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』(その2)⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/06346b0496484d2b2896527f1e193aa6


旅の初日、「上海迪士尼度假区(上海ディズニーリゾート)」近くのホテル「上海康桥诺富特酒店(英文名:Novotel Shanghai Clover、日文:ノボテル 上海 クローバー)」に到着したのが、16時20分頃です。


チェックインを済ませ、小休止をして、晩御飯を食べに行くことに。上海郊外の「秀浦路」沿いにあるこのホテル、周囲は工場街で、レストランは見当たりません。レストランがあるのは、地下鉄で1駅先の「秀沿路駅」付近だけです。


そこで、「上海迪士尼度假区」にある「迪士尼小鎮(ディズニータウン)」で食事をすることにしました。「小鎮」とは、中国語で“小さな街”の意味ですが、東京ディズニーリゾートでは、「イクスピアリ」に当たる場所です。「迪士尼小鎮」には、ホテルのシャトルバスで行けます。


チェックインの時に、バスの時刻表のコピーを貰おうとしましたが、「没有(ありません)」と言われたので、カウンターに置いてあった時刻表をスマホで写メしました。

 

18時10分のバスに乗ろうと思い、フロントで聞くと、出発の5分前迄に車寄せに行き、ベルボーイに部屋番号と名前を告げる様に言われました。


時間通りに大型バスがやって来ました。この時間でも、数人が乗り込みました。10分弱で、「上海迪士尼度假区」の駐車場に到着。


運転手に帰りは、どこで乗るのかと聞いたところ、「唐老鴨の7で待て」とのこと。“唐老鴨”は、ドナルドダックのこと。ちなみに、ミッキーマウスは、“米老鼠”。ミニーマウスは、“米妮”。プーさんは、“維尼熊”です。


駐車場からの歩道橋を歩いていると、だんだんと「奇幻童話城堡(エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル)」の姿が現れて来ました。

 


「迪士尼小鎮」の看板がある建物に近づいて行きましたが、閑散としています。レストランにも、殆ど人が入っていません。どうやら、この建物は「小鎮湖畔区」で、「迪士尼小鎮」のメインは、「上海迪士尼楽園(ディズニーランド)」の入り口ゲートに西側にありました。もちろん、このエリアは、入場無料です。


「迪士尼小鎮」には、レトロなレストランやショップが連なっています。この写真は、人が映り込まない様に、通行人の少ない時を見計らって撮りましたが、“街” の中は賑わっていました。


どのレストランも、家族連れなどで混んでいます。どこに入ろうか迷って歩き回っている内に疲れてしまい、19時10分頃に、お馴染みの「一風堂」に入りました。

 


 先ずは、朝日生啤酒(生ビール) 32元(約500円)で喉を潤します。

 

頂いたのは、“一風堂一口餃子” 28元(約440円)、“特制白丸”62元(約970円)。価格は、日本の「一風堂」のと同等かそれ以上で、中国の物価を考えれば、高級食ですね。


明日に備え、早めに切り上げ、20時45分のシャトルバスで、ホテルに戻りました。


上海のホテルでは、7月1日から環境に配慮して、使い捨てのアメニティー用品の提供を取りやめる様になったとのニュースを見ていたので、シャワーを浴びる時に、改めてアメニティー用品を確認してみました。洗発水(シャンプー)、护発素(コンディショナー)、沐浴露(シャワージェル)、拖鞋(スリッパ)はありましたが、牙刷(歯ブラシ)、牙膏(歯磨き粉)、剃须刀(カミソリ)、梳子(櫛)は有りませんでした。但し、置いてないアメニティー用品でも、ハウスキーピングに電話すれば、持って来て貰えます。


こうして、旅の一日目は終わりました。


★続きは 『6年ぶりの上海』 (その4)で★

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街歩き 第89回 『御朱印巡り 「成田山深川不動堂」』

2019年07月16日 | まち歩き

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散策する「街歩き」シリーズの第89回は、『御朱印巡り 「成田山深川不動堂』を、お送りします。

