「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

「良知」の言葉 第9回 「その数頃の源なきの塘水とならんよりは、数尺の源あるの井水の生意窮まらざるものとならんには若かず。」

2023-07-11 10:41:12 | 「良知」の言葉
第9回(令和5年7月11日) 「その数頃(すうけい)の源なきの塘水(とうすい)とならんよりは、数尺の源あるの井水(せいすい)の生意窮まらざるものとならんには若かず。」   (『伝習録』上巻69) 「水源が無く、いつも淀んでいる広大なため池になるよりも、例え狭くてもいつも水が渾渾と湧き立っているような、生命感溢れる井戸水の様な心境でありたいものだ。」  王陽明のこの言葉は、池のほとりに立ち、その . . . 本文を読む