道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

3/7今日こそ最終調整のゆるジョグ8㎞(道しるべの向こう…)

2025-03-07 16:03:00 | 日記

もう明るくなった朝に起きて
自室の窓カーテンを開けるとビックリ!
裏庭は一面薄っすらと真っ白の雪景色…

そんなには積もってないけど
道理で夜中が寒かったはずだと納得…

だけど走る分には支障もなさそうか?

大会の2日前の金曜日
昨日の調整が上手く行かなかったので
今日こそ最終調整のジョグで仕上げたいと…

まぁ仕上げると言ったって
実質的には体調とかフィジカル面じゃなくて
ほとんど精神的なものだけど…

それでも構わないさ
大会本番に向けて
それなりの準備が整う形になるのなら…

裏口の廊下に置かれた初孫くんのバッグを
リビングまで運んできた後ジョグの準備を…

最終調整日の今日はこの子をお供にして…



準備をしながら
足のシモヤケの痛みがピークだと実感
かなりヤバい?

かもしれない…

素人ランナーのポンコツジジイ
トップアスリートたちも苦労してるのに
そんなに上手く調整出来るはずなんて…

それにしてもシモヤケが痛すぎる!
つい数日前までは右足だったのに
今は左足の中指が紫のキャベツ?みたいに…

走るのをやめた方がいいのかもしれないが
それじゃあジジイの気持ちおさまらなくて…

ということで
ジンジンとするシモヤケの痛みを感じながら
我が家前の緩い坂道を下っていく

大会前の最終調整日だから
いつもの10キロじゃなくて8キロくらい?
それを目安にしかもゆっくりと…

あえてスピードを落として走るのは
やっぱり何と言ってもラクチンで…

いかにいつものジョグが
それなりに頑張って走ってるのかが
よくわかるような…

頑張ってる割には
そこまでタイムやペースは伸びないけど…

大会は今週末だっけ?

4キロ過ぎのGSの年上知人から…

そう!明後日だよ〜!

頑張って来いよ〜!

後ろを振り向かないで
わかったよ〜と右手を上げたまま走り続けた

自分の口から明後日と言いながら
本当にもう明後日に迫ったのだと
あらためて感じながら…

いつもの10キロジョグだと
長い上り坂を上り切ってから
遠回りをして3キロほど走るのだが…

今日は遠回りをしないで
最初の目標どおり8キロで終了

もう少し走り続けたい気持ちもあったけど
大会前なので心を鬼にして強制終了
疲れちまったんじゃ元も子もないから…



ゆっくりと走ったつもりの割には
キロ6分半を切れたペースは
やっぱり想定外の速さ?
寄らなくてもいいトイレまで寄ったのに…

その分調子が良いということなのだろう
自分じゃ全然自覚出来てないけど…

本当に何が良くて
こんなペースで走れるのか…

まぁそれでも
キロ6分を切れないのが
やっぱり今のジジイの実力か?
昔は5分台でラクラク走れてたのになぁ

10年も経てばそんなもんか?
アラ還じゃなくてアラ古希だからなぁ
60と70の10歳の差は大きいよなぁ
アラ還なんてまだ若者?の部類だぜ!

でも
もしあと10年先も生きながらえてたら
80歳になっちまった僕は
いまのアラ古希をどう感じてるのだろうか?
なってみないとわからないけど…

まだ走れてるだろうか?
チョットそれは考えられないなぁ

果たして
生きてるやら死んでるやら…

10年も経てば
初孫くんは高校生になってるんだよなぁ
どんな高校生になってるだろうか?

大都会の孫娘も
小学校の高学年だよなぁ
たった10年後のことなのに…

子どもが大きくなるのは早いけど…
ジジイが歳取るのも早いか?







今朝起きたときに
裏庭から見えた新築工事中の住宅に
すでに灯りが点いてて…

まだ外構工事も終わってないのに
新しく住み始めたのだろうか?

そういえば
行き止まりの道路の奥に
何日か前から知らない車が停まってて…

ちょうどガレージ部分が工事中で…

裏に直に面した一区画にも
すでに基礎工事用の縄張り?みたいのが
施されてるのも見つけたけど…

本当に我が家の周り
前庭部分も裏庭部分もすべて
隣接して住宅が建ってくるようで…

数年前までは
空き地の向こうにしか住宅がなかったのに
今は我が家が取り囲まれるように…

まぁ空き地を売却した時点で
こうなることはわかっていたものの…

実際に景色を阻む家が建ってくると
それなりの思いが湧いてきて…

後悔に近い?のかもしれない
知らない人たちが住み始めるのだから…

もちろん変な人たちじゃなく
ほとんどが若い家族だから
心配することはないんだけど…

むしろ引っ越してきた彼らの方が
コッチを怪しんでいるかもしれない
なにしろ文字どおり怪しいジジイだからなぁ

だけど
もうしばらく住み続けていれば
やがてそんな怪しいジジイも居なくなるさ
どんなに遅くても20年も経てば…

そうやって変わっていくんだよなぁ
この地域も住んでる人もみんな…

いつまでも
この地に生きていられるわけもなく…

最初に引っ越してきた
オヤジやバアさんが居なくなったように
僕もそのうち姿を消すことになると…

あとは
血を分けたチャラ息子や初孫くんが
どんな風に過ごしていくのか?

ずっと残り続けて生きていくのか
それともどこかへ移ってしまうのか
それは僕にはわからないけど…

いずれにしても
すでに僕が死んだ後のこと?

いまそんなことに思いを馳せたって
何の意味もなさないだろう

チャラ息子や初孫くんの人生に…

それよりも
僕は僕自身の心配をすればいいだけのこと
今の自分の…

明後日のマラソン大会本番
無事に走り切ることができるかどうか
そんな目の前のことだけを考えるしか…

そう思って生きて行こう

もう老いぼれジジイには
要らなくなってしまったに違いない
生き続けていくための道しるべ…

探し続けてきた生きるための道しるべ
果たして見つけることが出来たのか?
ずっと右往左往しながら彷徨いつつも…

たとえ見つかっていたとしても
その向こうに何が待ち受けていようと
或いはすでに通り過ぎてしまったにしても…

こんなアラ古希になっても
まだ必要なのか?
あるかないかわからない不確かな道しるべ…

あろうとなかろうと
ただひたすらに
生き続けていくしかないのだろう
これからも…

道しるべの向こう…



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