 

 

6月29日(土)の午後、「東京十社」の内の一社「富岡八幡宮」を参拝⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e813c54617dcc527ee1b3e8f87726e05 し、地下鉄東西線「門前仲町駅」の1番出口に戻って来ました。「永代通り」に面した出口から、「成田山深川不動堂」への参道が続きます。

 

 

参道の途中、右手にあるのが「永代寺(えいたいじ)」です。正式名は、大榮山 金剛神院 永代寺。

 


当山は、寛永元年(1624)京都出身の僧・長盛(ちょうせい)の開山により永代島に創建。江戸時代には、富岡八幡宮の別当寺、江戸六地蔵の一つとして栄えましたが、明治初年(1868)の神仏分離により廃寺となりました。現在の永代寺は、明治29年(1896)に旧永代寺の塔頭の吉祥院が名称を引き継ぎ、再興されたといわれています。

 


本堂の左手には、地蔵堂が。訪れた時間が遅かったので、残念ながら御朱印は、頂けませんでした。

 


参道をさらに進むと、正面に「成田山深川不動堂」の「旧本堂」が見えて来ます。当山の正式名は、成田山 東京別院 深川不動堂。その開創は元禄16年(1703)と伝わり、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まります。この御尊像は、弘法大師自らが敬刻開眼されたと言われており、現在深川不動堂で奉祀する御本尊はその御分霊を勧請した、御分身です。

 


「旧本堂」の左手にある、新しい「本堂」は、平成23年(2013)に、開創310年記念事業として建立されました。外壁は、お不動様のご真言に包まれた「真言梵字(ぼんじ)壁」です。

 


「旧本堂」は、関東大震災と第二次世界大戦により、それまでの本堂が焼失してしまったため、千葉県印旛沼のほとりにあった龍腹寺の地蔵堂を昭和26年(1951)に移築しました。現在は江東区の指定登録文化財となっていて、区内最古の木造建築といわれています。

 


境内右側にある「開運出世稲荷」は、成田山新勝寺境内に御座する「成田山開運出世稲荷」のご分霊を、勧請奉祀しています。

 


御朱印を頂けるのは、境内手前の受付所です。現在頂けるのは、“令和”、“当山”、“関東三十六不動”の三種類。

 


今回頂いたのは、“当山”。右側には、「参拝させていただきました」を意味する「奉拝」の文字と参拝日。中央に、「本尊 不動明王」。左には、寺号の「成田山深川不動堂」の墨書き。中央に、不動明王を表す梵字カーンの印。左下に、寺院の印「成田山深川不動堂」の押印。

 


納経料は、300円でした。

 

尚、これまでに拝受した御朱印の数は、五十三印です。詳細は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5

 


==「街歩き」バックナンバー==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~75回  省略

第76回 2018/11/21『第40回湯島天神菊まつり』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/048a47ad74c22d18bb9fc9145cf50253

第77回 2018/12/9 『バラとステンドグラスの鳩山会館』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/70a4ea444aa47cda6f6f4db73fa7a76e

第78回 2018/12/25『東京十社巡り 四社「根津神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ffa3ec056319f0fb09b0f149d8fea2a2

第79回 2019/1/5  『東京十社巡り 五社「日枝神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b74114c9b5943b8e8f3d67555689b21

第80回 2019/1/8  『東京十社巡り 六社「氷川神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/db520c7ad885af1b50581e732c874eeb

第81回 2019/1/14 『小石川七福神巡り:完結編「弁財天(女)」「寿老人」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/715f6b6fc14ae8032293a1e781f9ed0f

第82回 2019/3/14 『御朱印巡り「円乗寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/74cebb2e9039458130a86cf90a7196ea

第83回 2019/3/28 『東京十社巡り 七社「白山神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3fa4191dd571ae2f6e972a592dd7329b

第84回 2019/5/4  『御朱印巡り「芝増上寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8390261a791c131e636402e7bb4295c7

