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少し前のことになりますが、「多摩よこやまの道」から川崎市麻生区の黒川地区に入り、里山を歩きました。まだ夏の香りが残るものの、着実に秋に移ろっている里山の様子をコラージュ画像で紹介します。
(★これより下の画像をクリックすると、大きな画像が見られます。★撮影日は2024年9月30日です。)
初秋の里山 ~川崎市麻生区黒川 季節の移ろい~
この地区で初めて見たひまわり畑にびっくりw(☆o◎)w。遅咲きの品種なのでしょうね。普通咲きでも、今年は充分まだ咲けますね(^^;
菊芋(下段四枠右下)があちこちで背丈を伸ばし、天を仰いでいました。
菊芋の斜め左上はジンジャーリリー。背丈が高く、花も大きいです。
上段四枠左下の薄紫の花もあちこちの畑の脇で見られました。「秋のクロッカス」とも呼ばれるイヌサフラン(イヌサフラン科)でしょうね。めしべを香辛料として利用するサフランはアヤメ科。
黒い蝶はナガサキアゲハ(♂)。ひときわ大きいので目を引きました。亡き父が蝶の収集家だったので、小学生の頃からいろいろな蝶を見慣れていた私は、一目でクロアゲハでもカラスアゲハでもないことはわかりましたが、帰宅後、画像で後翅(こうし)に尾状突起がないのを見て、ナガサキアゲハだとわかりました。父が収集していた頃は、その名のとおり、関東では見られない蝶でした。上段左端のツマグロヒョウモン(♀)も同様です。今では当たり前のように東京で見られるようになりました。
上段中央の二葉、高速ホバリングしながら吸蜜しているのは、蛾の仲間のホシホウジャク(スズメガ科) or クロホウジャク(スズメガ科) ではないかと思います。ホバリングしている画像からは判別しにくいのですが、大きさやボディの色から考えると、少なくとも左のはホシじゃないかと...。右のは小さかったので、クロではないでしょうね(^^;
因みに、ホウジャクは蜂雀、容姿が蜂に似ているからだそうです。ハチドリにも似ているので雀かな?
また、ホウジャクとつく種には、ホウジャク・ヒメクロホウジャク・ホシヒメホウジャク・スキバホウジャク(透き翅)もあるようです。(でも、なんで「ヒメ」の位置が違うんだ~~~?w(☆o◎)w)
コスモスによく来ているので何度かカメラに収めているオオスカシバ(スズメガ科 透かし翅が特徴 こちらの過去記事で見られます)については、くだんのサイトに興味深い記述があります:「スカシバという名がついているが、スカシバガの仲間ではない。」 さらに引用します:
「スズメガ科に属するガの一種。(略)和名のとおり翅は透明で、鱗粉がなく、黒い翅脈が走るのが大きな特徴である。羽化した直後には灰白色の鱗粉が翅をおおっているが、羽ばたくと鱗粉がすぐに脱落し、透明な翅になってしまう。この翅の表面には顕微鏡的な微細な顆粒が密生しており、光学的な効果によって、通常のチョウやガの鱗粉を除いた翅よりも、透明度を増していることが知られている。」
なるほど、面白いですね。「顕微鏡的な微細な顆粒」という表現も面白いけど、言い得て妙というか、気持ちはわかる...(^^; 「顆粒」という時点で人工的だし、ある程度の大きさを想像してしまいますが、そんなツッコミを超越してる(^^)v
「よこやまの道」の山椒にいたナミアゲハの幼虫。通りがかりのおじさんが藪の中を覗き込んでいたので、「何を見ているんですか?」と訊いたらこれでした(^^)v
この日は曇り加減でしたが、気温は27~28℃あり、まだアブラゼミが啼いていましたよw(☆o◎)w
一面、刈り取り前の稲がなぎ倒されている田んぼがありました。風の仕業?! なんだか心配です。
こちらは市民農園の知り合いの畑。いつ来てもきれいに手が入れられています。ご本人には会えませんでしたが、この状態を見て安心(^^)v
里山地区から住宅街に少し入ったところにあるカフェ「ON THE HILL COFFEE」。ついついまたスウィーツを食べてしまった(^^ゞ
こちらはおまけ...
昨年の同時季に同じ場所で撮った画像です(2023年9月27日撮影)。7月に受けた白内障の術後、まだ目の調子が安定せず、ブログ記事を書けないでいた頃のものです(^^;
やはりホシホウジャクらしき蛾が写っていますね。鳥はダイサギ。
さぁ、早口言葉です。みなさん、ご一緒に! できれば息継ぎなしで!!
オオスカシバはスカシバなのにスカシバガ科じゃなくてスズメガ科、スズメガ科のホウジャクにはただのホウジャクやクロホウジャクやホシホウジャクやヒメクロホウジャクやホシヒメホウジャクやスキバホウジャクがあるんじゃ~!
のtakuetsu@管理人でした。あぁ、疲れた...(^^;
え! と思ったらスカシバ蛾でした。
黒いアゲハは飛んでるのを見ただけでは全然。
さすが超専門家の娘。
※
小学生の頃、虫に詳しい同級生が「あ、オオスカシバ」と
言ってたんだけど、
オオス・カシバと意味不明な区切りで覚えてたという黒歴史
(^^;
>麻生区とは地続き、当たり前か
「地続き」という表現が言い得て妙ですね。地球上の陸地はみんな地続きですけど(^^;;;
小田急線の最寄り駅までと京王線の最寄り駅までと、ほぼ同じ時間で行けるのですが、前者は麻生区、後者は、駅の上のロータリーは稲城市&下にある改札からホームとなると麻生区、なんです(^^;
我が家から西にちょっと歩けば多摩市ですしね。
実家も練馬区のはじっこ(道路を挟んで目の前の家は昔の西東京市、南に100mちょっと歩けば武蔵野市)でしたし、私ははじっこっこ(端っこっ子)です。因みに、今作った言葉です(^^;
それでもって、多摩地区にお詳しいボッケニャンドリさん、麻生区を正しく読めたら「本物」ですよ! 稲城の人でも「あそうく」と言う人が少なくないのですが、実は「あさおく」なんです(^^;
ご存じとは思いますが、黒いアゲハチョウは全国的にはいろいろな種類があるんですよね。東京で見られるのは、昔はクロとカラスだけでしたが、ナガサキが見られるようになってからも久しく、父が生きていたら驚くことでしょう。
「オオス・カシバ」?! 笑っちゃいました~👏 「オッス! カシバ(君/さん)」みたい(^^)v カタカナで書かれると、スカシバガも一瞬「???」ですよね(^^;
父がジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサを集めていたのを思い出しました(^^; 家で産卵させ、幼虫に与えるのにね(^^ゞ 子育てより蝶育てに熱心だったかも?!
そこに行く途中、
『マムシに注意』って立て札がありました(^^;
※
『あさおく』という読み方を忘れてたニセモノですf(^^;
『マムシに注意』は、私の歩くところには今でもありますよ。近くの親水公園とか、ここでもよく紹介している町田の谷戸とか、あっちこっち。
まだ遭遇したことはないと思いますが、アオダイショウやヤマカガシはよく見かけますね。
明日、明後日とまた逃亡?します。そこにはマムシはいないかな?