えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

旅のエピソード&雑感(最終回)

2007年06月23日 | 旅行
 我が家は20年近く前にアメリカのボストンに滞在したことがあるので、その期間にアメリカ国内、カナダ、ヨーロッパをあちこち旅行しました。帰国後もボストンやフロリダに足を運んでいます。
 そのため、私の中の「家族揃っての海外旅行」の記憶、イメージは、「スーツケースと幼い子供たちを連れて、楽しくも大変!」なのでした。
  
 でも、今回は9年ぶりだったため、そのイメージはすっかり変わりました。子供たちが9年分成長しているのは当たり前のことなのですが、かつて子供たちは私たち親が保護、世話する側、どちらかというとお荷物だったのです。ところが今回は...。

 夫よりわずかながらも背が高くなった息子は、一番大きな荷物、スーツケースを運びました。腰痛を起こしてから歩くペースが皆より遅れる私の姿を、ときどき振り返りながら常に視野に入れ、私が追いつくのを待ったり、「大丈夫?」と声をかけてくれました。

 今年年女の娘は、この1年半一人暮らしをしているため、日ごろあまり顔を合わせず、ゆっくり話をすることもありませんでした。でも、旅行中ずっと一緒にいて、なんだか女らしくなったことを実感しました。以前より会話の内容も大人っぽくなりましたし、機内の座席の機器類の取り扱いなど、私より上手でした。

 かつて、私が子供たちを保護、世話する側だったのが、いつのまにか立場が逆転し、保護、世話される側になっていたのです。嬉しい気持ちと淋しい気持ちがせめぎ合い、なんとも言えない感慨がありました。子供の成長を感じるのとは裏腹に、自分の老い、衰えを実感させられたわけですからねぇ。

 でも、夫が単身赴任先から、娘が一人暮らし先からそれぞれ戻り、久々に家族4人揃って1週間ベッタリと過ごした時間は、この9年間、特に2年前に発病して以来いろいろな辛酸をなめてきた私には、嬉しいご褒美、そして何にも代えがたい宝物になりました。
 みんな、ありがとうね...またいつか行けたらいいね......。

  
  
    現地で買ったシャツをそれぞれ着て...


 重要かもしれない補足:このことを息子に話したら、彼は淡々と曰く「おかあさんのために振り返ってたと思ってんのー? あそこでぎっくりいかれたら俺が困るから、振り返ってただけだよ...」  ぎゃっふ~~~ん


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