第85回 2019/5/6  『東京十社巡り 八社「芝大神宮」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f87a68c17d5ab5f4c87ad4e778757be

第86回 2019/5/8  『東京十社巡り 九社「品川神社」』(その1) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c48e7a9f0dd59577f1fcd8a506dc07e7

第86回 2019/5/10 『東京十社巡り 九社「品川神社」』(その2) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f7efdc26537528b2840bf48904e3d58c

第87回 2019/5/20 『文京区真砂児童遊園がリニューアル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd749a714d337de57958f032a09738fb

第88回 2019/6/30 『東京十社巡り:完結編 十社「富岡八幡宮」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e813c54617dcc527ee1b3e8f87726e05

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上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その2)

2019年07月15日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その1)⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2b8d859da6269ee5467268cc324f38c1


14時30分頃に、隊長が駐在していたころに上海事務所があった「遠東国際ビル」の前からタクシーに乗車。「上海迪士尼度假区(上海ディズニーリゾート)」近くのホテル を目指します。


現在の上海のタクシー料金は、3kmまでの初乗りが、セダン型のタクシーは、14元(約220円)、ワゴン型が16元(約 250円)、以降1kmごとに2.4元(約40円)加算されます。14年前の初乗り運賃が10元⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bc023870fa268bf4daba43cacd473fea ですから、物価上昇率が著しい上海でも、公共交通料金は、それほど上がっていないと言えるでしょう。


昔は、虹橋地区から浦東地区に車で移動するのは、「延安高架路」から「盧浦大橋」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/360a8614719918dc342c0a0ef260d1cf を渡って行きした。途中の「延安高架路」は、いつも渋滞していて、飛行機の出発時間に間に合わないのではと、車内でイライラしたことが何度もありました。この日通った「外环(外環)高架路」は、渋滞に巻き込まることは、ありませんでした。東京で言えば、「首都高速」の様な「外环(外環)高架路」、通行料が無料なのも嬉しいですね。


約50分後の16時20分頃に、「上海康桥诺富特酒店(英文名:Novotel Shanghai Clover、日文:ノボテル 上海 クローバー)に到着。タクシー料金は、130元(約2,040円)。「ノボテル」は、「上海ディズニー」オープンした同じ、2016年開業の新築ホテルです。


このホテルを選んだ理由は、「上海ディズニー」に近く送迎バスもあるとネットで評判だし、JTBツアーのホテルとしてパンフレットにも記載されているからです。入口の扉は背が高く重厚で、自動ドアなのですが前に立って「開けゴマ」と言いたい程です。1Fのフロントも、吹き抜けで明るく、写真の様に、座ったままチェックイン手続きが出来ます。


チェックイン時には、パスポートのコピーを取られ、写真に写っているモニターの真ん中のカメラで、顔写真を撮られます。中国での入国審査の時も、顔写真と指紋を採取されています。一挙手一投足を監視されている様で、気分は良くないですね。また、押金(デポジット)として、現金1,000元(15,700円)か、クレジットカードの提示が必要です。チェックイン手続きをしていると、女性が寄って来て、「800元で優先入場が出来る」みたいな事を中国語で話しかけて来ました。どうやら旅行会社の人の様です。


ロビーから、エレベーターへ向かう途中に、飲料の自動販売機があります。奥には、菓子などの自販機も。ちなみに、ミネラルウォーターは3元(約50円)。ディズニー園内では、10元するからでしょうか、翌朝、自販機を見ると、ミネラルウォーターだけ売り切れになっていました。ビールは、 8元(約125円)~12元(約190円)。園内よりは安いが、コンビニよりは高い価格設定にしています。


