道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

1/18合同練習日のゆるジョグ18㎞(明日も走り続けていこうと…)

2025-01-18 20:08:00 | 日記

土曜日の今日は
チームのメンバーたちとの合同練習

県内遠征というか
なぜか地震のあった能登半島で…

どうして能登半島まで行くかというと
10年以上前の
当時のチームメンバーたちに誘われて
最初に走ったのが能登半島で開催されていた
マラソン大会だったから…

当時はまだ地元のKMマラソンの発足前で
県内でいうとこの大会くらいしかなくて…

そんな記念的な意味もあるけれど
個人的には大地震後の状況がどうなのかか
実際にこの目で確認したくもあって…






朝9時に迎えにきたメンバーの車に同乗して
1時間半ばかりの能登半島の某温泉街に…

幸いにもかなり寒いものの
これ以上ないほどの晴天に恵まれ…

僕やメンバーたちの日頃の行いが
かなり良いのだろうかと?

だけど行く道すがらの
走りなれていた自動車専用道路は
地震のせいでそこそこヒドい状況のまま…

僕にとっては地震後初めての能登半島
もう1年も経ってるはずなのに
まだまだ傷跡が生々しすぎて…

国や県は
いったい何をしてるんだろうかと…

街並みの復旧はまだしも
大事なインフラの復旧すらできてないなんて
信じられないと同時に腹立たしい思いにも…

たどり着いた某温泉街の状況は
全くヒドいもので

こんなにヒドいんじゃ
おそらく僕が走れる間に
マラソン大会は再開できないだろうと…

コースの復旧だけじゃなくて
温泉街が元に戻らない限り
マラソン大会を再開したところで
何の意味もないと…

そんなことを思いながら
温泉街から島へ渡るコースを
チームのメンバーたちと駆け抜けていく



途中
使えるトイレには必ず寄って
用を足さないと…

メンバーたちの走る後ろ姿
軽く走ってるフォームに見えるけど
ポンコツジジイのペースとは段違いに速く…

あっという間に引き離されたけど
マイペースで行かないととそう思いつつ…

地震の後のコースの歩道は
ほとんど整備されてなくて
いつものジョグコースに比べると
格段の走りにくさ

そんなコースだけど
走ってる僕たちの姿が被災状況に比して
何の労りの思いもない
勝手わがままな行動に思われるような
そんな気もして…

まぁいいさ
もともとそんな品行方正な人物でもないし
走ることは出来ても
ボランティアには支障のある老体だから…

そう思いながら走り始めた合同練習
メンバーたちはあっという間に遠ざかり…

彼らのフォームは
ノンビリとしたジョグにしか見えないのに
それにすらもついていけないジジイのペース

腕にしたGarminを覗くとキロ6分ちょっと
僕にしてはかなり速いペースなのに…

とてもこのままじゃ
彼らについていけないと思って
9キロ地点の交差点で折り返すことに…

というのも
メンバーたちが20〜21キロ走るとして
僕が同じ距離を走れば
当然遅くなって迷惑をかけることになるし…

大会ではいつもゴール後に待って貰ってるし
せめて合同練習くらいは迷惑をかけずにと
そう思って…



結果的に
彼らの20〜21キロとほぼ同じ時間に
ゴールすることができて良かったと…

いつものジョグコースと違い
かなりアップダウンが厳しくて
トイレも3回寄ったけど…

18キロでこんなペースなら全然マシで
彼らのゴールと殆ど変わらなかったから
迷惑もかけずに良かったという思い…

ゴール後すぐに温泉街の総湯へ…



久しぶりの10キロ以上のジョグ
疲れた老体を熱いお湯に浸しながら
付き合ってくれるメンバーたちが
いればこそと…

温泉を上がってからは
近くの食堂屋さんで打ち上げ
飲みながら軽く一杯を…

本当なら
いつも迷惑をかけてるから
みんなの分はおごろうと思ってたけど…

何でも前払いシステムで
それぞれ勝手に注文することになって
老いぼれジジイの恩返しは未遂に…

でも
その方が良かったのかもしれない
好き勝手に走ってるメンバーたちだから…

ジジイのノーカンの恩返しが
過度な負担にならなくて…





とりあえずはこうやって
今日の合同練習は恙無く終わった

できれば来月ももう一度行いたいと
メンバーたちからのお誘い

たしかに
今日みたいに晴天の中での合同練習なら
何度でもと老いぼれジジイも思うほど…

毎日の仕事で苦労している彼らと一緒に
こうやって走れること
この上なく嬉しいけど…

いつまで一緒に走れるやら…

彼らが僕と同じような年代になったとき
いまの僕の気持ちわかって貰えるだろうか?

もちろん
そんなときには
僕はもう走れなくなってるだろうけど…

今日走った18キロは
本当に幸せだったと思う

だから
明日も走り続けていこうと…

ありがとう
みんな…