
先月末にドライブ観光した千葉県鴨川市を紹介するシリーズの2回目です。今回は、「吉保(きっぽ)八幡神社」の流鏑馬(やぶさめ)の特集です。
これは、長狭(ながさ)地区で毎年9月の最終日曜日に行われる、県指定の無形民俗文化財の祭礼神事です。疾走する馬上から的を目がけて矢を放ち、命中度で翌年の稲作の豊凶や適種を占うのだそうです。
くだんのサイトによると、「この流鏑馬は、安房国の国主・里見家が領民に武芸を広めようとして行われたものが始まりだと言われています。的は『早稲』『中稲』『晩稲』の稲の品種を意味し、長さ約5mの竹の先に取り付けられた1m四方の板で、直線約200mの馬場に3か所置かれます。“称宣”(ブログ管理人によるルビ:ねぎ)と呼ばれる射手が合計9本の矢を放ち、当たったところで豊作・凶作・適種を占います。」
なお、前回記事:「初秋の南房総ドライブ(1) ~大山千枚田~」はこちらでご覧ください。
初秋の南房総ドライブ ~吉保八幡の流鏑馬~
この日の街や神社の様子も含め、gooアルバムで紹介します。動画で撮るべきところを静止画で撮ったので、さて、どうなりますことか……? (★流鏑馬の画像は夫が撮りました。私の手に余ると思ったので…(^_^;)
(★画像上中心にある三角マークをクリックするとスライドショー(画像自動送り)が始まります。スピード調整はコメント欄横の砂時計ボタンでできます。手動で送るときは、画像上左右にある三角マークをクリックしてください。★バーの一番右のボタンをクリックすると画像が大きくなり、Escキーで元の画面に戻ります。★コメントは全部にはついていません。フルスクリーンで見る場合、長いコメントはカットされます。★音楽はついていません。★撮影日は2016年9月25日です。)
いかがでしたか? セルフサービスでメイク動画?させてしまい、申し訳ありませんでしたm(__)m
たまたま私の隣に市役所の職員らしき人がいて、彼女が連れの外人にあれこれ解説していたのを、聞くとはなしに聞いていました。それによると、この地区の8割くらいの人がこの行事を観に来るのだそうで、何千という数の人出でした。
15:30開始と聞いていましたが、それを過ぎても一向に始まる気配がなく、アナウンスもありません。馬の足慣らし、的立て、予行演習などを経て、実際に本走が始まったのは1時間以上後のことでした。でも、観客は行儀よくのんびりと開始を待ち、また、9本とも矢が的を射ることはありませんでしたが、会場に漂った射手さんを労う温かい雰囲気が印象的でした。豊作を願う人々の思いや地域の一体感が感じられる行事でした。
また、射手さんのために申し添えると、くだんの彼女によれば、「的に当たらないのが当たり前」だそうですよ。
なお、2013年の同行事の様子を、こちらのyoutube画像で見ることができます(矢が命中していますよ)。ご参考までに。(このときは会場に解説のアナウンスが流れていたようです。)
次回は、他に巡った観光名所の特集です。お楽しみに!