反対側には、自動両替機が。試してはみませんでしたが、英語、日本語、韓国語に対応しているので、その国の紙幣を挿入すると、人民元に両替されるのでしょうね。


隊長の部屋は、8Fです。窓のカーテンを開けると、「秀浦路」沿いの高架を「地下鉄11号線」が走っていました。


部屋のデザインは、モダンで、一人には十分過ぎる広さです。


ドレッシングルームも広くて良いのですが、照明が暗くて、朝、髭を剃る時に、苦労しました。


バスタブは、なくシャワーのみですが、個室になっています。中は、化粧パネルの打ちっ放しで、無機質な感じがします。


トイレも個室です。ご存知の方も多いと思いますが、中国では使用済みトイレットペーパーを、水で流さずに、脇のゴミ箱に捨てます。このホテルのトイレも、中国仕様ですね。


 

★続きは 『6年ぶりの上海』 (その3)で★

 

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上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その1)

2019年07月14日 | 上海城市新聞

SHANGHAI CITY NEWS Vol.29  “Shanghai Travel in 10 years”  2019/7/14 

✩中国語で城市はCity,新聞はNewsの意味(日本語の新聞は中国語では报紙と書きます)✩

✩従って城市新聞はCITY NEWSの意味です✩

 


7月3日(水)から10日(水)まで、中国上海市(上の地図の赤矢印の場所)に、7泊8日の旅に一人で出かけてきました。


上海は、2003年12月~2008年1月の4年2ヶ月駐在した、想い出の地です。帰任後は、毎年1回は、上海に遊びに行っていたのですが、2013年11月 以来訪れていませんでした。


約6年ぶりに上海の地を踏んで、その変わった姿と変わらない様子を、書き綴ってみたいと思います。


今回利用したのは、全日空(以下:ANA)の東京羽田空港-上海虹橋空港直行便。ANAの国際線を利用するのも、2013年11月の上海旅行以来です。

 


【1日目:7月3日 (水)羽田空港から虹橋空港へ。上海康桥诺富特酒店泊。


この日のフライトは、羽田空港発10:05 虹橋空港着12:15(飛行時間3時間10分)のNH969便です。8時には、国際線ターミナルビルに到着。ANAのチェックインカウンターは、まだ混雑していません。

 

 

隊長は、オンラインチェックインを済ませていて、搭乗券も二次元バーコードの “モバイル搭乗券” をスマホに保存しています。さらに機内持ち込み手荷物だけなので、チェックインカウンターに立ち寄る必要は、ありません。


保安検査場でも、“モバイル搭乗券” を読み取ってもらうだけです。6年も経つと、ANAの国際線、ペーパーレスでの搭乗が、かなり進化していますね。出国審査を済ませ、カードラウンジの「SKY LOUNGE」に入室したのが、8時30分頃です。搭乗開始予定時刻の9:35まで1時間以上あるので、ラウンジでコーヒーを飲んで寛いでいました。


NH969便は、通常は111搭乗口でしたが、この日は110搭乗口に変更になっていました。9:30に搭乗口に向かいましたが、搭乗開始が遅れて、9時50分になりました。周りを見回すと、本便の乗客の内、7割程が背広姿の日本人ビジネス客でした。

 


NH969の機材は、ボーイング787-8で、エコノミーシートは、3-3-3の配列です。隊長の席は、前から二列目です。エコノミーは、満席の状態で、やはりビジネス客が殆どです。


今回の旅の目的の一つが、上海の日本人居住者がどんどん減っていると言う情報の真偽を確かめるためです。

 

外務省の海外在留邦人数調査統計によると、上海の在留邦人は、隊長が住んでいた2007年に、ニューヨーク、ロサンゼルスを抜いて1位(4万7731人)となり増加の一途をたどっていました。当時は、日本人学校の生徒が急増して、施設が追い付かないとか、日本料理屋が雨後の筍の様に出来ていました。


その後、2012(平成24)年の5万7458人をピークに減少に転じ、2017年は4万3455人にまで減少し、最近でも多くの駐在員とその家族が帰国の途についているとの事です。


それにしても、この日の便の日本人ビジネス客の多さは何故でしょう。改めて前後左右を見渡して、その訳が解りました。隊長の駐在していた当時、東京と上海を往復している機内で、子供を連れた乗客をよく見かけました。

 

