たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

『異議』に込めた私の思い

2012-03-23 07:51:39 | 日記

 3月22日(木)出社後は早々に議会へ。10時~【文教厚生常任委員会】に出席。昨日は福祉部の議案について審議しました。

 福祉部の管轄する業務は多岐にわたり、介護保険は勿論、高齢者福祉や老人クラブ助成、障害者福祉、保育園教育、人権問題等々それこそ「ゆりかごから墓場まで」といった施策について担当されています。

 昨日は、幼稚園・保育園の一体化計画(幼保一体化)の今後の予定や老人福祉、同和教育についてもしっかりした答弁をもらい、承認をさせて頂きました。 

 昨日、福祉部の審議を終えた後、【文教厚生常任委員会】に付託された議案について採決が行われ、私は一般会計につき『異議』を唱えました。

 『異議』の理由は、一般会計の中に図書館設計予算(約2000万円)が計上されている一方、耐震診断にて「早期耐震が求められている」市役所庁舎への対策が盛り込まれていないことが承認できなかった為です。

 図書館は“あったら嬉しい施設”ですが、庁舎耐震対策はお金はかかっても早急に“やらなければならない”必須施策です。しかしこの必須施策がどこにも具体性をもった計画となって意思表示されておらず、このことに異議を唱えています。

私も新図書館は欲しいです。今の図書館にも問題はあると思います。他既存公共施設も検討し無理であるとの判断ですが、これにも強い意志があれば判断は反転していると思っています。優先順位が違います。今後の高砂市は明らかに“やらなければならない施策”が山積しており、それらをきちんと実施すれば膨大な借金を抱えます(抱えると思われます)。 

 某氏曰く「天災対策ばかりしていれば、市民サービスは何もできない」。

本当にそうでしょうか、代替のきく施策には代替をきかせ、きかないものには市民サービスを実施する。安全施策は何としてもスケジュール化し全体像を示し、着実に実施していかなければなりません。ましてや庁舎は市の心臓部です。手や足とは違います。 

図書館建設は市民の念願、その思いは数年前に4万人以上の要望書となって市長に届けられ、議員各位も全員が賛同、図書館建設に進むことになりました。しかし私達は昨年『3.11』を経験し、9月には台風被害を受け、自然災害の怖さを思い知りました。

状況は変わっていませんか?価値観は変わりませんでしたか?

官庁としての役割の重要性も再認識し、日本中が天災への備えを見直そうと動いたと思います。その結果が、高砂市においては向こう10年で89億円をかけて行う下水部門の浸水対策でありますが、いざ巨大地震が起こった時に市役所はどうなるのでしょうか、恐らく巨大地震の後には市役所職員は公僕として出勤を求められます。巨大地震の次には必ずといっていいほど余震が発生します。職員は耐震補強がされていない庁舎にて執務にあたるのでしょうか?その職員の方々にも家族がいます。新婚さんもいるでしょう。幼少の子どもをもっている職員の方もいるでしょう。世話をしないといけないご両親がいるかもしれません。

耐震化対策が充分でない建物で、余震が起こると予想される時に公僕として執務している身内がいることをわが身と捉えた時、受け入れられるでしょうか?ましてや市役所機能は市民生活のセンター機能(心臓部)となり、混乱時には「機能しません」では許されません。

市政全般に異議を唱えた訳ではありませんが、上記のことは受け入れ難く、仕組みの上では300億円の一般会計に異議を唱えざるを得ませんでした。

 今般、平成24年度当初予算が出されるまでにこれらの思いを形にできなかったこと、今日最終採決を迎える日までに翻意させることが出来なかったことを私自身が強い反省をもって受けとめ、自戒しなければなりません。

(尚、我が会派民主クラブでも意見が分かれ私独自の判断で異議を唱えていることを付しておきます)

ブログを読んで頂いている皆様、今後ともご指導の程、宜しくお願い致します。

身近な社会貢献としての減量(経過報告)
(開始時H22年11月83.5kg 目標H24年7月75kg 減量率10%)
前回体重75.8kg(朝測定)
本日体重75.6kg(朝測定)

*よりしっかり判断しないといけない時はよりしっかり食べないといけません。昨日も昼食・夕食ともしっかり食べましたが、何故か体重は減りました。


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