旅のエピソード＆雑感（７）

　滞在中、朝食はホテルのバイキング、昼はＷＤＷのテーマパーク内で、夜はパーク内やら外へ出て食べておりました。
　ＷＤＷ内は高いしあまりおいしくないので、４日目にはレストランの集まるモールで食べることにし、カーナビを頼りにシーフードレストランを目指しました。道中ナビとドライバーの意思の疎通？が成り立たず、ドライバーがナビを罵倒しながらようやく目的地に着きました。着いてみると、ホテルのすぐそばだったのには笑いました。

　あ、しょっぱなから脱線しました。話は食事のことでもナビのことでもありませんで...
　車を駐車場に停め、歩き出したところで...何やら子供くらいの背丈の鳥が２羽、ひょこひょこと歩いているではありませんか...よく見ると、なんと鶴でした！！　ツガイなのでしょうか、仲睦まじく連れ立ち、人間を警戒するそぶりもなく、悠然と歩いています。

　私はシャッターを切りながら、息子は面白がって、２人で鶴を追いかけていると、片手に大きなコップを持ったアメリカ人のおじさんが笑顔で近づいてきて、「鶴と一緒に写真を撮ってやろうか？」と言います。
　人のよさそうなおじさんだったのでカメラを渡し、息子と２人で撮ってもらおうと鶴に近づくのですが、こちらの思惑など伝わるはずもなく、鶴はひょこひょこ歩き続けます。鶴の移動に従って、我々親子とカメラを構えたおじさんが移動し続け...なかなか写真になりません。

　そのうちおじさんと我々の距離が遠のいてしまい......なんと、私の脳裏にはあらぬことが思い浮かんでいました：　ここが観光地じゃなくて、治安の良からぬ場所ならば、ひょっとしたらおじさんはカメラを盗む目的で親切を装って近づいていて、このままずらかる...っていう場面もなきにしもあらずかな...と。人のよさそうなおじさんなのに＆人目がたくさんあるところなのに、私はそんなことを考えてしまったのです。
　だって、観光地とはいえ、ここはアメリカですものねぇ。現に、９年前に義弟がビデオを盗られるという憂き目に会いましたから...ＭＧＭスタジオ内で、ちょっと目を離した隙になくなっていたのです。

　結局、ブレブレながらもなんとか２～３枚収めてくれ、おじさんは笑顔でカメラを返してくれました。「ちゃんと撮れなかったかもしれないけど、ごめんね」と言いながら...。私は自分が恥ずかしくなりました。
　おじさん...疑ったりしてごめんなさい　おかげさまで、良い思い出ができましたよ.........　



　　　　　　


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　これまでは、ＷＤＷのテーマパーク全体の様子をお届けしてきましたが、次回より私なりに分別したトピックごとにまとめて、シリーズでアップしていきます。
　しつこくフロリダが続きますが、いましばらくおつき合いくださいませ～！