「良知」の言葉 第9回 「その数頃の源なきの塘水とならんよりは、数尺の源あるの井水の生意窮まらざるものとならんには若かず。」 2023-07-11 10:41:12 | 「良知」の言葉 第9回(令和5年7月11日) 「その数頃(すうけい)の源なきの塘水(とうすい)とならんよりは、数尺の源あるの井水(せいすい)の生意窮まらざるものとならんには若かず。」 (『伝習録』上巻69) 「水源が無く、いつも淀んでいる広大なため池になるよりも、例え狭くてもいつも水が渾渾と湧き立っているような、生命感溢れる井戸水の様な心境でありたいものだ。」 王陽明のこの言葉は、池のほとりに立ち、その . . . 本文を読む