
那須塩原温泉郷の一角に板室温泉という昔ながらの湯治場の雰囲気を残す温泉がある。
宇都宮近くの病院に入院している実兄を見舞うついでに、少し足を延ばして一人温泉浴をしてみようと
思い立って出かけたのだが、この温泉は私の父が晩年毎年神経痛の湯治に春秋1週間くらい
出かけて愛用していたところで、以前から一度は行ってみたいと思っていたところである。
今の時期、紅葉があるわけでもなく道路わきに雪が残されている風景はひなびたものだが、
誰もいない露天風呂に入ったときは静かなたたずまいでのんびり楽しめるものだった。
さすがにこんなところまで煩い外国人(中国人)は来ないでしょうと宿の主人に聞いてみたら、
他の旅館には来ないが、ホテルとなっているこの宿には紅葉の時期などには中国人が来るという。
中国人はうるさいので周囲が迷惑するし、使用後の部屋のごみが汚く、マナーが悪いので
宿としては来てほしくないという。
この話は、道東の羅臼の民宿でも聞いたことがあり、羅臼の民宿は中国人お断りが多いそうだ。
でも今や、中国人観光客は大事な観光収入源となっているから仕方ないのかな
かつての日本人も、海外で同じような評価を受けていたかもしれないネ