高校野球千葉大会の決勝は、午後1時から千葉市のマリンスタジアムで行われ、八千代東が拓大紅陵を5対4で破り初めての甲子園出場を飾った。戦前は激戦のブロックを勝ち上がった拓大紅陵が有利ではないかとの予想もあったが、初回に4点を奪った八千代東が、同点に追いつかれながらも逆転を許さず、9回に1点を奪い逃げ切った。八千代東の投手村上君は、連投の疲れもあったと思うが、それを感じさせなかった。球速は130キロ前後だが、スライダー、カーブのコンビネーションがよく拓大紅陵の打線に決定打を許さなかった。各地で代表校が決まる中、県立高校の出場は今のところ八千代東だけ。甲子園に出場できたことだけで満足せず、千葉大会で見せた終盤のネバリを発揮して、全国大会でも勝利を目指して欲しい。