えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第1章 ある日突然… 2.

2007年03月16日 | 乳がん闘病記
2.  「胸をなで下ろす」というのは、まさにこういうことを言うのだろうと思った。崖っぷちに立ったときは、浪人生活を独学で過ごさせたことへの後悔さえ起こっていた。やはり予備校へ行かせるべきだったのかもしれない…。息子自身の選択でもあったとは言え、自分の信念が揺らぐ思いだった。だから余計に、胸をなで下ろす思いだった。 . . . 本文を読む
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第1章 ある日突然… 1.

2007年03月16日 | 乳がん闘病記
1.  2005年2月27日…私は重い足取りで帰宅し、昼食をとった。浪人中の息子が受験した私立大学の、後半3つの学部の発表日だったからだ。それまで発表のあった3つの大学の4つの学部すべてに不合格という崖っぷちに立ち、息子にとっては最難関の大学の発表を待つ形となった。  ―すべり止めにさえ落ちてるのに、それよりもはるかに偏差値が高い大学に受かるはずがない…奇跡でも起こらない限り……― そう思うと、すでにウェブで合否が確認できるにもかかわらず、パソコンに向かう勇気はなかった。  ぐずぐずしていると、電話が鳴った。 . . . 本文を読む
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『えつこのマンマダイアリー ~ある日突然闘病者~』 はじめに

2007年03月16日 | 乳がん闘病記
 長い人生のうちには、ある1日を境に日常が一変してしまうような機会が、人によっては何度か訪れることでしょう。そのきっかけになる出来事が、幸せなことであれ、不幸なことであれ…です。  そんなとき、人はどんな経過で自分の気持ちに折り合いをつけながら現実に対処し、状況に順応していくのでしょうか? きっと人それぞれでしょうね。  私にもそんな日があるとき突然訪れました。きっかけはある病気の発覚、そう、残念ながら少々不幸な出来事でした。今から2年前のことです。 . . . 本文を読む
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