明らかに、観光客ではなく、駐在員に帯同した家族の様です。この日の機内では、家族連れを見かけませんでした。上海の駐在員が減り、出張ベースで日本人ビジネス客が日中を行き来しているのでしょう。隊長が勤務していた会社の上海現地法人でも、今は日本人は駐在していなくて、現地採用の中国人が総経理として実務を担っています。


機は、定刻より10分遅れの10時15分に出発しました。2013年にANAで上海を訪れて以降、14年には中国国際航空で武漢へ、15年に中国東方航空で洛陽へ、16年に中国南方航空で鄭州へ、17年に中国東方航空で南京へ、18年に春秋航空で武漢、信陽と、ここ5年間、中国旅行に利用した便では、機内エンターテインメント設備がありませんでした。


さすが、ANA。機内映画の種類が豊富です。迷った挙句、観たのはチャン・イーモウ監督の最新作「SHADOW/影武者」 です。理由は、好きなチャン・イーモウ監督の作品であることと、これから中国へ行くので、少しでも中国語に耳を慣らして置きたかったからです。


機内食、昔はANAの中国路線でも、肉か魚の選択肢があったと思いますが、この日は、海老カツカレーのみ。ドリンクは白ワインを頂きました。

 


映画を楽しんでいる内に、定刻より10分早い12時に、上海虹橋空港ターミナル1、111番口に到着。

 

機内で前の方の席だったので、入国審査も税関検査もスムースに通過し、12時20分には出口を出ることが出来ました。

 


隊長が上海に居たころの虹橋空港は、新しい浦東空港と比べ、古いローカル空港の印象でしたが、リニューアルされ、綺麗な空港になっていました。


ホテルに行く前に、日本円から中国元への両替のため“黄牛”のところへ行きたいと思っていました。中国語で“黄牛”とは、だふ屋とか闇屋の意味です。上海駐在時代に知り合った“黄牛”のおばちゃんが商売していたのは、「仙霞路」に面した、日本人駐在員が多く住んでいたマンション「太陽広場」真向かいのコンビニ「罗森(ローソン)」前の路上です。


出発前に彼女に電話したのですが、繋がりませんでした。当局の摘発を受けて、廃業した可能性もありましたが、とにかく行ってみることにしました。


空港ターミナルを出て、地下鉄10号線「虹桥1号航站楼(虹橋第1ターミナル駅)」に向かいます。駐車場脇の専用歩道を250m歩きます。この日の上海の天気は、曇り。気温は、27度で蒸し暑いです。

 


12時35分頃に駅に着きました。滞在中に何回も地下鉄を利用する予定なので、ICカード乗車券の「上海公共交通卡」を買おうと思いましたが、売っていません。隊長が上海で生活していた頃には、殆どの地下鉄駅に有人の交通卡売場があって、售卡(販売)、 充值(チャージ)、退卡(解約)が出来たのに。。。。

 

係員に、この近くで何処で買えるかと聞いたら、「虹桥火车站(虹橋火車駅)」の「上海公共交通卡服务站(上海公共交通カードサービスステーション)」で売っていると言われました。


券売機で現金で乗車券を買い、12:43分同駅発 12:47分「虹桥火车站」着の地下鉄に乗車。

 

 

運賃は、3元(約50円)。上海地下鉄の初乗り運賃、2005年9月に2元から3元に値上げされて から、14年間据え置きなのですね。


今回、上海地下鉄の路線を調べるのに「乗換案内上海」というスマホアプリを使用しました。基本は、中国語ですが、日本語、英語など11か国語に対応している優れものです。


「虹桥火车站」で下車して、交通卡を購入。押金(保証金)20元(約320円)に30元を充值してもらいました。30元のチャージでは、滞在中に足りなくなってしまいますが、交通カードへの充值は最低限の金額にしています。理由は、上海に住んでいる頃、タクシーの運転手に交通卡すり替えの被害にあったからです。


