「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

吾らが世代的責任

2006-09-29 19:46:21 | 日々の出会い・感動
熊本県では、10月30日の教育勅語発布記念日に合わせて、教育勅語奉読式が毎年開催されている。昨日はその会議に出席した。さらに今日は、主要祝日等熊本県奉祝会の総会が開催された。これらの会合は、郷友連盟の方々が中心で守り伝えて来られ、日本会議熊本も協力して来たが、高齢化の波が大きく、例年、規模が縮小されているのが現実である。勿論、運営に携わっている方々も危機感は持っておられる。だが、その対策を時間をかけて練り上げ、かつ運営組織を強化していくという抜本的な対策を講じている訳ではないので、だんだんと尻すぼみになっているのである。

教育勅語奉読式を長年に亘って行ってきているのは、全国で熊本県しかなく、その事自体は素晴らしい遺産である。だが、「教育勅語」の意味や制定経緯などを全く知らない戦後世代が大多数となっていく中では、参加者の層を拡大して行く為には、様々な工夫が必要となって来る。安倍内閣が「教育改革」をスローガンに掲げ第一の課題としている以上、この「教育勅語奉読式」にも新たな意味づけを行い、より多くの教育関係者や保護者にも訴えて行ける様な「日本の良き教育を振り返る日」としての「奉読式」とすべきではないかと思う。

主要祝日等熊本県奉祝会は天皇誕生日と建国記念日の奉祝行事を長年に亘って行って来ている。熊本県では、昭和40年代に県議会が、奉祝行事への県の協力を議決しており、熊本県と熊本市は、式典に必ず代表が参列している。細川県知事の時代には、県の部課長以上が全員参列した事もあったという。だが、今はそれほどの気持ちを県や市は持っていない。数年前に全国の建国記念の日奉祝行事の中で、注目し参考にすべき所を調査に赴き、報告書をまとめて奉祝会に提言した事があった。今日の総会で、日本会議熊本の山内会長が奉祝会の会長となられ、私が奉祝会の実行委員長に就任したので、今後、主要祝日等熊本県奉祝会の有り方や展望について、腰を据えて考え充実を計って行きたいと思う。終戦60年を過ぎて、民族運動にとっても、これ迄の遺産を受け継ぎ、如何に発展させていくのかが切実に問われている。その意味でも、全国の日本協議会の同志たちの連携と活躍とが求められている。

日本会議熊本の事務局では、明日の「悠仁親王殿下のご誕生をお祝いする熊本県民の集い」の準備におおわらわである。ご誕生から24日での奉祝行事であるが故に、中々第1部と第3部の出演団体や登壇者が決まらずに事務局は大変だったが、県知事や熊本市長の代理、衆参両院議員や県議、青年代表なども漸く決定した。第3部「お祝いコンサート」も保育園児の太鼓や青年による「古事記」劇やキリストの幕屋の青年・子供による「神勅」の歌など、万世一系の皇統護持と親王殿下ご誕生のお祝いに相応しい内容が揃った。勿論、第2部は旧竹田宮家の竹田恒泰氏の講演であり、この講演だけは半年前から準備していた。「集い」に対する協賛金も毎日寄せられており、人々の親王殿下ご誕生に対する熱い思いを実感する。明日は、午前中は日本会議九州ブロック代表者会議、午後は「悠仁親王殿下のご誕生をお祝いする熊本県民の集い」と頑張らねばならない。

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