昭和20年12月1日、時の根室市長安藤石典(あんどういしすけ)氏はGHQのマッカーサー元帥宛に「北海道附属島嶼復帰懇請陳情書」を送付し、ソ連の不当占拠を訴えて北方領土返還を訴えた。
それから62年目の今日、根室市長を中心に根室周辺の市町村、東京根室会の方々、北方領土返還運動の関係者など、約300名が集まって、東京銀座で「北方領土返還」を訴えるデモ行進を行った。私も、日本協議会の同志と共に行進に参加した。集合場所の水谷公園で出発式が行われ、長谷川根室市長を始め政府閣僚の挨拶があった。国会議員は鈴木宗男氏など3名が駆けつけていた。
私達は、諸熊氏が作成してきた横幕4本(銃撃事件の糾弾・日本語及びロシア語・英語の北方領土返還訴え)と日本会議熊本の幟を掲げて行進の最後尾に参加した。日本青年協議会の松岡委員長が駆けつけてくれたが、日本協議会や日本会議で知り合いの人は居なかった。産経新聞を見て参加した人なども居られたが、一般の参加者がどれ位かは解らなかった。
根室市が音頭をとっての東京デモ行進は今年の2月7日に続いての2回目、「北方領土を返せ」や「北方領土教育の充実」「世論の喚起を」など訴えた。銀座や数寄屋橋の人通りの多い所を通過した際は多くの人々の注目を集めた。だが、もっと道行く人々の心に染み透る様な訴えが出来ないものか、行進しながら忸怩たるものがあった。本来なら、日本固有の領土に対するロシアの不当支配への抗議は日本人全てが参加すべきものなのである。
根室の人々の已むに已まれぬ思いがどうすれば東京の人々に伝わって行くのであろうか。もっと大きな仕掛けが出来ないものだろうか。
デモに参加するに当り、産経新聞社から今年の7月31日に出版された斎藤勉・内藤泰朗編著『北方領土は泣いている』を読んだ。今後の運動の方向性について大きな示唆を与える書物であり、一人でも多くの同志に読んでもらいたいと思った。
明日は、熊本で沖縄問題と南京問題についての講演を行う。南京や沖縄などに象徴される「敗戦国自虐史観」に立脚している限り、ロシアの北方領土正当化に対する反論は出来ないであろう。ロシアは中国と歴史観に於て連携しようとしている。対中国で歴史観闘争に敗北するならスターリンが起こした「北方領土強奪」や「シベリア抑留」などの国際法上、人道上決して許されない蛮行を正当化せしめる口実をロシア側に与えてしまうであろう。
北方領土返還運動は、国際社会を相手とした「正義の戦い」とすべきであり、ヤルタ協定を批判した米国やバルト三国など、ソ連の暴虐を許さない国々との国際連帯を樹立すべきである。そして、北方領土を有する北海道で開催される「洞爺湖サミット」に於て、北方領土問題に世界の目を向けさせるべきである。
それから62年目の今日、根室市長を中心に根室周辺の市町村、東京根室会の方々、北方領土返還運動の関係者など、約300名が集まって、東京銀座で「北方領土返還」を訴えるデモ行進を行った。私も、日本協議会の同志と共に行進に参加した。集合場所の水谷公園で出発式が行われ、長谷川根室市長を始め政府閣僚の挨拶があった。国会議員は鈴木宗男氏など3名が駆けつけていた。
私達は、諸熊氏が作成してきた横幕4本(銃撃事件の糾弾・日本語及びロシア語・英語の北方領土返還訴え)と日本会議熊本の幟を掲げて行進の最後尾に参加した。日本青年協議会の松岡委員長が駆けつけてくれたが、日本協議会や日本会議で知り合いの人は居なかった。産経新聞を見て参加した人なども居られたが、一般の参加者がどれ位かは解らなかった。
根室市が音頭をとっての東京デモ行進は今年の2月7日に続いての2回目、「北方領土を返せ」や「北方領土教育の充実」「世論の喚起を」など訴えた。銀座や数寄屋橋の人通りの多い所を通過した際は多くの人々の注目を集めた。だが、もっと道行く人々の心に染み透る様な訴えが出来ないものか、行進しながら忸怩たるものがあった。本来なら、日本固有の領土に対するロシアの不当支配への抗議は日本人全てが参加すべきものなのである。
根室の人々の已むに已まれぬ思いがどうすれば東京の人々に伝わって行くのであろうか。もっと大きな仕掛けが出来ないものだろうか。
デモに参加するに当り、産経新聞社から今年の7月31日に出版された斎藤勉・内藤泰朗編著『北方領土は泣いている』を読んだ。今後の運動の方向性について大きな示唆を与える書物であり、一人でも多くの同志に読んでもらいたいと思った。
明日は、熊本で沖縄問題と南京問題についての講演を行う。南京や沖縄などに象徴される「敗戦国自虐史観」に立脚している限り、ロシアの北方領土正当化に対する反論は出来ないであろう。ロシアは中国と歴史観に於て連携しようとしている。対中国で歴史観闘争に敗北するならスターリンが起こした「北方領土強奪」や「シベリア抑留」などの国際法上、人道上決して許されない蛮行を正当化せしめる口実をロシア側に与えてしまうであろう。
北方領土返還運動は、国際社会を相手とした「正義の戦い」とすべきであり、ヤルタ協定を批判した米国やバルト三国など、ソ連の暴虐を許さない国々との国際連帯を樹立すべきである。そして、北方領土を有する北海道で開催される「洞爺湖サミット」に於て、北方領土問題に世界の目を向けさせるべきである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます