"長崎屋の唄 1974年製作(オリジナル版)" を YouTube で見る
中学3年生から高校を卒業するまで釧路市で過ごした
ぽ~っとしたまったりの私と
1番の仲良しさんになってくれたのは
やはりぽ~っとした「むっちゃん」だった
部活のお休みの日などに一緒にお出掛け
するのは釧路駅に向かって左側に隣接する
「長崎屋」であった
決して当時あったおしゃれなPARKO等ではない
当時それぞれにほんの少しのお小遣いを握り締めて
向かうは1階か、地下の1階かに店舗を構えていた
クレープ屋さんの「三銃士」である
部活を終え、高校3年生の夏休みや冬休みに
アルバイトをしていた
アルバイト代を頂くとむっちゃんに
「今日は私のおごり♪」
なんて言いながらクレープを食べるのである
今思い出すとクレープ屋さんが
恥ずかしかったのではないかと思う程に
生地を焼く様子をむっちゃんと
じっと貼り付いて見ていた
…はず…
クレープを焼く温められた調理器具に
甘い匂いの漂う生地を流し、あっという間に
薄い生地を焼き上げる
焼き上げた生地をペーパーの乗せて
素早く注文した具材をトッピングして
慣れた手付きでくるくる巻いて手渡して下さる
まったり組の私達には出来ない技術だった
確かむっちゃんが注文していたのは
生クリームと何かのクレープ
私はクリームチーズとナッツのクレープ
ぽ~っとした2人はゆっくりとクレープを
食べ終え当時居心地の良かった長崎屋の上層階も
ウインドショッピングして歩いた
上層階の娘々飯店では同級生のお父さんが
中華鍋を振って美味しい炒飯を調理していた
長崎屋も道内では4店舗に縮小し
長崎屋釧路店は2003年にアベニュークシロに
移行し、アベニュークシロは2016年の
8月に完全撤退した
釧路に親戚がいるので年に数回釧路駅前を通る
その度に赤い鳥のマークの「長崎屋」と
むっちゃんと食べたクレープを思い出す