ケイシロウとトークアバウト

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こもりのおばちゃま😱~ストップ・ザ・引きこもり!!

2022-05-04 23:11:00 | 日記






マサヤという高校生がいた。
四つ下の妹エツコと二人兄妹やった。
マサヤの家には、
いわゆる、
開かずの間があった。
そこには、
マサヤたちの叔母にあたる女性が引きこもっているということで、
この部屋は、
絶対立ち入り禁止やった!

この引きこもりの叔母は、
こもりのおばちゃまと呼ばれ、
マサヤが産まれる前から、
そこに引きこもっているということやった。
けど、
マサヤは、
一度もこもりのおばちゃまを見たことがなかった。
ただ、
マサヤの母親が、
部屋の前で、
食事を置いて、
何事か呟く姿は、
時々目にするんやった。
また、
食事後の食器類が、
いつのまにか置かれ、
母親が片付けていた。

マサヤが小学六年生の時、
一度、
こもりのおばちゃまを見ようと、
外から、
双眼鏡を使って、
こもりのおばちゃまの二重カーテンかかった室内覗こうとしたら、
二重カーテンから、
凄まじい唸り声とともに女性の目が、
マサヤを睨み付けていた。
マサヤは絶叫して、
逃げた!

そんなこもりのおばちゃまの恐ろしい思い出とともに、
引きこもりだけはしないと、
エツコともども、
心に誓うんやった。

ある日、
学校の運動場で野球してたマサヤは、
ホームランを打った!
が、
その球が、
教頭先生の頭に直撃して、
脳震盪を起こさせた😳
マサヤは、
体育教師から、
怒鳴られ、
悲しくなって、
早退した。

家に忍び足帰宅したマサヤは、
こもりのおばちゃまの部屋が開いてたので、
心臓バクバクの中、
室内を覗いた。
そしたら、
母親が座って、
こもりのおばちゃま用の食事を食っていた。
マサヤは驚きながら自室に戻った。

しばらくして、
再びこもりのおばちゃまの部屋に足を向けたら、
部屋は閉まっていて、
ドア🚪前には、
食後の食器類が置かれていた。
そこに、
台所から、
母親が現れ、
汚れた食器類を持って行った。

結局、
その後も、
マサヤはこもりのおばちゃまを目撃することはなかった。
そしてマサヤは、
この話をダチの一人であるノブミツに語った。

この出来事から5年が過ぎ現在に至る。

相変わらず、
こもりのおばちゃまは謎らしいけど、
もともと、
こもりのおばちゃまとか、
最初っから存在しなかったかもしれないとノブミツは言う。
ノブミツは、
母親が、
マサヤとエツコに、
引きこもりの怖さを実体験させようとした、
自作自演やと結論した。
けど、
引きこもりの怖さを伝えるというだけで、
マサヤが産まれる前から現在まで、
こもりのおばちゃまがいるという自作自演を、
続けられるものやろか🤔

とにかくレフティ、ケイジロウ。
こんな不完全燃焼の話からでも、
ただ、
引きこもりは100%に近く、
アウトであることは、
言うまでもない!