1976年7月4日。
馬場亜子とマスラオの馬場夫妻が、
テレビを通して、
アメリカ🇺🇸建国200年の式典を見ていた。
そばには、
ファンファファターレ・ベルトリーチェこと、
イタ公の伊太郎が、
茶を飲みながら、
「やっぱりお茶は静岡です」と言った。
馬場亜子が、
「日本慣れしたもんや伊太郎。マフィアのおいさんは建国200年にナニしよるんやろ?」と尋ねると、
伊太郎は、
「覚醒剤売り捌いてますわ」と答えた。
そこに電話がなり、
伊太郎が受話器📞をとった。
そして、
馬場夫妻に、
「会長さん方がお集まりになられ、誠組の組長さん夫妻との話し合いの場を持ちたいとのこと。いよいよ殺されるかもしれませんね」と言った。
マスラオはキレて😡
「貴様!こら。アメリカ建国200年の時にナニを縁起でもないこと言いよんや!」と怒鳴り、
電話で指定された国際ホテルへと向かった。
会長の舎弟から、
四方を襖に囲まれた、
非常に豪華な和室へと通された馬場夫妻に、
舎弟は、
「襖が開き次第、お辞儀していただきやす。すじから外れ過ぎますさかいには胸にドス刺しますさかい」と低く言うと、
伊太郎は声を震わせ、
「そうどすか😨」と答えた。
馬場夫妻と伊太郎は、
正面の襖の前に正座していた。
そこに、
「会長来られましたさかい!」という声が響き、
襖が開く音がしたので、
すぐに、
馬場夫妻と伊太郎はお辞儀した。
そして顔を上げたんやけど、
正面の襖が閉まっていたので、
マスラオは、
「会長はどこにいさらすんじゃ!」とイラつく💢と、
後方から、
「ここじゃ❗️」という声が響いた!
馬場夫妻と伊太郎は慌てて後ろを振り返り、
会長の姿を見て、
襖を間違えたことを悟った。
そして、
馬場夫妻は、
自分達の策略で、
刑務所にぶち込んだ、
[誠組]のシンの組長の誠吉と妻の信子、
そして息子の任侠佐七の姿を見た。
馬場亜子は満面の笑みを浮かべ信子に、
「まぁ姉さん!ご無事で」と言うと、
信子は、
「黙れ❗️下人アマが❗️テメーら、吊るしてドス喰らわすところを、会長がケジメの盃でお許しするように仰せつかっておるのじゃ❗️」と声を荒げた!
組長の誠吉は、
「お前ら馬鹿夫妻も使いようじゃ!誠組は全国的な抗争に巻き込まれるんや。だからお前らには、第二の誠組として、わしらの盾となってもらう。今まで通り誠組を名乗れ。本物はお前らの後ろにおることになる」と言うと、
信子も、
「鉄砲玉や!お前ら馬鹿夫妻にふさわしいわ!」と言って笑った。
馬場亜子は、
「姉さん、鉄砲玉なんてあんまりです。せめてライフル玉にしてください」と言うと、
マスラオが、
「貴様!こら。組長夫妻の身代わりという意味の鉄砲玉がナンでライフル玉になるんや⁉️説明せい、ババア❗️」と怒鳴った!
馬場亜子は、
「ババアじゃねえ!馬場亜子じゃ、貴様❗️ナンでいつも最後の子を省くんじゃ❗️」と怒鳴って、
小刀でマスラオの腕を刺した!
マスラオは悲鳴を上げて🙀
「貴様!こら。誰に刃物向けとんじゃ!!」と叫んだ!
誠吉は素知らぬ顔で、
「まぁ、お前ら馬鹿タレではもつものももたん。それで佐七監視の元に、ファンファファターレ・ベルトリーチェを置こう。五大ファミリーのドンの甥ごにドス振りかざすアホもおらんよってに」と言った。
会長が満足そうに、
「盃じゃ❗️」と叫ぶと、
誠吉と信子のそばに、
馬場夫妻がやって来たが、
馬場亜子が正座のし過ぎで足が痺れて、
転んでしまい、
盃を割ってしまった!
会長の舎弟が馬場亜子に、
「ナニ盃を割りよんやババア❗️」と凄むと、
馬場亜子は舎弟に、
「ババアじゃねえ!馬場亜子じゃ、貴様❗️」と叫んで、
小刀で舎弟の腕を刺した!
舎弟は悲鳴を上げた!
会長は満足そうに誠吉に、
「あの馬鹿夫妻もなかなかの使い物になることやろう」とニヤリとすると、
誠吉も、
「誠組にとってはナニよりの馬鹿夫妻です」とニヤリと返し、
任侠佐七は、
「任侠界きっての馬鹿ですけど、誠組が無事ならそれに越したことはありません」と言った。