第98回夏の高校野球千葉大会も7日目。3回戦の残り16試合が行われ、ベスト32が出揃いました。今日も、Aシード東海大市原望洋、千葉経済大附、Bシードの木更津総合、松戸国際、Cシードの八千代松陰、専大松戸は順当に勝ち上がりました。小見川近隣の高校では旭農業、匝瑳高校が勝ち上がっています。成田市のナスパスタジアムへ観戦に行ってきました。第1試合は、東海大市原望洋と、柏の葉高校の試合。臨時の駐車場までほぼ満車の混雑。歩かされて球場に入ったときに「カキーン」。大歓声で、レフトの頭上を打球が越えていくのが見え、東海大市原望洋が8回コール勝ちを治めた瞬間でした。スタジアムはほぼ満杯でしたが、かなりの観衆が引き上げたようで、第2試合は座って観戦することが出来ました。第2試合は、1887年(明治20年)、裁縫の学校として開校され2000年に男女共学となって野球部が出来た、創立120年という歴史ある学校の千葉学芸高校(東金市)と1985年(昭和60年)創立の船橋北高校の対戦。千葉学芸の先発は右腕の前田投手。投球練習ではキャッチャーミットにすばらしい音を立てて投げ込んでいましたが、打者が立つとコントロールが乱れ、上ずり、1回2回と先頭打者をフォアボールで歩かせ、本調子ではない様子。一方の船橋北の先発は鈴木投手。小柄ですがややスリークオーターから、小気味よい投球で、2000年甲子園で準優勝した東海大浦安の浜名投手を思い出すような投手。船橋北は3回あたりから前田投手を捕らえ始め、送りバントやスクイズをそつなく決めて、着々と加点。千葉学芸は石橋投手、谷下田投手とつないで失点を防ぎます。千葉学芸打線は5回まで1安打。6回に先頭の藤城選手が2塁打で出塁、続く小澤選手はその1安打を打っている選手でしたが、送りバントのサイン、2度失敗して結局三振。後続打者のヒットで、本塁を狙いましたが憤死。船橋北の鈴木投手は、8回にこの試合始めてのフォアボールを出してから、ややコントロールが甘くなったのか、ヒットと内野ゴロの間に初めての失点。千葉学芸最後の攻撃は3点を追う9回、2死1塁から代打の津久井選手がフォアボールでつなぎ1,2塁、そして当たっている藤城選手がライト前へ打ってまず1点。続く小澤選手はレフト前へ打ってもう1点。盗塁など絡めて2,3塁と1打逆転サヨナラの場面を迎えましたが、最後の打者中村選手はサードゴロに倒れ、4対3で船橋北が逃げ切りました。
この試合珍しい場面もありました、船橋北の越智選手が打ったショートゴロ、ややハーフライナー気味にショートの小澤選手の前へ、やや突っ込みすぎ目の前でバウンド、これは捕れないなと思った瞬間、頭の上に右手が出て、素手でボールをキャッチしてそのまま送球、アウトにしました。スタジアムがどよめいた瞬間でした。
船橋北と千葉学芸の試合
船橋北の勝利
ナスパスタジアムのスコアーボード
この試合珍しい場面もありました、船橋北の越智選手が打ったショートゴロ、ややハーフライナー気味にショートの小澤選手の前へ、やや突っ込みすぎ目の前でバウンド、これは捕れないなと思った瞬間、頭の上に右手が出て、素手でボールをキャッチしてそのまま送球、アウトにしました。スタジアムがどよめいた瞬間でした。