上海では、タクシーでも「上海公共交通卡」を使用出来るので、当時は常にカード内に100~150元の残額状態にしていました。ある日の夜、タクシーの後部座席に乗車して、降りる時にカードを運転手に渡しました。カードで支払いを済ませ、返してくれる時に、運転手がカードを自分の足元に落としました。気付かずに下車してしまいましたが、拾って渡されたカードはすり替えられていて、残額ゼロのカードでした。


その教訓から、上海でタクシーに乗り時は、前部座席の運転手の脇に座り、すり替えに目を光らせると共に、カード残額を少なめに保つようにしていました。


さて、地下鉄2号線、10号線、17号線が乗り入れている高铁(高速鉄道)の「上海虹桥站(上海虹橋駅)」の開業は、2010年7月。隊長が上海に駐在している頃には、同駅は開業していなかったので、訪れのは初めてです。

 

せっかくですので、構内を見学してみました。通路の幅は広く、綺麗です。赴任していた頃、出張で利用していた上海駅、上海西駅の暗く、汚い駅舎の想い出しかないので、まるで別世界に来たかの様です。

 


歩き回って疲れたので、構内にあった「Bread Talk 面包新語」に入店。この面包(パン)のチェーン店。上海で美味しいパン屋がなかなか見つからなかった時代に、よく利用していました。コーヒーとドーナッツで小休止。

 


疲れが取れたので、地下鉄2号線に乗車、「娄山关路站(婁山関路駅)」に向かいます。上海の地下鉄は、改札前に荷物検査が必須です。同駅はターミナルなので、乗客が多く検査機の前には長い列が出来ています。

 


5駅先の「娄山关路站」で下車したのが、14時40分頃。運賃は、4元(約60円)。道路が狭く、古い建物が連なっていた同駅周辺は、道幅も広く綺麗に整備されていました。

 


半信半疑で、「太陽広場」向かいの「罗森(ローソン)」に行ったら “黄牛” のおばちゃんは健在でした。(写真の真ん中で帽子、マスク姿でお札を数えている人)。

 

 

この日のレートは6.38(1元≒15.7円)。事前に調べ来た「虹橋空港」の両替所より一割も率が良かった。おばちゃんに電話が繋がらなかったと言ったら、番号を替えたからとのこと。


無事に両替出来たので、近くにある「遠東国際ビル」へ。このビルに上海事務所がありました。新しいオフィスビルが次から次へと出来ているからでしょうか。ビル内は閑散としている印象です。1Fに数軒あるショップ、殆どが代替わりしていましたが、讃岐うどんの店「田野(TAYA)」は、まだ有りました。

 

 


★続きは 『6年ぶりの上海』 (その2)で★

 


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Vol.1~18 省略

Vol.19 2011/12/1 『武漢・信陽旅遊』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/57e90337684983234433748efc37de73

Vol.20 2012/6/1  『中国へ治療に行きました』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/494c5aa33cff3b87de1e1994b099a968

Vol.21 2012/11/19『寝台列車初体験』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f81e886f460a4eb38298bed2ba236c38

Vol.22 2013/4/29 『天の果て、海の果て』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/30906426189153853d807490f3961a15

Vol.23 2013/11/13『10年後の上海』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a8f0655543d140db1c97c6d26911e271

Vol.24 2014/10/16『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/58c6e5d6aaa6a7309857c2a23fa7a904

番外編 2015/3/30 『盧浦大橋』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43455ea9608d983267f4495045057f1c

Vol.25 2015/6/13 『洛陽・龍門石窟』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9ebde5440894a39cdeb10d30af1bda71

番外編 2015/8/10 『今は無き ROJAM DISCO』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e47f2f7d077cab1bef1fb0dcc7c5d4d3

Vol.26 2016/5/19 『初夏の鄭州旅遊』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b2c19ace1fa5a4aa572f356ce69c67eb

Vol.27 2017/5/17 『10年ぶりの南京』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8e285ce7b3b208dfe45bf66f38856473

Vol.28 2018/5/21 『春秋航空直行便で行く武漢・信陽7日間』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5c13c1da4ce3cb34c5fa6ea46270ee5e

 

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