カッちゃんと親友のかんちゃんは、
その日の夜は格別に酒を飲んだ🥴🥴
人は酒を飲めば、
通常よりも気が大きくなるもの。
二人も例外やなかった。特に冷害に等しい人間関係を築いてる二人には。
そんな二人の前に、
美しくも神秘的な女性が、
酒に酔った足取りで歩いてきた。
たまたま、
夜霧が出ていたので、
神秘さに美人女性特有の魅惑さが映えることとなった。
カッちゃんとかんちゃんは女性に近づき、
「見惚れてしまいました」と、
しらふの時には絶対に言わないセリフを吐いた。
女性は無表情に、
「構わないでください。あたしはなぞのオンナですから」と答えた。
この話ぶりが、
更にミステリアスな魅惑を強めた。
カッちゃんとかんちゃんは、
「よければ飲みなおしませんか?」と尋ねた。
女性は、
「よしてください。あたしはなぞのオンナですから」と断るので、
カッちゃんとかんちゃんは、
我慢できなくなって、
女性の手を取って、
「いいじゃないですか!」と強引に言った。
女性は強く、
「手を離してください!あたしはなぞのオンナですから!」と言った。
カッちゃんとかんちゃんが手を離さないでいたら、
数人のこわもてのにいちゃん達が来て、
カッちゃんとかんちゃんに、
「お前ら、なぞ(名曽)さんの女性に手を出しやがったな!」と怒鳴った。
カッちゃんとかんちゃんは、
これはどういうことかと考え込んでいたら、
こわもてのにいちゃん達が一斉に頭を下げたところに、
組の幹部である名曽(なぞ)が来た。
そしてカッちゃんとかんちゃんに、
「いてもうたろか、あんじょう❗️」とドスを効かしたので、
カッちゃんとかんちゃんは絶叫した😱😱❗️❗️
そんなカッちゃんとかんちゃんに、
名曽(なぞ)のオンナは、
「だから申し上げましたでしょう⁉️あたしは名曽(なぞ)のオンナですから、と」言った。
それでやっとカッちゃんとかんちゃんは、
完全完璧ではあるが誰でも間違える可能性が高い、
謎(なぞ)と名曽(なぞ)の勘違いやったことに気付いた。
名曽(なぞ)はこわもてのにいちゃん達に、
「今夜は駅前の餅焼き屋のばばさんが、商品の餅をつまみ食いして、喉に餅を詰まらせて搬送された。やからこの二人に餅を焼かせて償わせろ!」と命令した。
そして、
名曽(なぞ)のオンナと歩き去った。
こうして、
夜霧ははれても、
餅焼きの白い煙に包まれるその夜を、
カッちゃんとかんちゃんは、
過ごすこととなった。
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