安食堂の丸メロの洋子の友達の妹に、
リンコという名の10代女性がいた。
リンコの家は、
酒癖の悪い父親のせいで、
肩身の狭い学校生活を余儀なくされた。
父親は島倉千代子の大ファンやったせいで、
明けても暮れても、
「人生いろいろ」を聞くので、
リンコと姉は、
「人生いろいろ」の歌が頭にこびりついてしまった。
リンコが高校を卒業すると同時に、
肝硬変が悪化した、
父親は空のお星様になった🌟(🙏)
リンコは、
引きこもって無気力な生活をしていたが、
あるネットの書き込みに、
人を引き込む井戸のことが書かれていて、
興味を持った。
リンコが井戸がある現地に到着すると、
ある女性がスマホ📱片手に井戸を覗き込んでいたが、
そのまま落下した。
井戸は思ったより浅かったので、
女性は自力で上がってきた。
ずぶ濡れやった。
リンコが木の葉を一枚拾って女性に向けて、
「これで体を拭いてちょうだい」と言ったが、
女性は一枚の木の葉を見て、
「そんなもんで、乾くか😠❓」と言ったが、
付け加えて、
「アンタ何か見なかった?あたしを井戸に引き込もうとした存在を?」と問いかけた。
リンコは、
「あなたの後ろに手が現れて、人生いどいどと言う声とともに、あなたの背中を押したわ」と答えた。
女性は顔が青ざめて、
「人生いどいどですって?ナンて恐ろしい井戸なの⁉️噂は本当やったわ!」と言った。
この噂が広まり、
多くの者が訪れ、
その何人かは落下したので、
『人生いどいど』という井戸は恐れられた。
同時に、
リンコの名も有名になった。
ある日、
茶髪のオンナが、
『人生いどいど』にやって来て、
中を覗き込みながら、
「つまらないわ!ナニもないじゃん!」と言ってたところをリンコが来て、
茶髪オンナの背中を押したので、
茶髪オンナは落下した。
同時に、
林の奥からスマホ📱を持った女が現れ、
「動画を撮ったわ。やっぱりアンタが突き落としていたのね!」と言うと、
リンコは慌てて、
「あたしナニも知りません。ナニも覚えていません。人生いどいどです!」と取り乱した。
が、
通報されて、
警察が呼ばれた。
警察が来たとき、
井戸に突き落とされた茶髪オンナは警察官にリンコを指して、
「おまわりさん❗️コイツを死刑にしてください❗️」と大声出した!
リンコはパニくり、
「あたしナニも知りません!人生いどいどです!」と言って気絶した😵
警察で取り調べを受けたリンコは、
港ツウコこと港ツンコの病院に連れて行かれた。
付き添いの警察官とリンコが病院内に入ると、
いきなり港ツンコが診察室からかぼちゃ🎃顔のコウコの後頭部を掴み、
壁に叩きつけた(壁ドンならぬ壁ゴン😳)!
コウコは港ツンコに襲いかかり、
二人は互いに首を絞めあって廊下を転がった。
リンコの付き添いの警察官が大声で、
「お二方!連行しますよ!」と言うと、
二人は手を離した。
コウコは港ツンコに、
「今度お前に会った時は、外れた宝くじ券を持たせてやるからな!」と捨て台詞を残して立ち去った。
港ツンコはコウコの後ろ姿に、
「やかましいわ❗️破れ豚マンが❗️」と罵声を浴びせた。
が、
リンコと警察官に気づき、
「お見苦しいところをお見せしました」と頭を下げた。
警察官は心に、
「見苦し過ぎるわ!」と毒づいたと言う。
診察室で、
港ツンコは、
一連の出来事を警察官から聞いた。
リンコは、
「人生いどいどなのよ!」と何度も言いまくった。
港ツンコはリンコを強迫性障害だと診断した。
強迫性障害とは内なる不安が様々なミョーなことを引き起こす精神疾患や。
リンコの場合、
酒癖の悪い父親の体罰と島倉千代子の『人生いろいろ』がトラウマになって、
引き起こされたという最終診断がくだされた。
リンコも思い出した。
父親は、
島倉千代子の『人生いろいろ』を聞いてる時に決まってリンコの背中を突く癖があったことを。
ここで港ツンコは、
強迫性障害克服の為に自作したツンツン体操を教えることにした。
ツンツン体操とは、
顔をツンツンさせながら、
「ツン❗️ツン❗️ツン❗️ツン❗️」と叫んで、
両手を腰に当てながら、
前方に何度も軽くジャンプすることやった。
これを一日五回、
すなわち、
起床時、朝食前、昼食前、夕食前、就寝前にすることを義務付けた。
そして、
きちんとツンツン体操をしてるからどうかを見張る為に、
リンコはひと月の入院生活を余儀なくされた。
こうして、
ツンツン体操が、
リンコの一日を儀式化したので、
リンコの強迫性障害は緩和した。
リンコにとっての人生いどいどは人生いろいろに変わった。
が、
リンコが入院してた時も、
人生いどいどのあの井戸では、
人の落下事故が絶えないという😨