えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第4章 手術 8.

2007年06月09日 | 乳がん闘病記
8.
 どれくらいの間隔だったのか不明だが、しょっちゅう看護師が入ってきて、体温と血圧を測っていく。うつらうつらしながら時間が経った。

 夜中の2時頃目が覚める。吐き気は収まっている。でも、のどが渇く…術側の手首から先がしびれている…どこからかおじさんのうめき声が聞こえてくる……。仰向けになっていると腰が痛くなるし、かといって術側を下にはできない、右手には点滴が入っている、導尿の管も入っている、左脇腹からも管が出ていてビンにつながっている。何やら管だらけなのだ。というわけで、体位をうまく変えられない。仕方ないので足を「く」の字に立てていたら、尿意がずっと続いて眠れなくなってしまった。

 30分がんばってみたが、尿意をどうすることもできないのでナースコールする。夜勤の看護師が尿管の具合を見てくれるが、原因はわからないらしい。結局尿管を外してもらった。看護師はベッドの下に便器を置き、必要なときはコールするように言って出て行った。まもなく寝つく。

 4:30 尿意に起こされ、看護師を呼ぶ。術後12時間以上経っているので、歩いても良いと言う。大丈夫そうだったので起きようとすると、ベッドが高いままになっているので低くすると彼女が言う。でも、電動ではないらしく、足側、頭側、それぞれを順番に手で操作して下ろすらしい。看護師はしばらく一人で奮闘していたが、にっちもさっちもいかなくなって、ついに助っ人を呼びに走った。2人がかりでベッドを低くしてもらい、手を借りてトイレに行く。この騒ぎで、隣のKさんを起こしてしまったようだ。

 術側を下にして寝ても大丈夫か?と訊くと、痛くなければOKと言われる。
 その後も何度か目が覚め、管をあちこちつけたままトイレに通う。点滴を入れているから、余計トイレが近いのだろう。手首を曲げると相変わらず痛いし、T字帯の扱いには慣れていないし、お小水をビンに入れる作業も面倒だった。隣のKさんを起こしてしまわないか、それも毎回気がかりだ。―いつまで続くんだ、これは???―

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