たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

3.11 生かされている私達

2012-03-12 05:11:05 | 日記

 3月10日(土)~11日(日)、あれから1年がたったこの日、自分の気を沈めるためか、東北へ向かうことにしました。友人2人計3名で金曜日の夕刻に関西を出発、翌10日は事前に登録していた宮城県七ヶ浜町ボランティアセンターに行き、約300名は集まっていたであろうボランティアの方々との集いに参加させて頂きました。

 そして3月11日(日)、あの出来事から1年となる日が特別な日ではないかのような普通の天気でやってきました。

 午前中を復興に向けた変化を見つけたく、昨夏清掃させて頂いた被災家屋周辺(石巻市)まで出向きました。確かに街からは瓦礫や未清掃の部分が減ったように見えますが、まだ整理すらも完結しておらず、復興に向かって新たな芽を出していくには時間がかかりそうに感じました。

 車ですれ違う多くの方が喪服姿であり、弔いの日となったこの日、2時46分を追悼式典に参加し1分間の黙祷でむかえました。

 多くの命が奪われたあの日から1年、大切な人を奪われた悲しさは決して消えるものではないでしょう。しかし、私達生きているものは、どんなに辛いことがあっても生き続けなければなりません。神様に頂いたこの命を、悲しみを抱きながら生き続けなければなりません。強烈な人の悲しさを自分のこととして実感することは難しく、その人にしかわからないことのような気がします。

 全ての人が自分の人生でその人にしか分からない悲しみや苦しみを抱き生きています。その時は大いに悲しんで悲しんで悲しんで、悲しむしかありません。

 そして、いつか自然に笑える時が来た時には大いに最高の笑顔で笑おうではありませんか。同時代を、同じ地上に生きる仲間として、笑える時には大いに笑おうではありませんか。

 昨年4月から訪れた東北へのボランティアも今回を境に、一つの区切りをつけようと思います。復興への道程はまだまだ緒についた処であり、心は伴にありながらも、これからは自分の持ち場でしっかり取組むことこそが大切であると思っています。共に頑張りましょう。 

 みんな自分に与えられた天分を活かしきって、精一杯生きていきましょう。今、生かされている人生を。感謝の心をもって。「皆さん、本当にありがとうございます。」

 


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