多摩動物公園 チータ(Cheetah) 「イブキ」・「シュレン」
普通のチーターとキングチーターの身体の模様を見比べるには「イブキ」・「シュレン」兄弟が同時に展示されている時が絶好のチャンス! 模様の違いは一目瞭然です。「イブキ」はキングチーターで「シュレン」は普通のチーターです。
通常のチーターの体には独特の斑点模様がありますが、キングチーターはその斑点がつながり、帯状となるのが特徴です。発見当初は別種とされていましたが、遺伝的な研究によって両者は同種と判明し、キングチーターはチーターの変異個体であることが明らかになりました。世界では野生個体と飼育個体を合わせても、数十頭ほどしかいないという報告もあります。
チータ(Cheetah)は、陸上を走る動物の中ではもっとも速く、時速100キロメートル以上のスピードで走ることができます。ただし、このスピードは長続きせず、継続して400メートルほどしか走ることができません。獲物を捕らえるときは時間をかけてそっと近づき、30メートルほどの距離から一気に追いかけてしとめます。